Whiteのふりーとーく

2006年6月後半

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6.16

@2006FIFA W杯 グループB イングランドvsトリニダード・トバゴ

グループリーグも二周目。一周目で最も気に入ったトリニダード・トバゴは今日も今日とて粘り強いディフェンスでゲームを立ち上げる。とにかくやることの意志が明確だ。ペナルティエリア前後で2本のラインを作り、人に寄せスペースを消してからボールに行く守備を繰り返す。カウンターとセットプレーも鋭く、押し込まれては一刺しを狙って押し戻すという展開を繰り返す。イングランドが前半終了時点で62%という高いボール保持率であったにも関わらず、印象としては互角であった。

より圧巻なのは後半だった。トリニダード・トバゴはときには十人で守るようになり、イングランドに攻勢を強要する。前半よりもやや高い位置でボールを奪い、好機と見るやすかさずカウンターも忘れない。明らかに狙っての打ち合いだ。かと思えば押し込まれ過ぎたときには遅攻を展開してイングランド守備陣を帰陣させ、守備の負担を軽くするという高度な試合運びまで見せる。イングランドはルーニーを始め75分までに交代枠を使い切って攻め立てるが、前がかりになりすぎ攻め疲れも見えたイングランドはプレスもかけられなくなり始め、むしろ得点の匂いはトリニダード・トバゴの方が強いほどだった。

これはスウェーデン戦の再現なるか、そんな気配も強くなった83分、数少ない一瞬の隙がベッカムに与えられた。クロスが198cmのクラウチの頭に見事に合い、イングランド先制。それでもトリニダード・トバゴは勝負を諦めないが、ロスタイムに入りジェラードがミドルシュートを叩き込んで2-0。

最後は地力で決まったが、それにしても見事な試合、堪能した。

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6.17

@2006FIFA W杯 グループC オランダvsコートジボアール

なにを語ることがあろうかという攻め合い。オランダは前半に訪れたチャンスを確実にものにしたが、そこからコートジボアールの猛攻が始まった。テクニックとスピードと強さが存分に発揮されるも、一流とは言えないオランダのディフェンスはしかし粘り強くコートジボアールのある攻撃をしのぐ。自然激しいゲームとなり多くのカードも出たが、互いの攻撃の持ち味が実によく発揮された。それ以上何を言うことがあろうか。攻撃的なフットボールという快楽を体現したような、この試合に。

惜しむらくは、この魅力的なフットボールを展開したコートジボアールが敗退したこと。これほどのチームが未だ勝ち点0なのだということが、ひどく残念に思える。

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@2006FIFA W杯 グループC アルゼンチンvsセルビア・モンテネグロ

コートジボアールとの一戦とはうって変わって、アルゼンチンがそのラテンぶりを発揮しまくった一戦だった。前半だけで3点、後半でも3点。期待された試合だったが中身としては一方的なものとなってしまった。しかし大会全体の流れでは、この試合は大きな意味を持つかもしれない。アルゼンチンはグループステージ突破を決め、おまけに後半の大半を主力の温存とFWのフィッティングに使うことができた。次節オランダ戦も互いに消耗を避ける戦いとなるであろうと考えれば、1.5試合も休息できるのは極めて大きなことだろう。

画竜点睛を欠くとすれば、点を取った選手がバラバラであったことぐらいか。ここで固め打ちしておけば、ぐっと得点王も近づいたであろうから。

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6.19

@2006FIFA W杯 グループF 日本vsクロアチア

週末の試合は全部見たのだけど見るのでいっぱいだったので観想書いてない。ということでとりあえずこの試合についてだけ。

_試合はどちらもふがいないものだった。どちらも勝ち点3を目指しながら達成できず、課題だけが残った凡戦、書くべきことなど大してない試合だった。だからもう後は、自分の国のチームのことだけを書こうと思う。だが書く前に、とてもじゃないが代表チームに向けるべき言葉でないのを知りながら、敢えて言わねばならない悲しさを表明しておく。

さて、後半、クロアチアに得点を意識しながら加地への対抗をも意識した交替があった。この試合については、その事実がほぼ全てを物語っていると思う。あるいは4年前と今の加地とアレックスを比較すればよい。

加地は本当に成長した。まずは守備的な選手としてチームに入り、守備的なタスクを確立させると、今度は攻撃面でのタスクを自ら学び取った。今やチームにとって不可欠の存在となった。

対するアレックスは、ほとんど何も変わっていない。技術と速さを持ちながら、タスク意識は幾ど育たなかった。良くも悪くも才能頼みのままで4年を過ごし、判断の遅さが折角の持ち味を殺しつづけたのも変わらなかった。

その結果が、攻撃的なはずの選手を配した左サイドではなく、守備的なはずの選手を配した右サイドからの攻撃の方がより効果的な――おそらくは監督の望んだ創造性あるプレーを披露できたという現実だ。無論フットボールに技術は必要だ。だがしかし、フットボールとは技術以上に意識で行うものだ。

_同様のことが、FW陣にも言えると思う。絶好機での柳沢のシュートミスを責める声は当然だ。あれを外すなどもってのほかだ。だがしかし、他のFWはそもそもシュートを打とうとしたか? ゴール前で絶好のチャンスを貰った玉田が(それこそまるで柳沢のように)パスを選択したのは何故だ? 高原はそもそもゴール前でどれほど仕事をしたのだ?

やろうとして失敗したのと、やろうともしなかったのと、どちらがより責められるべきなのか。――無論どちらも責められるべきだろう。彼らはプロで、やろうと思ったことをやるのが仕事なのだから。だがしかし、技術などより意識こそが重要であるのなら、少なくとも意識があったことの方がマシに思える。

_意識がない、あるいは自分の意識に拘りすぎた選手が、真の自由を知る選手にやむなく仕事をさせた。それはたとえば中村やヒデの疲労という形で現出し、彼らが真に成すべき仕事をさせる力をも削ってしまった。

このチームにリケルメのようなことをしていい選手がいるとすれば、それは中村であるべきだ。では実際はどうだったか? 自陣に戻り献身的な守備をしてしかも攻撃のタスクまで背負う、そんな仕事をするべきだったのは誰なのだ?

ところで日本代表にとってもう1つの敵として、我が国の経済規模というものがあることは指摘しておこう。全出場チーム中で2戦とも疲労の激しい昼間の第1試合を戦ったのは日本だけのはずだ。忌々しい時差と商業主義がなければ、もう少しマシな戦いができていたかもしれない――などと悔しがったところで、どうにかなる話でもなかろうが。

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6.20

@2006FIFA W杯 グループG スイスvsトーゴ

前節において、シナリオ通りの完璧な結果を掴んだスイスと、逆にプランを完全に破壊されたトーゴの勝負。

お互いここで勝つのが事実上の必須条件だが、迎えた状況は対照的だった。その勢いがそのままに、スイスが16分という早い時間に先制、そのまま後半に突入する。

この時点で、両者の対照ぶりはそのまま引き伸ばされ、グループステージ前半を完璧にこなしたスイスと完璧に失敗したトーゴ、という図式になる。スイスは格が変わらぬ相手でも前節同様にギガックスを早々に下げ、ハカン・ヤキンを入れてシステムチェンジ。チームの維持を図る。後のないトーゴは次々にMFを下げFWを投入しパワープレーで得点を狙ったが、バランスを意識し整えることでフランスを抑え込んだスイスの自信を崩すには至らなかった。逆に88分、スイスが追加点を叩き込んで事実上のゲームセット。

次節、180分間を完璧にこなしたスイスと、苦しみながらもやはり目論見を成した韓国戦が楽しみだ。

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6.24

@家で寝れない

出張で2泊3日で南紀まで行ってきて、帰ってきたら今度は身内に不幸があって明朝福岡へ行くことに。これで月曜起点で考えると出社が2回で家で寝るのが3回という不思議な1週間になることがほぼ確定。……不謹慎だとは思うが間がいいんのか悪いのか、などと思ってしまう。

そんなわけでW杯の試合は観てないものが溜まりまくり。観た試合については書きたいこともいろいろあれど、やむなく保留。

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6.25

@2006FIFA W杯 グループF ブラジルvs日本

勝ち抜けを決めたブラジルはメンバーこそ落としつつもロナウジーニョ&カカは出場、対する日本は不振のFWや出場停止の宮本の代わりに坪井とこちらもメンバーを入れ換えての試合。しかし両チームの選手の入れ換えの意味はまったく違う。

_結局はその違いがそのまま出たゲームとなった。1試合まるまる調整試合に回せる強豪国と、最終戦のわずかな可能性を掴むための足掻きに出たチーム。

_試合は全体としては押されながらも、日本が得意の形、スルーパスに反応しての流し込みに成功して先制という形で動いた。そしてそこからが始まりで、明らかにやる気なく流していたブラジルにやや本気が宿った。

だが前半のブラジルの攻めは「伏線を張る」ためのものに終始していた。ドリブルを使わず、裏を狙うこともせず、ペナルティエリア外側で遅攻を繰り返す。予定外の失点はあったが、前半はこのまま折り返せば十分、という腹づもりだったのだろう。実際もう1点を取らねばならない日本に対しては、論理的に正しい選択であり、ブラジルのゲーム運びは完全に勝っている試合のそれだった。しかし日本は結局堪え切れずにロスタイムに失点。

_そして前半に織り込まれた全てが後半に噴出した。ブラジルの遅攻に合わせて上がるイメージをなくしたディフェンスに対し、連続してミドルシュートが突き刺さった。バランスを取るために小笠原OUT中田浩二INが行われたが効果が出る前にまたもミドルで3-1。

ほぼ絶望的になったが巻OUT高原IN。しかしその高原が投入して3分も経たぬうちに負傷。わずか5分ばかりのプレーで大黒に交替したところで、もはや完全に望みは尽きた。

ブラジルはロナウジーニョとカカを交替させたばかりか、ロナウド復活の兆しとも思える4点目を勝ち取ると、GKジダOUTセニINという(日本にとっては)屈辱的な交替まで行った。中田浩二は3-1になった直後あたりから効果を発揮してその高いタスク意識が健在であることを披露し、アレックスの上がりをも引き出したが、時は既に遅かった。

終わってみればブラジルのあらゆる面での上手さが出た調整試合だった。

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@2006FIFA W杯 日本代表総感

結局のところ「メンバーを固定しての熟成」という当初の方針が失敗した、というのが今大会の結論なのだろう。改めて(本来改めるまでもない)個人の力と監督の力の重要性が確認できた、といったところだろう。

もともと印象を引きずって選手を起用してしまう傾向の高い監督だったが、大会前の対ドイツ親善試合で高原が2発も決めてしまったことに始まり、それを引きずったまま終わってしまった。そういう意味で、グループリーグ最終戦の高原負傷交替は非常に象徴的だった。

ヒデの弧軍奮闘を賞讃する声があり、実際彼の奮闘ぶりにはついては同意するのだが、彼の孤立ぶりが今回のチームの問題でもあった。ラインを上げられないディフェンスに、ヒデは中盤底から上がることで刺激を与えようとしたが空回りし続けた。そのギャップの間でアレックスのタスク意識の低さが際立ってしまい、その穴を埋めるために攻撃の選手が守備に奔走させられた。なにもかもちぐはぐだった形がようやく修正されたのは、グループステージの残り30分、中田浩二投入後だったが、それは事前の親善試合の段階で行われるべきことだったろう。

監督の決断、チームの修正、選手交替、等々、なにもかもが「遅い」というのが強引なまとめだろうか。唯一早かったことと言えば、ここでジーコを監督に起用してしまったことぐらいだろう。

なんにせよ、真に世界との差を知ることはできた。知ったことを結実させられるのは早くても10年後だろうが、せめてこれが糧にしなければならないだろう。そのために協会が為さねばならないことは、あまりに多いだろうが。

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6.26

@{BKH}sevenbitとmewとprocmail

社内で製作されているIssueTrackerがASP.NETを使って作られていて、こいつが見事に.NET Framework 2.0 の System.Net.Mail 名前空間の SmtpClient/MailMessage を使用して、日本語(ISO-2022-JP) を Content-Transfer-Encoding: 7bit で送信する完全な方法は存在しないというのを踏んでいる。

そしてこいつがとても正しい挙動をするmewと相性が悪い。どっちが悪いかと言えば勿論.NETだがそいつをmewで吸収するのはやはり不愉快である。

_こんなときにはバッドノウハウの出番だ! ということでprocmail様の登場である。

まずはun_sevenbit.plというスクリプトを書く。

#!/usr/bin/perl
while(<>){
    last if /^$/;
    s/^(content-transfer-encoding:) sevenbit/$1 7bit/i;
    print;
}
print;
while(<>){
    print;
}

続いて.procmailrcに以下の記述を追加する。

:0fw
| un_sevenbit.pl

以上で解決。

_別解として.procmailrcに以下のように書く方法もありそうだがバッドノウハウ度があまりに上昇するので却下。

:0fw
| perl -npe '$body = 1 if(/^$/);s/^(content-transfer-encoding:) sevenbit/$1 7bit/i if $body != 1;'

_ちなみにBKHはBadKnowHowの略。これをわざわざBKHと略してみるのもバッドノウハウ――というのは半分冗談だけど半分は本気なのでそのように。

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6.29

@{BKH}memo : HTTP by WinInetのパケット送信タイミング

[HOWTO] 第 2 のスレッドを作成して接続タイムアウト値を制御する方法というステキなバッドノウハウを知らなかったために微妙にハメを喰らいそうなので、待っているかもしれない修正のために下調べ。

当該記事にも書いてあるけど、送信側は

がパケット送信のタイミング。以上いちおう確認済。念のためHttpEndRequestするまではタイムアウト制御の対象にするべきですかね。

_受信側はInternetReadFileとかInternetReadFileExが該当するのかな? 目の前にあるアプリだとレスポンス量が少な過ぎて(OSが?)即座にバッファに溜め込んじゃうのでよくわかりません。試しにでかいファイルを取得するコードでも書いてみるか。

_サンプルコードもまあ丁寧なんだけど、スレッドとして別関数にしなきゃいけないあたりで見通しはどうしても落ちる感じ。UNIX系のALARMによる処理が美しいのかといわれると微妙なとこなんだけど。

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