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_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)
留年の許可とりつける。理解はされず。適度な妥協点。「カウンセリング受けろ」再び。大人になれと言われた気分。子供でもないと思うのだけど。
今更ながら「アルジャーノンに花束を」を読む。昔読んだ中編版の方が好み。世界観の厚みは長編版の方があるけど、中編版の凄みには勝ってないかな、と思う。
なんか長いんで今月2つに分けてみる。ついでにシンボリックリンク使ってファイル名を日付ベースに変更。
「開拓者たちの宿命」の影響か、図書館で見かけた「海底2万里」を借りました。 小学生の時に「小公子」や「秘密の花園」「宇宙戦争」などをまとめたシリーズ で読んで以来でしょうが、それらが子供向けのダイジェスト版だったのではないか と気づいたのは大人になってからでした。
「開拓者たちの宿命」ってーと、アレですね、Prgressive2の面汚し。(--;
子供向け版というのは、むしろ大人向けのものよりもエッセンスが凝縮していて、場合によっては下手な大人向けの本を読むより面白いものらしいです。読み比べたことないんで伝聞形(^^;
子供向けと大人向け――と言えば、三銃士とかガリバー旅行紀とかをちゃんと読んでないなぁ>私。
で、上のツッコミと同じ方の日記(7/13分)で小生のこみパの感想について触れられてるのでお返事。え?
お返事・反応等は特にいらないです。
ですって?
いえいえ、せっかくネタがあるんだからツッコむのが漢ってもんです。むしろ女性でも推奨。
バグ云々は商品としては当然でしょう。パッチ当てれば直るよね〜、って態度は気に入りません。昨今はネットの普及のおかげで安易にパッチに頼れるもんだから。
Hシーンと通常シナリオでのテキストの整合性は、流石にヒドすぎ。そりゃあ世には「勃たせりゃいいんだろ」という名言もあるけど、シナリオの流れとか重視する人だと、ちょっと萎え入っちゃいますぜ、あの浮きっぷりは。
ところで個人的に共感できるって話ですけど、それって要するに「そう言われたら反論できないよね」ってとこしか切ってないからじゃないでしょうか(笑)
Progressive4編集開始。版のサイズ変えたのに伴う、挿絵のサイズの変更に手間取る。だって綺麗にスキャン&印刷できないんですもの。
ところで先日ツッコミのあった『見にくい』という問題ですが、本日Windows版のNetscapeで確認したところ症状を確認。おそらくはWin版NetscapeのCSS対応部分がタコなのが原因かと思います。一応見られるように修正しました。
前回での記述についてツッコミ。
いや、なんか私がその日記の人のように読めますが別人です(汗) わっはっは、日記の人いきなりリンクされてびびってるであろー(汗)
はっはっは。確認とらなかった私が悪いのでしょう、きっと。リンクについては当然いきなりされるものだと思うのですけど、私としては。 ま、それはそれということでツッコミの発表を持って訂正に替えさせていただきますです。ご迷惑おかけしました>御両名
マルチエンディングなのはどうかと思うのですよ>"ADMSなONE" by 雪駄氏
ADMSの構造は全体で一つのシナリオを見せるための構造であって、マルチエンディングADV用にはあまり思えないのです、私には。
最後で個別エンディングに分岐していくんなら、ADMSなんか使わない方がいいかと思うのです。
えー、ONEをADMS化するんならのネタも、ADMSについても、まだまだいいたいことはある気もしますが、分岐型アドベンチャーゲームにおけるシナリオ構造の比較にていずれ続きを、ということで。
Progressive4の編集。やっつけ仕事。クオリティの保証なし。斬新にコメントが足りないことに気付く。確認作業。ちうことで発送遅れます>責任者の人 どーしても急ぐなら旅行ついでに直接届けますが。
YU-NOのシナリオ解析――うーむ、「ゲームの解析・批評サイト」ってのを立ち上げたい気分。それともゲーム批評にでも投稿して三流ライターへの道を切り拓いてみる?
データ整理のバイト。今月に入ってから頑張ってるせいで、そろそろ仕事がなくなりそう。まぁ、適当に社会復帰し始めた塩梅だし、丁度いいといえば丁度いい。
研究室、いくかどうか。今から根性入れれば卒業できないでもないけどそしたら就職はまず無理だし。それともどっちも満たす技があるのかしらん? でも、今のもやもやをやっつけない限りは就職しない方がいい気もする。
もやもやといえば、出会いがないのね。それもかわいい女の子との。そりゃあ鬱々とした気分でツクバなんて街で更に閉じこもってたらそんなんないだろうけどさ。問題は、かわいい女の子に出会ったところでそもそも攻めてく気にもならないであろう心理状態にあるんだけどさ。
それで結局物書きに没頭しようとしてみるけれどやっぱり中途半端に終わるわけで。ダメダメな自分。自己嫌悪。
でもそれでいいやと開き直るぐらいじゃないと生きていけないだろうな、とはなんとなくわかってる。わかってるのとほんとうにわかってるのは、別だけど。
さて、ぜんぜんちっともまったくさっぱり取り上げてなかった東芝のサポートの問題について。知らない人もそうそういないだろうとは思うけど、一応参照のためにリンク。ユーザー側のページとメーカー側のページ。ご存じの通り、(旧来の)マスコミも話題として取り上げ始めた結果、東芝側が強硬な態度を崩す、という形で事態は収束に向かいつつある。
この一件で東芝が受けたダメージは大きいだろう。目に見えたところでは東芝の株価が下がったようであるし、一部のユーザー候補の反感も買って未来の顧客を失ったこともある。
もっとも、それで東芝が沈むというわけではない。だが一つ考えて欲しい。東芝という巨大な存在に被害を与えたユーザーは、大元はたったの一個人なのである。『純粋な個人の発言がマスコミとしての力を持ち、大企業すら動かした』という事実。
同様の事件が続くとは思わない。これを見た他社は東芝の二の轍は踏むまいとするだろうからだ。しかしだ、従来大企業の論理の前には蹂躙されるほかなかった個人が、実に手軽にこれに抗してしまったのだ。今までなら、どこかのマスコミに話を持ち込んでキャンペーンを張ってもらって――それにどれだけのコネと労力を要することか。だが今回のユーザーは、それを上回るような成果を単なるネット上の発言だけで行なってしまった。
もっとも、今回のケースは、
という状況が揃っていたからここまで大きくなったのだが。
正当な意見を、効果的なやり方で発信すれば途方もなく大きな力を味方にできる。それがネットワークの力であり、可能性である。
Progressive4の作業もあらかた終わったので(厳密にはまだ終わってないケド)、Progressive4掲載作の連作短編化へ向けて作業開始。んー、最初に今回の話の主人公出した話も改稿して組み込んだほうがいいのかな。某クリエイティブ・ライティングの「ポルノグラフィー」って課題で書いた、男×男な話なんだけど(--;
ついでにプリンタの造反劇によって断念した電撃大賞用の短編を久々に読む。書いてから三ヶ月ぐらい経ってるので、いろいろアラも見えていい感じ。これの改稿も今月中の課題かな。
課題といえば、Progressveの一部 + Q完の一部 + その他で当面動かすつもりだったアレ、どうしませう>関係者。 ちっとも動いてないんですけど。ハッパかけるかなぁ、暇になっちゃったことだし。
課題といえば、いつまでも書きかけになってる分岐型アドベンチャーゲームにおけるシナリオ構造の比較も書かないとなぁ。むむ、宿題多いぞ。
こうやって慌ただしく過ごす日々で、辛いことを忘れるのは逃げなのでしょうか、とふと訊ねてみたくなったりしてみる。
ああ、やっぱり第一部と第二部ですよ、というボケは置いといて。
えー、東芝の件に書き散らしたらツッコミが来ました。知り合いのマスコミ関係で勤務の方から。
東芝VS件のユーザーの話ですが、あれが、イコール、ネットワークの力とは考えない方がいいんじゃないかなあ? と思って。
あの件はたしかにセンセーショナルでしたが(ええそれはもう)、それは最初の1件、われわれ旧来マスコミ(この言い方イカしてますな)やら一般ネットピープルやらが「こういうこともありうるんじゃない?」と思う中の「はじめのいーっぽ♪」だったから、と言う面はある気がします。
だってほら、あれっていかにも定番の勧善懲悪ストーリーでしょ?
同様の事態が何件か起こっても、今回ほど劇的には成果を得られないでしょう。二番煎じはセンセーショナルじゃないからね(われわれマスコミ、その点は無責任だし、受けなきゃ意味ないし)。
ある意味、情報の発信というのは「世の中に受けたモノの勝ち」なのだとわたしは思ってるので、今回の東芝、VS、1ユーザーの例を持ってネットワーク全般の例とするのもどーかなー、と思うんですが。
はい、「東芝vsユーザー」の話が、イコール ネットワークの力、と単純に考えてるわけじゃありません。ただ、個人が大組織に反論を行なうときに、ネットワークという手段が有効に機能するんだ、という例になったことに意味はあると思うのです。
もっとも肝心なのは、個人の発言と思って馬鹿にした東芝がしっぺ返しを喰った点です。大組織が『所詮個人』と侮っていたら、(有効な)反撃がきた。それは今までだったらありえないことですから。
無論それは、個人側が正しい対応をしかつ組織側がことごとく対応を間違えたために起こったことです。そりゃあ、今までだって出るとこ(裁判所)に出てちゃんと闘えば同じ結果になるでしょう。しかし、普通はそこまで行きません。大組織は裁判に耐えられるが個人(小組織)は耐えられないので。
それが、今回は問題の土俵が裁判に行く前に決着しました。マスコミが大々的に取り上げた効果が大きいと思いますが、今までならば裁判に持ち込まれて個人側が降伏する前に収束した。そのきっかけとなったのは確実にネットであるでしょう。
しかし、以降に同様の事件が発生したとして、今回ほど大きくなるかというとNoですね。
ってあたりで。
でも、波紋にはなったと思います。あとはこの波紋をどう活かすかってところ。
ところで、
全然脈絡ないですが、中田くん、いずれ余裕できたら、呑みに行きません?
ということですがぜんぜんオッケーです。留年の覚悟も決まってヒマの極みだし(笑)
Progressive4編集完了。っても、コンピュータ使う作業がなくなったって意味。あと若干の切り張りと、ノンブル振りが待ってます。
ちうことであとは黒猫さんの造反劇がなければ問題なく本は出せるはずです。えーと、宣伝ページはこちら。一部では伝説のホームページ「エヴァンゲリオンの世界」のnnagai&katuren氏の表紙が目印です。新装版幻魔大戦の挿絵の人の方が通りがよくなることを期待。
コミックマーケット56・3日目(8月15日(日))、西地区あ-62b『ジャンク・ヤード』というのは以前お伝えした通り――なんですけど、壁らしいです。ガツン。まぁ、文芸で壁サークルってもそんなすごいわけじゃないです、きっと。文芸にしては異常な売り方してると思うけど、あっちこっちにバラまいて売ってる成果でしょう。
とにもかくにも、どっぷり漬ってるなぁとは思うわけで。足抜けできない体になってく。
遊びに来た友人と、私の敵の正体について論じる。物質論に重きを置く、彼らしいいくつかの回答。胸のすくような快感を憶えるも、残念ながらそれは私の認識において導かれた結論でない。
元電撃大賞用の短編のリファイン。今日の午前ぐらいでとりあえずOKになるだろうか。Progressve-MLと他いくつかで見せてみて、使い方は後で考えよう。
連絡遅れましたが、Progressive4の原稿発送しました。今日には届く予定。
ざるの会見てみました。>雪駄氏。コンピュータゲームに於ける「シナリオ」と「テキスト」の違いについては、五月の頭ごろに記述を発見しましたです。後日読む予定……なんですけど、うーむ、非常に<a name>を実装して欲しい気分です>蓼沼日記 実装してくれると嬉しいですって、メール出そうかしらん。
あんまり有効に実装してない私が言うのもなんですが、<a name>でところどころにリンク用アンカーを実装した日記というのは、大きな可能性を感じます。メールやチャットにはない、私信性を保った公表性、掲示板と違い文章そのものが埋もれにくくサルベージしやすい点、あたりが魅力的です。
過去日記について、表示順を入れ替えようかと画策。随時更新対象である最新版については上方に追記するスタイルの方が好ましいと思うのですが、更新対象期間を過ぎて比較的Staticな情報になった分については、時系列順に上から下に向かってた方が読みやすいでしょうから。今日の宿題、かな?
新刊だと知らずに「オープンソースソフトウェア / 彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか」を購入。オープンソース運動を導いてきた人々が、オープンソースにまつわるあれやこれやを綴ったアンソロジー。個人的にはLarry Wallの文章のトバし具合が素敵。
ともかくつらつらと読みながら、日本人の(特にネット上の)同人誌的活動って、コンピュータソフトウェアの状況に似てるかも、などと思ってみたり。
優秀なものの模放、模放者によるコミュニティ生成などの部分で。
あとは、一部の原著作者が著作権をタテにしようとしてる部分とかも。
比較すると、独自方向への発展の部分が弱いのが同人誌的活動の特徴。よくも悪くもオタク的。
ネット上に話を絞ると、だいたいエヴァが発端だったと思います。その後はときめもとかLeaf系がそこそこ大きい流れ。ただ、後にいけば行くほどメーカー自身が介入して統御してる部分が見られると思います。
そう考えると、エヴァのときの野放し状態ってのは凄かったなぁと。メーカー側の承認まで取りつけたし。惜しむらくは、そのまま閉塞していった点。ムーブメントの中から、新しい流れを導こうって意欲が不足したと思います。あのパワーがどうしてここまで発散するかなぁと、今になっても思います。
結局、エヴァ→独自方向と方向転換できたのって、私の目の届く範囲だとProgressiveとQ完ぐらいです。個人レベルではプロになれた人とかいるだろうけど、組織として動いた事例はあんまり知らないです。私が目を向けてないから知らないだけかもしれませんが。
そのへんどうにかしたい、って話は、エヴァ小説書いてたときの一つの目標でした。 そういう話は、舞踏会〜Dance Party〜の誤植修正パッチ群に紛れて配布されてる座談会〜『舞踏会』発刊記念〜DL版などでも話してます。
でも、個人的にはProgressive立ち上げに協力したので手一杯でした。ただ、多分に選別的なのです、Progressiveのコンセプトは。万人を、創作という舞台に引っ張り挙げるには、攻撃的すぎる。
ということで、別の話を盛り立てたいなという話が出てはいるのです。
前述の座談会の最後の方、(去年の夏の時点の)今後の展望を話してます。Q完代表の綾瀬氏の発言、「CD-Rじゃなくって本の形の画集
」、「全ページフルカラー
」とかは実現傾向にあり。
ということで、まだ実現してないように見える発言を抜粋してみませう。「ProgressiveとかQ完とは別で、コミケの活動用のサークルを作って
」「いっそのこと小説と絵と、オリジナル同士で一緒のページとか作れるといいね
」
ま、言ってるだけですんでね。どうなるかはわかりませんよね。まだGenesisQも完結してないしね。
ただ、こそこそと動いてはいるんです。個人レベルでね。そのうちなんらかの成果をお見せできればいいなと思います。
私としてはその計画、オープンソース的に行きたいのですけどね。管理すれども統御せず。万人がコミットして、そこから商業作品まで産むぐらいまで育てるつもりで。そういうもののてっぺんに立ってられたら、いいなと思うのです。
ああ、そう言えば忘れてたからここで私信。「舞踏会〜Dance Party〜」残務処理の例のブツ、CD-Rに焼いたやつ。相当遅くなったけど送りました。>責任者の人。
ふりーとーくの過去分をがりがりと改修。html4.0+CSS1化いたしました。不備など発見されましたら御一報を。
そういえば、ゲームレビュー系ページの更新情報集積してるページって知りませんか?>anybody あると便利な気がするんですけど。自力でも検索してみますけど、引っ掛るどうかが不安。
次はTipsの改修かな。CGI型にシフトさせるという手もアリ。ただし、Staticな前提での外部からのリンクもあるから、そのへん考えないとならないですね。
ええと、昨日の話にツッコミが来たました。けど、これって公開情報にしちゃっていいんですよね? えーと、エヴァ→独自方向と動いてるプロジェクトに参加してますって話なんですけど。
えー、ツッコミフォームからじゃなくて普通のメールで来てるので結構グレイゾーンな感じなのですが、一応個人情報的な部分は除いて抜粋します。
エヴァ→独自方向 という意味では、自分の参加している某ゲーム制作プロジェクト がもう一つあげられると思います。
(中略)
非常に閉鎖的なところから発生した集団なのでオープンではないのですが、少なくとも外に向けて作品を発信していこうとしています。
空中分解の危険に常にさらされながらも、なんとか結果は出せそうな感じです。もっとも、1作品だけで解散しそうではありますが、そこで生まれた生成物は後で使いまわしの利くものもありますし、モノ作りに関してはど素人であっても、技術的にはかなりの集団だと思うし・・・
ともあれ、いろいろと楽しみな集団ではあります。
集団ってのはそもそも閉鎖性を持ったものですし、閉鎖性があるからこそ目的意識が浸透するのだと思うのですが――という話は後回しにして。
非営利集団というのは、そもそも常に空中分解の危機に面してるもんでしょう(笑) Progressiveなんかも、責任者の人と編集長(=私)が両方リタイアしたら立ち行かなくなるでしょうし。それを強引にブン回すことができるかどうかが腕の見世どころかと。
特にゲームなどという集団作業性の強いものを作る場合、その組織維持コストは尋常でないでしょうから……それでも結果が出そうなのには敬服します。本1冊作るだけでヒイヒイ言ってるProgressiveなんかとは大違い。
なにはともあれ、頑張ってください。応援してます。
ちうことで、蓼沼日記&ざる夫日記の5月5〜10日前後、「シナリオ」と「テキスト」の話を読みました。>雪駄氏
読んでみてまず思ったことは、Staticな情報は時系列順がいいなんですけどね(^^; そう考えると改修は吉だったなぁ――って話はいいから。
確かに興味深い話だとは思ったのですが、ゲーム至上主義というか、物語というものについての理解が足りないのかな、という印象です。蓼沼日記、5/19の発言”「シナリオ」とか「物語(企画?)」って「底が浅い」
”なんかを見るに。
シナリオってのは、そもそも実体のないものだと思うのです。ただ、実体がないからと存在しないわけではない。
物語の個々のシーンは、様々に情報を与えてきます。その情報をもとに、受け手の中に予想が発生します。予想に当てはまる形で話が進行するのは快感ですし、離れ業を見せられつつ予想を裏切られるのも快感です。
で、いくら千差万別といっても所詮世の中は統計的です。受け手の挙動は、情報提示の方法や順番を元にある程度予測できる。その予測のためのテクニックこそが、通常『シナリオ』とか『構成』と呼ばれるものじゃないかと思います。
しかし、ゲームにおいては従来型メディアにない対話法として、「インタラクティブ的対話」が存在します。受け手の内部状態を遷移させるのに、「情報を与える」という受動でなく、「ゲームへの参加」という能動を用いることができるのです。それがゲームの魅力(のひとつ)なんですが。
しかも卑怯なことに、文章・音楽・絵となんでも使えちゃうんですよね。触覚についても最近は振動コントローラとかある。嗅覚ぐらいしか残ってない。そこまでなんでもできちゃうから、逆にそれらの融合で結実する部分――実体のない、シナリオとか背景世界とか呼ばれるようなもの――への意識がおざなりになってるケースが多いと思います。
「なんでもできるからなんでもやる」じゃなくて、「これをやるためならなんでも使う」というのが、正しいゲーム作りのスタイルだと、私は思うのですが。
ところでここ一連のやりとり、そのうちなんかにまとめときたいですなー、と無責任なことを言ってみたり。
そうそう。最近の妄想として、「CVなし、かわりにBGMが全部ボーカル曲のADV」ってのが作れないかなというものがあるんですけど、どうでしょ。
メールでお返事が来てたのですけど、ついでに一席ぶっておきたい内容に関わってるから引用してお返事です。
例の「波紋」の話ですが、おおむね意見が一致してるようで喜ばしい。わたし もあれが「波紋」を生み出したということになんの異論もないよ。
ただ、そのたとえ通り、水面の波紋は、ほっとけば自然に消えてしまうものだから ね。ネットワークの可能性は証明されたけど、それが有効な手段としていつでも機能 するか、というのは別問題だし。
問題提起はできるんだけど、ネットワークだけで有効に戦えるかっていうのは難し いとこだよね。
ま、そんな感じです。個人見解ですが。しかしあの書き方だと、まるでわたしが記事書いてるみたいだね(笑)。
わたしはマスコミの一員ですがジャーナリストではないのだ……。ただ、現場にい るぶん、でもってたぶん世の中の大半の人々よりはるかに熱心に新聞を読んでいるぶ ん(悲しいかなプライベートでもつい熟読してしまう)、どうしても言論全体に対し て不信感を持たざるを得ないのよね。
あらゆるメディアは主観で動いてて、そのために多少(?)の視点調整はしている わけですよ。なんにせよ。でも、それを意識せずに、メディアの「言論」を客観的な 「情報」としてとらえてる人ってすごく多いよね。これって危険だと思うんだけどなー 。あ、この辺ちょっと余談だ。ま、いっか。
ネットワークの可能性については御意。どんな道具も使いようだし、使って得られる効果には運不運も関わってくるし。そのへんに例外はないざんす。いろいろ組み合わせられるならいろいろ組み合わせる方が有効でしょうし。
えー、「あらゆるメディアが主観で動いてる」ってのはまさしくその通りだと思います。というか、ここが今回の本題。
『報道機関は公正中立であるべきだ』などという名言が存在しますが、大嘘だと思います。仰る通り、あらゆるメディアには主観が存在し、主観に沿って情報は歪みます。これ情報伝達の宿命。
しかし、情報が歪んでいることは悪ではありません。メディアを経由することによって、情報は受け取りやすい形に(あるいは受け取りにくい形に)変化します。 それを歪曲ととらえるのではなく、選別と捉えてやるのが賢いやり方だと思います。だから巨人が好きなら報知新聞を読めばいいのです。
公正な情報を求める人は、一次情報に触れるなり、複数メディアから情報を入手して歪みを補正するなり、比較的中立なメディア(日本ではNHK?)を見るなりすればいいのです。
さて、ところがここにインターネットという道具が存在します。この道具の恐ろしいところは、発信者が情報を発信してしまえば、世界中でその情報に触れることができる点です。もしも一次情報が直接発信されたならば、全世界に一次情報がバラまかれることになります。
しかし問題になるのはインターネットの情報量の尋常でなさ。検索エンジンでキーワード入れたときの役に立たない情報の多さ。一次情報と二次以降の情報を選別するのも大変な現状です。
ところが。たとえば自分と好みの合う人が、自分の見聞きしたものを書き記す(丁度ここみたいな)ページがあったとすれば。それはメディアになります。自分に興味感心の似通った人間がもたらす情報が簡単に手に入る。そういうページが沢山あれば、大規模メディアよりももっと個人にフィットした形になる。マス(大規模)ならぬマイ(個人)メディアとなる。それは、ごく少ない人数にとってのメディアでしかありませんが、少ない人間にとっては非常に強力なメディアです。
あるいは、使いようによっては異なる視点を知るためのメディアになります。全く知らない世界を覗くためのメディアにもなります。
もちろんそれは主観に歪んだメディアです。しかし、公正な情報を求めたいなら複数メディアから情報入手して補正してやれば良いのです。あるいは、情報発信者がその元ネタを明示しておけば、いずれ一次情報にたどり着けるでしょう。
それで結局何が言いたいかって、「html文書にはリンクをたくさん埋め込もうね」ってことなんだけど(^^;
日記のページをlynxで見ようとすると「Bad html」となるようです。 原因は恐らく、1行コメントのところで <input> タグが <form> </form> タグの間にないからと思われます。 でも、lynxはHTML4には非対応なのでその辺が原因かも知れないです。 でわでわ
指摘された部分のミス直しました。つーか、フォームそのものが実質使用不能だったのはどうかとおもいます。lynxでの動作も確認しました。ご報告ありがとうございました。
ところで最近講談社の少年・青年向けコミック部門が迷走してる気がするのは気のせいでしょうか? 「(One Piece + HUNTER HUNTER)/3」な話を始めてみたり、行き先不明なオタクマガジンを創刊してみたり、アフタヌーンでは連載陣がみんなして収束方向へ突っ走ってるし。終わらなさそうな漫画はどれもダメだし。
あ、この場合の「ダメ」には、「ダメっぽいけだるさがよい」ものも含みます。ただし、ほんとにどうかと思うものも含む。
この調子だとEDENは放逐されるんだろうなとか、いらん心配も沸いてくるってものです。
そこまで角川化したいのか!とか思えてきます、今の様子は。角川書店が春樹の遺産を食い潰してるのに追随するつもりなのかしらん。
それはそうと、角川春樹はやっぱりステキです。ヤクで捕まってもちゃんと這い上ってきたもん。21世紀初頭の日本の文化を引っ張ってくれるかと期待してみたり。
……ということを書いていたら、件の連作短編送れそうなもんをいきなりみつけたりして。角川春樹小説賞。非常にノンジャンルで行けそうな雰囲気。でもハードルも高そう。特に「プロ、アマ問わず」ってのが思案のしどころ(--)。ええい、そもそも仕上がるかどうかもわからんのだ、とりあえず書くがいいさ!>自分
えー、知らないウチ(7/29)にだそうですが、そちらの日記はきっちり巡回ルートに入ってます。えー、それから私のこのページは多分にProgressiveの面々その他への啓蒙活動という側面を含んでおりますので、その手は今後もちらほら出ると予想。いっそのこと、Progressive&Q完回りの日記エンジンでも立てますかね。
閑話休題。
Q完が「EVA→独自方向に方向転換が成功した、というワケでもない
」というお話については理解しました。
ただ、Progressiveにも「エヴァ小説ML出版部」という中間形態を経てオリジナルにこぎつけた経緯があります。(このへんは、林さんの『GenesisQ エヴァ小説掲示板』は何を生み出したのか−Progressive設立の経緯−に詳しいです。)
それは、Progressiveに移行したメンバーの「もうエヴァは終わったろう」という共通認識ゆえに起こったことだと思うのです。しかし、Q完の設立理由であるGenesisQはまだ終わってません、ですから、現時点でQ完がQについての活動を放棄することもないですし、むしろそのほうが望ましい形のように思います。
逆に言えば、Q完がこれ以上方向を転換するには、GenesisQの完結が必要であるということでもあるんですが。私が昔っからことあるごとにnaryさんに「ちゃんと終わらせますよね」と言い続けてるのはそういう部分も理由にあり。
ただ、綾瀬さんやSimさんでから今後のことを意識した発言を聞いてみたり、あるいはメンバー個人による独自の活動なんかを見るに、そんなに心配はないだろうな、と。いずれGenesisQが終わったときも、Q完の骨組みはなんらかの形で継承されるだろう、と。
で、林さんや私の悪企みは、Q完が今後を考えたときにつけこんで、勢いをまるごとかっぱらってこれないか、というのを狙ってもいるわけです。少なくとも私にはそういう発想アリ。
クローズであるからこそ相乗効果がある、という意見には賛成です。Progressiveでもそういう実感があるし。けど、たとえばここ最近の雪駄氏と私の意見交換みたいに、クローズドでありながらオープンという形もあると思うのです。
もうあと2時間ちょっとしたら、ぼくが産まれて23年目の日になります。
そういう日はいつでも家族とお食事することにしてました。だけど今年は帰れません。
いま車を飛ばせば1時間とちょっとのあの街にさえ、ぼくは帰れないと思うのです。きっと帰る途中は苦しいのです。ぼくをあのせまっ苦しい車のなかで一人にしたら、きっとぼくはあとかたもなく崩れてしまうでしょう。
だからぼくは帰れないのです。帰り着くのはぼくでないウソの僕になってしまうと思うから。
えー、基本的には雪駄氏ツッコミへのお返事。
違法コピーについての意見読みました。ほぼ同感。私個人が違法コピーしたことがないとはいいません。むしろ今でもときどき利用します。それが法律違反なのもわかってます。けど、面白かったらなんらかの形で代価を払いたいとは思います。借りたソフトをプレイしたときに、「金だけ払わせろ!」とか思ったりもします。
ただ、広まる上での必要悪としての違法コピーは無視できません。きっと違法コピーがなければエルフもアリスもLeafも大きくならなかっただろうなぁ、とか思うのです。アリスなんかは逆手に取って商売したって面もあるかな? ユーザーの心意気を刺激して商売してるって言うか。
あー、私の予想なのですが、きっと今問題にされてる著作権問題なんてもんは裁判が決着した頃には時代遅れになっていて、ネット上文書の文化の方がよっぽど進んでることでしょう。ネット上文書の思想がポシャる、という可能性もなきにしもあらずですが、いまやバザールモデルは資本主義の最先端にコミットした考え方ですからそうは廃れないと推測。
ゲームレビューサイト更新チェックの話ですが、ゲーム購入への道みたいな割と人的なシステムじゃなくて、むしろ対プログラム用に書かれた奴。自動処理しやすい更新情報を適当なエージェントで取ってきて、自分が見たい情報に加工できるような。最近そのへんのプログラム自作すること多いんで、どうしてもそういう発想です(^^;
HTML小説はですね、逆に版面をきっちり設定できないことが多いので、あんまり可能性を感じてないです。私は、「HTMLというのはメタ的に情報を記述することに意義がある」と思ってる、HTML原理主義者ですから(笑)。まぁ、html5.0が標準化してルビが使えるようになり、そのうえCSS2が実用域に来たら魅力的かもしれません。あ、今でもハイパーリンクは魅力的かな。
それよりもタイポグラフィ的なことをするならPDFっすよPDF。PDFを使った商業ベースの電子出版は、平井和正氏が熱心ですね。各種メディアでの発言を読んでいると彼がPDFの信者であることが伺い知れます(笑)。
他にもエキスパンドブックとかの規格も存在しますが、PDF最大の魅力は、英語環境ではフリーの製作環境が存在することでしょう。それも技術文書の世界では圧倒的な勢力を誇るTeXで。日本でも、誰かが日本語版PDF-TeXを作ったら爆発的に普及するかもしれません。
やりとりをまとめる話。まぁ、私の分岐型ADV論なんかはある意味やりとりをまとめた結果だとは思いますが。ただ、本当に有益な話だったら、要点をまとめてStaticな文書にしておくことはよいことだと思います。
講談社の話。セーラームーンは失念してました。なるほど。
EDENは、編集部の方向とずれがだんだん大きくなるのが不安です。前までならバッチリなんですけど。その上、第1話をリフレインするという構成のため、打ち切られても言いたいことは全部言ってしまってるんですよ。それがますます打ち切られる不安に(--;
オタク向けコミックがバシバシ潰れて、その反動が講談社に回ってるというのは面白い見地かも。ただ、それならむしろ角川春樹事務所にでも行ってくださいという気分です。きっとワンマンだろうから口説き落とせれば好き放題させてくれることでしょう。なぜ宮本茂が任天堂を離れないかの如く(笑)。
分岐型ADV論の執筆を進める。YU-NOについての項終わり。結論は剣乃はバクスター。ベアでも可。
自己の見るものについての思索。記憶障害でも起こっているのかと考える。カウンセリングの必要をもっとも実感。
楽になるには全部を終わらせてしまえばいいのね、という思考はいよいよ本格化。ただし、「私に選択の余地などない」という実感が押し止めるという皮肉。