Whiteのふりーとーく

2007年4月前半

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4.2

@しがつついたち。

嘘は吐かなかったが「それ嘘でしょ?」と言わせることには成功してみた。

三年も同じネタで引っ張るなよ、という話でもあるか。でも、なんらかの形では一生引っ張るのだろう、たぶん。

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4.4

@テイスト・オブ・シナモンシュガー

遅くなってしまったけれど、以前の予告どおりあんよさんとのIRCのログを元にちょっとばかり「まなびストレート」について語ってみるというお話。

anyo: まったく同感のはずなのに、つい他人との普通競争しかねない自分を振り返るちょうどいい機会でした。
white: しかしシナモンシュガーレイズド・ハピネスは実際白眉でしたよ。
anyo: あれ、よかったですよね
white: あのなんでもない話で客の目を引きつけておけるというのはそれだけですごいです。
anyo: 小説の理想みたいなものですか。
white: いや、媒体限らずでですね、本当に空気感だのキャラクターの関係だけで話が構築されてると言うか、実は話なんてないんですけど、でもそれでも確かになにかがあるのがね、すごい。

ということで第6話「シナモンシュガーレイズド・ハピネス」について。

「何もないか」というとそういうわけでもなくて。でも芽生の心理を深くまで掘り下げた第4話「プロモでゴーの巻」とは明らかに異なるスタイルの回だった。

anyo: わずかな話数でそこまでいけるものなんですねぇ
white: いや、これは話数の問題じゃないですよ。「こういうのやる!」という覚悟がないとこれは作れない
anyo: それはほんとそう思います>覚悟
white: 細田守とかがよくやるスタイルにも似てるんだけどあれより徹底してるかもしれない
anyo: だけど、やっぱりある程度の話の積み重ねがないと、そういう人物の関係って伝えにくいのかな、と思っているのですが、どうもそうでもなさげ

まさしく「そうでもない」ことの証明が「シナモンシュガーレイズド・ハピネス」だ。その話までに積み重ねが用意されていないなら、その回で積み重ねてしまえばいい。積み重ねがない状態で、にも関わらずそういう話をやるにはどうすればいいか。そういうテクニックが満載されてる。

white: あれは映像作品だからできる圧縮テクニックを多用してたんじゃないかな、と思います。小説とか漫画とかだと、たぶん難しい
anyo: あ、なるほど。画面が濃密ですもんね。
white: 画面の濃さもそうだし、タイムラインをぽんぽん飛ばすのもそう

一般的には「モンタージュ手法」と呼ばれるテクニックだ。映像以外でもやれるけど、映像とは特に相性がいい。なにしろ映像は、ほんの数秒のカットでぽんぽんと画面を切り換えていっても十分な情報を伝えられるので。

anyo: そのへんを感じ取れないと、脚本や演出が悪いということになるとも思いますけど。

そのモンタージュ手法の(利点と表裏一体の)欠点がこれ。個々のシーンに意味がありすぎて、そのテンポが掴めないとなにがなんだかわからないシロモノになってしまう。それでも見た目が派手ならとりあえず楽しめるのだが、「シナモン〜」は残念ながら派手とはいいがたい、むしろ地味な画面の集まりだった。話中でメインになるのが、内向的で気持ちを口にしないみかんと、人の間の機微に敏感なゆえに余計なことをかたらないむつき、という組み合わせなのもこれに拍車をかける。

white: でもですね、脚本は「しっかりした絵がつけば見られるものになる」という確信の下で書かれていて、実際しっかりした絵がついているわけですよ。
anyo: そうか、だからそのへんの組み合わせを感じられないと、「作画のよさでごまかしてる」となっちゃうわけですか
white: 特に「シナモン〜」は「作画のよさを見せる回」かなあと。脚本はわざと引いて、作画で25分押し切ろう、というコンセプトで。

このへん、アニメ脚本家としての金月龍之助の仕事の特徴的なあたりだと思う。

特にまなびストレートにおける仕事では、ほぼ各話に1回という大変な頻度で、台詞ナシで音楽と動画でシーンを詰め込んで見せていくシークエンスを使っている。明らかに脚本段階から意識的に組み込んでいるのでなければ、そんな回数にはならないだろう。

white: ただ、観る側がノスタルジーを抱いてくれることを期待し過ぎてるようにも思います。
anyo: たしかにぼくの場合、ノスタルジー感じまくりですねえ。ある程度以上の年齢でないと分からないと感じたのはそういうことなのかな
white: 画面にしろ、脚本にしろ、俯瞰しないとたぶん必要な情報が得られない。
anyo: 脚本で引くって、やるほうからするとすんごい怖いことのような
white: すんごい怖いと思いますよ。でもufotableだと、期待すればそれだけやってくれますから。
anyo: たいしたもんですねえ

台詞に頼らない――むしろ画面に頼ることを前提とした脚本を書く、というのは動画畑の人間にとってはともかく、文芸畑の人間にとっては勇気のいる行為だろう。しかし金月龍之助はそこできちんと「作画任せ」を選択できるセンスを持っているように思う。「とっておき」のシーンこそに台詞ナシの場面が使われ、脚本はそこに至るまでの周到な下ごしらえの仕事に徹している。

その用意周到ぶりは――「シナモン〜」の話ではなくてシリーズ全体の話になってしまうが、「勝利のポーズ」の使いかたなどに顕著だった。あの、言葉には実現できないわかりやすさ。画面で見せる、ということの強みがよく出たシーンであり、同時にシリーズ構成の段階で練り込んでおかなければ成立しえないシーンでもあった。脚本家がぐだぐだ言葉で語ったところで上すべるところを、あっさり作画に美味しい部分を任せてしまう。実に理想的な、映像作品のための台本書きだ。

white: なんか事件を起こしたら話はわかりやすくなると思うんですよ。
anyo: うん、ドラマ仕立てにすぐなりますね
white: でも、「なんでもない日々」を描くためには事件を起こしちゃいけない。「なんでもない日」を見せたいから、「なにも起こさない」。でもなにかがないと話が成立しないから、最低限のことだけはやる。で、作画で引っ張る。
anyo: 引き算のアニメ
white: 脚本は引き算して、作画で足し算してる。
anyo: そして妄想感想で掛け算
white: というか、作ってる方がそこを期待してるんじゃないかな、とね>掛け算

話をもどそう。実際、「シナモン〜」は「想像しなさい!」と全力で言っているような回だった。いやらしいほどに内面に寄っての描写を主体としていた「プロモでゴーの巻」とは正反対の、できるだけ心理描写を抑えて引いたカメラで光景を描いていくようなスタイル。大した説明もなしの回想シーンの数々。街というロケーションをスパイスに、ふたりが本当の友達になる、なろうとしているという「なんでもない」出来事を描き出していく。ストーリー上のわかりやすい盛り上がりもエンドマークもそこにはない。だけれど、そういうものがないからこそ、過去のふたりと今のふたりがどう違うのかが見えてくる。

anyo: まんまと期待通りに(笑 white: そもそも「まなび」がシリーズ全体としてノスタルジーを攻めてくる方針っぽいですから、そうすると、ノスタルジーの支えがないとよくわかんないものになっちゃうかもですよ。 anyo: 視聴者を選ぶ作品ですね。まあ、そうでない作品も少ないだろうけど、幅がずいぶんと狭いのかも

だがしかし、その「見えてくる」ってのも、見取るための訓練ができてないと空振りしちゃうよな、とも思う。でも、「見せたいもの」のために脚本も作画も演出も一体になって練り上げられた、って意味では「まなび」は十分以上によくできたシリーズだった。特に最終回、繰り返しをきっちり使い切った構成にはうならざるを得ないほどの。だからこそ、逆に「なんで合唱しなかったのさ」といいたくなってしまうのだけれど。

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4.5

@xtermフォント設定

ここしばらくX上のターミナルにgnome-terminalを使っていたのだが重さに辟易してxtermに乗り換えることに。しかしフォントがろくなものではない。ということでフォント設定をあれこれと。ちなみにFedora Core 5上での作業。

_まずはシステムへのフォントの追加作業。

電子書体オープンラボからefont-unicode-bdfを落としてきてアーカイブを展開。次にbdfフォント形式をpcfフォント形式に変換する。ということで以下のスクリプトを実行。

EFONTDIR=/usr/local/share/fonts/efont
mkdir -p $EFONTDIR
for bdf in `ls efont-unicode-bdf-0.4.2/*.bdf`;
do
  pcf=`echo $bdf | sed 's/efont-unicode-bdf-0.4.2\//'`
  dbftopcf $bdf | gzip > $EFONTDIR/$pcf
done
cd $EFONTDIR
mkfontdir

で、/etc/X11/fs/config のcatalogueの項目に/usr/local/share/fonts/efontを追加してから/etc/rc.d/init.d/xfs reloadでインストールしたフォントどもの設定をxfsに読みこませてシステムへのフォントの追加作業は完了。

_あとは.Xdefaultをこのへん参考にいじって好みの設定を作った。いじるときは以下のコマンドで確認しながら。

xrdb -merge ~/.Xdefaults && xterm

最終的にxterm絡みで.Xdefaultsに書き加えた設定は以下の通り:

XTerm*cjkWidth: true
XTerm*font:     -efont-fixed-medium-r-normal--14-140-75-75-c-70-iso10646-1
XTerm*wideFont: -efont-fixed-medium-r-normal--14-140-75-75-c-140-iso10646-1
XTerm*font1:     -efont-fixed-medium-r-normal--10-100-75-75-c-50-iso10646-1
XTerm*wideFont1: -efont-fixed-medium-r-normal--10-100-75-75-c-100-iso10646-1
XTerm*font2:     -efont-fixed-medium-r-normal--12-120-75-75-c-60-iso10646-1
XTerm*wideFont2: -efont-fixed-medium-r-normal--12-120-75-75-c-120-iso10646-1
XTerm*font3:     -efont-fixed-medium-r-normal-*-14-140-75-75-c-70-iso10646-1
XTerm*wideFont3: -efont-fixed-medium-r-normal-*-14-140-75-75-c-140-iso10646-1
XTerm*font4:     -efont-fixed-medium-r-normal-*-16-160-75-75-c-80-iso10646-1
XTerm*wideFont4: -efont-fixed-medium-r-normal-*-16-160-75-75-c-160-iso10646-1
XTerm*font5:     -misc-fixed-medium-r-normal-*-18-120-100-100-c-90-iso10646-1
XTerm*wideFont5: -misc-fixed-medium-r-normal-*-18-120-100-100-c-180-iso10646-1
XTerm*font6:     -efont-fixed-medium-r-normal-*-24-240-75-75-c-120-iso10646-1
XTerm*wideFont6: -efont-fixed-medium-r-normal-*-24-240-75-75-c-240-iso10646-1
XTerm*scrollBar:        true
XTerm*ximFont:  -*-*-medium-r-normal--14-140-75-75-*-*-*

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4.8

@第1話感想群2007春

番組改変期ということであれやこれやを観ては取捨選択、しながら思ったことをあれこれと。

_天元突破グレンラガン

今石!今石! この頭のおかしい絵の数々でもう! この作画が維持できるのか不安だけど! 2話目のスタッフロールの動画部分のクレジットの多さに早々に不安を覚えるけど! しかし頭のおかしい(褒め言葉)動画の快楽ががが! そんなわけで途中で島篇になることも覚悟しつつ視聴確定。地Dで観てBS-Dを保存用に回す週2回録画の予定。

_ヒロイック・エイジ

普通によくできた第1話、か。電波スケールの導入から世界を提示、物語の核心っぽいところまで一気に流れる展開が気持ちいい。シリーズのコントロールに失敗したファフナーよりは期待できるかなあ。様子見を念頭に置きつつ視聴継続。

_瀬戸の花嫁

やることのベクトルをよく理解した上できっちり作りこんだ第1話。OP曲やら配役やら、ちゃんと神経が通っているあたりに好感がもてます。ヒロインが桃井はるこなのは、声にパンチ力が欲しかったからかな? 人は選べど出来はよさそう。視聴継続。

_エル・カザド

面白いとは思うんだけど、微妙なテンポの悪さがー。まあいつもの真下監督の女の子に銃ものか。まあしばらくはおつきあいの方向で。

_ひとひら

フツー。超フツー。だがちゃんと第1話っぽく客の目を離さないための密度感を伴ってる。しかも普通さをちゃんと出せてるというか、見てて安心できそう。ということでわりとポジティブに視聴継続の予定。

_キスダム

グロい画面、グロい演出、グロい展開。ということしか印象に残らなかった。こだわりをベースにした画面は力はあるし脚本も第1話らしく詰め込んでる……のだけど、詰め方がよろしくない(詰めすぎ?)うえに作画が勝手な方向に頑張りすぎてて「濃いけど濃いだけ」みたいな第1話だった。実は激しくSFっぽいのにタイトル類のアピール方向が微妙にずれてるとかも気になるか。3話ぐらいまでで話が落ち着けば面白くなるかもと(ちょっと過大な)期待をかけて、しばらく継続。

_Over Drive

第1話としての出来の悪さが半端でない。もう少し詰め込まないとツカミとしてどうなのかと。冒頭とかEDに微妙に期待感を出そうとしてるので、4月中は継続して判断か。

_魔法少女リリカルなのはStrikerS

「魔法少女」でも「リリカル」でもない相変わらずの看板の偽りっぷりも、まあ面白いのはわかっているシリーズ。格好いいビジュアルイメージを起こしてそれをちゃんと画面に乗せる力についてはたぶん信頼していいし。あとはシリーズ構成次第かなあ。地A ちば=観る/地D MXTV=保存、の予定。

_神曲奏界ポリフォニカ

GA文庫が創刊した直後の時点で「あ、水平展開で絶対アニメ化するよね」と予想した通りにアニメ化、そして予想通りの出来の悪さ。多少やる気はあるんだけど、制作力が本来作品が必要とするビジュアル化力にどう考えても届いていません、ということで典型的な低空飛行シリーズの予感。放映時刻がアレなので、録るだけ録って……すごく放置しそうな予感。

_ながされて藍蘭島

いつものスタチャでほっきゅんなサムシング。リビドー刺激分多め。下野紘のヘタレ感たっぷりな演技は実は好きなのだけれど、そのために見るかと言われると見ないと思う。まあ流しておく程度?

_アイドルマスター XENOGLOSSIA

滅法面白い!のですが、どう見ても舞-HiMEです、ほんとうに(ry しかし滅法面白い。だがこれのいったいどこがアイマスなのかと。ジャイアントロボの原作版と今川版どころではない差ががが。でも滅法面白いので視聴継続。

_ギガンティック・フォーミュラ

個人的感想:後藤圭二という名前から受ける印象が限りなく大張正巳のそれに近づいた。まあなんというか、「こんな感じの絵で雰囲気で作品になっちゃうよね」的なあきらめ感というかなんというか? ウケるとわかってるEDでの作画を本編ではやらず、敢えて難しそうな作画に持っていってるのはいったいどんなこだわりなんだ。まあしばらくは見る、のかなあ。

_この青空に約束を-〜ようこそつぐみ寮へ〜

まったくやる気が感じられないのが逆にすごい。ノベル型ゲームの脚本とレイアウトをそのままアニメに持ってきてもつまらない、という事実の証明としての価値はあるかもしれません。切り。

_らき☆すた

ひだまりスケッチのアニメ化ってすごくよくできてたんですね!という件についての逆説的証明。好き勝手やってるパート(OP、ラッキーチャンネル、ED)だけが面白いあたりもそんな感じか。EDが週変わりなんだとしたらED狙いで毎回後ろ10分録画とかか?

_sola

ノベル型ゲームの展開のゆるさと誘導力のなさをそのままアニメに持ってきても(ry ……この展開ならラスト数分のためにそこまでがきちんと道筋を付けてないといけないのに、そのへんの仕事にちっとも魅力が足りませんよ。様子見したい気もしつつ多分切り。

つことで、

といったあたりに期待。あとはまだ放映始まってないけど、

ってのもありますか。てか、つまらなくする方が難しいだろ、実際>おお振り

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4.13

@仕事。あるいは深き迷宮の探索。

たかが32ビット少々のビット列から最適な1つを探索するだけのことですよ。一回試行するのに2分ぐらいかかるから、総当りだと平均8172年ばかりで終わります。

……ということで2分探索はとても偉大なのですが、探索するたびに新たな地雷を踏んで発見してしまうのでとてもへこたれそうです。確かに効果は劇的だけれど、そこまでして最適解を探索すべきかというとかなり怪しい感じ。

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