Whiteのふりーとーく

2005年9月前半

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Wiki/BBS


9.1

@仕事、の愚痴(2)

総書き直しがイケる! と手ごたえを掴んだのが昨日の夕方。それから24時間を経ずして再び絶望の縁に立たされた俺がここに。

_オブジェクトが切られているハズなのに相互の保有データとか参照しまくりって要するにオブジェクト境界の設定が間違っているのよね。しかも書き方からすると原設計者以外の人がad hocに手を入れた結果の混乱のように思える。元の設計思想が微妙なところに何も考えず無理矢理改造したせい、ってわけだ。…改造してたときに時間がなかったのは知っているのでしょうがないとも思うが、そのツケがこうして目の前に巡ってきているわけで。

_かくて「急ぐときほど慎重に手を入れよう」という教訓を更に確信したのでありました。くそう。

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9.2

@Nintendogs with meme

ふと思い立ってNintendogs with memeを公開。今年GWあたりに行われた突発バカ企画本に何故か掲載した原稿です。

自分の中でのゲーム言説において結構重要なポイントになりそうな文章なので公開。冬はこれのブラッシュアップ版を書くかなー、と思っている次第。

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9.5

@選挙ウォッチ

総選挙はついに今週末、ということでここまでの個人的ウォッチの雑感みたいなことをへれへれと書いてみる。

_自民党。完璧な戦術展開の結果、もはや「どこまで勝つか」だけ考えてればいい勢い。口には出さぬが「目指すは単独過半数」であろう。自民党らしからぬことに「投票率が上がれば上がるほど有利」という状況になっているのがすげえ。余計なしがらみの親玉クラスも切り捨てたし、下手すると民主党以上に身軽なんじゃあるまいか。

_公明党。これまで通り…よりは少々厳しいかも。支持基盤の構造を考えると、投票率が上昇してしまうのは苦しいはず。かと言って「投票しないで下さい」とは言えないしな。自民が単独過半数を取れない状況、というのが理想なんだけど…。

_民主党。解散打たれた時点でおおむね敗北確定…なのをどこまで食い止められるか、という負け戦展開中。郵政民営化に関して対案を出せなかったりしたあたりで、自民党と同様にあれこれしがらみにとらわれているのねえ、というのが露呈してしまった。しかし公明党がキャスティングボートを握れなくなる可能性があるのは(選挙後の)好材料なので、自民が勝っても構わないから投票率を上げること、を目指しているようにも思う。小沢一郎の動きのなさとか、もう負ける覚悟を決めた上で選挙後をにらんでいるとしか思えん。

_社民党。もう滅びるだろいいかげん。

_共産党。自民党の次に上手くやってるのはここじゃないかと思う。民主と社民に回っていた票をどの程度吸い込めるか、が勝負。将来の連立政権樹立のことを口にしたりと、緩やかに「普通の政党」になることを目指しているように思う。

_国民新党。まあ今回は「勝っちゃう」んだろう。問題は次回。次回までこの形のまま放置されて自然消滅、というのがいかにもありそうな展開だ。

_新党日本。正直選挙結果はどうでもいい。田中康夫が自分の発言力をどこまで高めることができるか、という点だけが重要だ。むしろ選挙後の動きに期待…するためには、適当に勝たないといけないんだが。しかし勝てる気はあんまりしない。

_新党大地。地方に主体を置く政党、という存在は面白いと思う。地方の権限強化という今後予想される流れにも合致してるし、そこそこ勝って欲しいところ。

二大政党制という枠組みを信じるなら、投票行動は現政権への結果評価であるべきなのだが、自民はそのへん見事に視線を外させていると思う。本当にみごとな仕掛けであったと思う。実際には、外交面を除けばそんなに大きな失政はなかったとは思うのだが。

_個人的には自民には大勝ちして欲しくもないけど負けて欲しくもない、ってとこかなあ。小泉路線を手放しで賛成したくはないが、小泉降ろしてその後誰が出てくるかを考えると小泉のままの方がいい(--;

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@人は結局いいかげんな生き物である。

ごうさんの例のアレの反省等を読んで微妙に関係があるようなないような雑想を。

_「舞台」パラメータに関する問題を読んで:

これはプログラム言語設計において人間と言うファクターをどう考えるか、という問題と通底する話だなあ、とまず思う。

基本的に人間はいいかげんなのでいろんなフラグを考えてしまうもの、という前堤に立って考えるなら、その柔軟性に合わせて「場所(普通に考えればひとつだけ指定)」と「状況(任意の複数個指定可能、ただし排他的なものも当然存在)」のふたつだけに大雑把に分けるというモデリングを行い、「場所」は与えられた状況フラグから適合率が高い自身の姿を勝手に選んで…とか考えて(or妄想して)みたり。

がしかし、よくよく考えると「状況」には、

  • 「場所」に紐付いてるもの(「夜」「雨」等)
  • 「場所」に紐付いてないもの(「照明」「扉開き」等)

の二種類あることに気付いてみたり。

「状況」はヒエラルキーを持っていて上位が設定されると下位が破棄される、とかいうことを(人間は)台本読むときに自然にやっているのだなあ、とか気付いてみたり。

あとはこの思考を延長すると「状況」を見て鳴る音楽が勝手に決まるという阿呆な世界を実現できるなあ、とか気付いてみたり。…そこまでいくともはやワールドシミュレータのノリだけど。

_あとあんまり関係ない話としては、スクリプト解析エンジンはPerlやRubyやPython等の強力なLL言語で書いておいて実際の動作はプロセス間通信でネイティブの(強力な)エンジンに実行させる、とかいう開発環境って作れんものかねとか考えてみたり。有用かどうかがちっともわからないけどなー。

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9.6

@間接民主制という制度

以前から書こうと思っていたすげえ暴論(?)

選挙日当日の天候が選挙結果に影響を及ぼしその後数年間の政治の行く末を(ある程度)決めてしまうというのは、亀甲占いで神権政治するのと実は大して変わらないんじゃないかという気がします。

まあ、隙だらけの暴言なんで真面目にツッコまないでください、ということで。

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9.8

@本日

起きたら軽くパニック発作。朝飯喰いつつ薬飲んで適当に休んで収束させる。で、結構な時間になったなと思いつつ家を出たら駅に着いてから財布を忘れたことに気付いた。なんとなくガッカリ感の強い一日…なのかな。

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9.9

@流行もの

ニュートラの適性・適職診断をやってみた。

で、診断結果。現実はマイナス方向が割り増しって感じ?

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9.11

@スケールとマーケティング

同居人の日記でちょこっと書かれた「ラノベ規模の市場では(漫画的な)マーケティングは成り立たない」という話をきちんと書き残しておこうと思うので殴り書き。つうか元はコミケのときのYさんの話の受け売りなんだが、ここでは枝葉は切り飛ばして(よくあるように枝葉の方が面白かったのだが)肝心のロジックに話を絞る。

_で、だいたい以下のような話。

ということで、(受動型の)アンケートが(おそらく)役に立たない以上、編集の目利きでしか世界は動かないのではないか、と思う次第。

_当然ながら、信憑性については保証しない。そのつもりで。

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9.12

@フォローアップ:スケールとマーケティング

タイトル通り前エントリの補足記事です。

書く前に予想した通りありがたくも各所に捕捉されておりますが(おかげで同居人にプチ怒られたりもしましたが)、大雑把かついいかげんに書いたためいくつかツッコミが入れられております。ということで御紹介しつつそれに対する言いわけとかなんとか、という感じで。

_つことでまずはご意見などの御紹介。

_それから、前エントリにはいくつかの嘘や書かなかったことが存在しますのでそのへんフォローしときます。

以下のような部分をわかった上で)割愛したり無説明で放置してます。

あとIRCで以下のような指摘も受けました。

_ということで、以下補足本文&言いわけ&返答など

_「『漫画的』マーケティングと明記しやがれ」

まったく御指摘の通りでありますね。が、若干考慮の上修正はしない(補足は追記しておきますが)つもりであります。

_「なんで大前提が出てきたのか」

えーと、微妙な部分なんで微妙に黙秘権を行使しますが、元は多少内部事情がわかる人を交えた上で、『売り方・消費され方の点で漫画のそれが参考になってる可能性は高い、けど同じ手法(受動的マーケティング)は通用しないよね』という話をしたものであります、とは言っておきます。言ってるだけなので信じるかどうかは自己判断でヨロシク。

_「雑誌と単行本を直接比較している」

平和さんからも指摘のあった雑誌の力も絡む話です。

さて、雑誌と単行本(この場合文庫も含む)では、そもそもアンケートで得られるデータの質が違います。が、前エントリではそのへんまるっと無視してます。

どのように違うかといいますと、

  • 雑誌アンケートは一発で全掲載原稿に対する評価を(並列で)得られる
  • 単行本アンケートはしょせん一作/一作者に対する評価のみ
    • 大量に送られてくるなら突合せもできるけど現実的にはまずムリ

で、マーケティング用のデータとしては雑誌で得られるデータの方が圧倒的に有利です。「Aが好きな人はBも好き」などの関連性が明かになるデータとなりますからね。しかしこの話を混ぜると「オーダー足りねえ」という明快な結論がぼやけると思ったので割愛しました。

もちろん、この話を取りこんだ上での大雑把な目算も可能だと思います。並列性の一乗だか二乗だかに比例するデータ有効性とでもいうべき概念を導入すればそれっぽいことが書けるでしょう。ただし、「データ有効性」なるパラメータについては明快かつ納得できる説明が必要です。面倒なので私はやりません、誰か考えてくれると嬉しいです。

_「アンケートはプレゼントに出す品で回答層・回答率がガラリと変わる」

ええまあ、読んで字の如くです。そして当然の話です。ショボイものよりは豪華なものの方がいいですし、そして年齢層や性別で欲しがるものも変わりますから。逆に言えば出してるプレゼントの内容でどのへんの層からデータを得たいと出版側が思ってるかが透けて見えてきたり…

ということで突っ込んで考えると面白い話になりそうな部分なのですが、実データを持っていない上、「オーダー足りねえ」という結論にとってはやっぱり余計な話なのでこれも割愛しました。元の(コミケのときの)話ではこのへんもそれなりに話題だったんですけども。

_「200ぐらいの回答じゃ有為なデータになんない(実感として)」

全くご指摘の通り。「2人ヘンな奴がいれば1%になる」とも言われました。確かに回答200ぐらいだと有効なのは5%オーダーぐらいだと思います(裏付けなし)。1%オーダーで信用したければ回答1000ぐらいは必要でしょうか? っていうかデータマイニングすることを考えれば多ければ多いほど嬉しいわけですけど。

_ええと、最後に重要な点、というかちゃぶ台返し。

話としてはライトノベルを槍玉に上げてるのですが、これは本当に槍玉に上げただけです。むしろ前エントリで言いたかったことは「十分な規模と媒体がなければ受動的アンケートによるマーケティングは成立しない」ことなので…というのは超しょうもない逃げですかそうですか。しかし追求されてもデータがないんでこれ以上の精度の話ができませんのであしからず。

というか、そういう前提で荒っぽくも確からしいロジックをぶち上げたのが前エントリで、その結果できちゃった罠の提示が本エントリ、という感じなのでヨロシク(無責任)

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