Whiteのふりーとーく

2006FIFA W杯 グループB イングランドvsトリニダード・トバゴ

About this Page |過去分一覧

近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS

< 2006FIFA W杯 グループH スペインvsウクライナ | 2006FIFA W杯 グループC オランダvsコートジボアール >

 

2006FIFA W杯 グループB イングランドvsトリニダード・トバゴ

グループリーグも二周目。一周目で最も気に入ったトリニダード・トバゴは今日も今日とて粘り強いディフェンスでゲームを立ち上げる。とにかくやることの意志が明確だ。ペナルティエリア前後で2本のラインを作り、人に寄せスペースを消してからボールに行く守備を繰り返す。カウンターとセットプレーも鋭く、押し込まれては一刺しを狙って押し戻すという展開を繰り返す。イングランドが前半終了時点で62%という高いボール保持率であったにも関わらず、印象としては互角であった。

より圧巻なのは後半だった。トリニダード・トバゴはときには十人で守るようになり、イングランドに攻勢を強要する。前半よりもやや高い位置でボールを奪い、好機と見るやすかさずカウンターも忘れない。明らかに狙っての打ち合いだ。かと思えば押し込まれ過ぎたときには遅攻を展開してイングランド守備陣を帰陣させ、守備の負担を軽くするという高度な試合運びまで見せる。イングランドはルーニーを始め75分までに交代枠を使い切って攻め立てるが、前がかりになりすぎ攻め疲れも見えたイングランドはプレスもかけられなくなり始め、むしろ得点の匂いはトリニダード・トバゴの方が強いほどだった。

これはスウェーデン戦の再現なるか、そんな気配も強くなった83分、数少ない一瞬の隙がベッカムに与えられた。クロスが198cmのクラウチの頭に見事に合い、イングランド先制。それでもトリニダード・トバゴは勝負を諦めないが、ロスタイムに入りジェラードがミドルシュートを叩き込んで2-0。

最後は地力で決まったが、それにしても見事な試合、堪能した。

TrackBack ping url:

名前

TrackBack:


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp