Whiteのふりーとーく

2002年2月前半

About this Page |過去分一覧


原則匿名で公開・個人情報は送られません。必要に応じ御署名/非公開希望をお書き添え下さい。


_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)



2.1

@賛同

「ひらしょーさん萌え」に激しく同意。あれが萌えでなくてなにが萌えか。

@指摘

同居人(やさぐれフリーター風味大学生・雄)から指摘。この数日私がここで語っていることは、同じことの繰り返しに見えると。

まったくもってその通り、だ。自分的に、なんぞ斬新な視点を見つけたような憶えもない。結局のところ、自分の中を漂っていたおぼろげな思考を言葉という形にした、以上のことはなにもやっていない。

というか。同居人というからには同じ屋根の下に住んでいるわけであって、というか彼は大学生活終盤、まったくもって溜まり場と化していた我が部屋の常連の一人であったから、かれこれ3年ぐらい、日常的に愚にもつかない言葉のやりとりを行っているはずだ。であれば私がもやもやと思っていたことなど伝わっているであろうし、むしろ彼に(も)助けられて具体化した発想もあるのであろう。

――結局、ここにまだその名残のような場が残っているのは、私がその空気を忘れられないから、いや、それなしでは生きていけないからではないか。愚にもつかない言葉のやり取りの中で、無闇やたらと思考を回し、そこから産まれ出でる泡沫に身を委ね、そうして飛躍を得るあの味が、どうにも忘れ難いからではないか。などと、そのようなことを思うのである。

おそらく私は、かように考えつづけていなければ、朽ちていくようなものなのであろう。とうにわかっていたことをまた言葉にして、日は続く。


2.2

@

影王さんの2/1に補足

私が激昂をきたしたのは、「ガンパレとAIRを巡る議論」においてではない。今振り返れば、本来行われていたはずのその議論について、言うべきことがまだまだあったと思う。

だが、あのときの私は(おそらく一方的に)「創作と現実を巡る議論」に移行していた。そして、私には、影王さんの発言がこのような意図を宿しているように読めた。即ち、「現実があれば創作など不要だ」と。

いくつか引用しよう。多少の変更も混じってはいるが。

<影王> ちうか明らかにシステムしかないので。
システムしかないと思っていては、ガンパレの楽しさはわからない。
(システムしかないのは事実なんだが)
<影王> では他に仮定が必要なものは?
見出すこと。
<影王> それなら現実生きてたほうがよっぽど面白いのですが。
<影王> ゲームですべきことでもないような気がする
<影王> アナログは所詮アナログ


<影王> いえ、そうではなく、生きることとしての物語の綴り方をまんまコピーしてもオリジナルには届かないだろうという意味

今読み返せば明らかに齟齬があるが、ともかく私は激昂していた。冷静な頭であれば「物語の綴り方をコピーしているプレイヤー自身の行為だ、そこに物語があると思うのは、プレイヤーに責任がある」などと言えたであろう。だがそのときの私は、そんなことなど見ていなかった。

_重要な事実がある。物語ることなど、所詮は粗悪なコピーに過ぎないという事実だ。たとえば明け方の静謐を思い描いて奏でた音楽はあろう。けれど、それは明け方の静謐の粗悪なコピーでしかない。小説など書かなくても、曲など作らなくても、映画など撮らなくても、物語はそこにある。現実という、なにより豊かな物語がそこにあり、そして創作物などすべてまがいものだ。

そもそも、人の認識(脳の機能)とやらは、粗悪なまがいものしか見せてくれない。であるのに、創作者はオリジナルを見たいと思う。だが、どんなに神経を研ぎ澄まし、いかなる高みに登ろうとも真にそれを見ることすら叶わない。

それでも、ある人たちは、物語ろうとする。

そして私は、先に挙げた一連の言葉を、それでも物語ろうとすることの否定であると聞いた。だから激昂した。ゆえに、「すべての創作者に対する冒涜だ」と言った。

_だから、指摘するのなら正しくはこうだ――「少し創作という原理から離れた方がいいのではないか」。そして、そのような指摘がなされたならば、私はあなたを殺してでもそれを否定しよう。私は、いかに己が盲であっても、それでも光を見たいと思うのだ。

@盲目の告白

たとえば別の回答として、この一篇を。語られるべき言葉でないのは、わかっているが。_

_明け方の静謐を見るとき、そこには明け方の静謐以上のものが見える。

なぜであるのかはわからないが、ともかく、己が感じている以上のものがあるはずと、確かに実感する。ただの錯覚なのか、得た知覚を統合する能力が足りないのか、それとも単に知覚が及ばないだけなのか。わからないが、そこには実感がある。己が感じているものは不足しているのだ、と。

認識とは粗悪なコピーなのであろう。そこから感じとることが出来る全てに比べれば、それはずっと劣るコピーだ。そこではなにかが決定的に喪われている。そう気付き、私はほぞを噛む。喪失の残酷さに、あるいは己の能力のなさに。なぜ己は、それをあるがままに見ることすらできないのかと、ひたすらに悔しむ。

_創作は認識から練り上げられるものだ。粗悪なコピーでしかない認識から。創作は、粗悪なコピーのまがいものだ。

無論、それを粗悪なコピーのまがいものとして練り上げようとするわけではない。己が得た粗悪――認識――に、何が足りなかったのか。あのとき己は、何を感じることができなかったのか。創作していくことで、見えてくる。感じてくる。

そして時には、嘘をそこに織り交ぜる。粗悪がその粗悪さを振り払えるのではないかと試行する。それは成功するときがある。たとえばそれは優れた作品として、読み手の心を衝き動かそう。

_けれど。

翻って、それがあるがままを移せていたかと考えれば。それはやはり絶望的に、足りない。

いったいどうすれば、この感じているままを、いいや、感じ切れないでいるあるがままを、感じることができるのか。あるいはどうすれば、それをあるがまま残すことができるのか。

明け方の静謐が、雑踏を行く街の風が、ふと訪れた静寂の狂暴なほどの轟音さが、いったいどれほどの物語を孕んでいるのか。それすらも、見通せないというのに。

だから、足掻く。創るためではない。ただ見るために、けれどあるがままを見るほどの能力すら持ち合わせていないがためにだ。その不足を補うと思ったときに、創る以外の方法を思いつけもしないからだ。

_かような行為を、創作と呼んでいいものか。それは確かに創作という行為を取って現れるが、実のところ、それは手段でしかない。そして、なぜそのようなことをするかと問われれば、答えるだろう――「私は盲いているからだ」と。


2.3

@

いくつかだけ、返答を求めぬ言葉を。

_それは私と切り離せる原理ではない。それは私の魂に響き渡る、根幹をなすものなのだ。それはずっと以前から私の中にあり、私をずっと衝き動かしてきた。たとえ私が切り離そうと望んだとて、それは唐突に訪れる。意味も、理由も、脈絡もなく、ただ私は醒め、そして足りない、と悟るのだ。

_困惑のことは最初からわかっていた。これは間違いなく齟齬をきたしていると、私は確かに自覚していた。それから、大した誤解もしていなかった。普通に話せば取り除かれる範囲の齟齬だったろう。だが、既に私の魂は動いていた。動き出した魂を、私は止めない。私はそれを告げねばならなかった。だから、告げた。

_謝罪はない。私は自覚して尚それを為した。恥ずべき行為であるし、最低の行為の一つでもあるが、決して間違っているとは思わない。

_世界は驚くほど類似している。あなたによればそれは脳に起因するのであろうが、ともかく世界は類似している。だからたとえ道がなんであれ、その道を究めていったその先には、極めて類似した壁が待っている。そしてそれを越えた先にあるものも、おそらくひどく似通っているのだろう。

_最後に、繰り返す。それは私なのだ。この渇望を、苛烈を、否定するな。それは私を殺す。私は殺されぬために、あなたを殺さねばならなくなる。


2.4

@GRANDIA Xtreme

土曜日にやったバスケのおかげで筋肉痛で、日曜日はGRANDIA Xtremeをひたすらやって過ごす。気がついたら凄い時間になっていて慌てて寝たのは秘密だ。

_こりゃ、えらく割り切ったゲームだなー、というのが序盤やってみての感想。システムはGRANDIA IIとほとんど変わらず。で、完全にダンジョン探索ゲームになってます。ストーリー面とかあんまり気にせずに、ひたすらやりこみゲーとしてやるのが正しい姿勢か。

極めてWizardly的。むしろダンジョンマスターとか彷彿とさせるような感じ。むしろ最近だとPSOが近いのかも。ゲームアーツで言えば、諸々のRPGよりはガングリフォンに近い印象。

エッグ(=使える魔法のパッケージと思いねぇ)の合成とかもやりこみの方向性を助長。っていうかこのシステムだと、レベルとか進行状況とか関係なく最強魔法まで(エッグさえ集めまくれば)辿りつけますか?

なにげに欲しいのはタイムアタック機能。このシステムならそういうやりこみの方向もアリなだけに。

@

自分の以前の仕事のやっつけっぷりが仇になって、PostgreSQLのoid(*1)を使う羽目に陥る。

悪いのはすべて以前の自分なので、怒りのやり場もありゃしない。敗北しつつ経験の重要さを思い知ってみるのこと。


(*1) データベース内の各行に一意に振られたid値。DBを通じて必ずユニークなので大変便利だが、これを使わねばならない状況=RDB設計が破綻している、と考えてよい。


2.5

@解説。

あー。この件結構クローズしたいんだけど。でもつっこまれてるから一応。

_今回の件について、話の発端となった私の拘りは、ゲームについてのそれなどではありません。認識を行なう存在が、その認識から何かを伝えようということ、すなわち物語ることすべてについての、拘りです。

ひいては認識すること・記述すること(*1)に及ぶ話です。そしてそれは正しく脳の話でもあります。

_少なくとも私は、自分の話の前提が極論であることは理解しているつもりです。たぶん影王さんもそうでしょう。その上で、お互い異なる極論をぶつけてみようじゃないか、というのが趣旨の結構なウェイトを占めています。

お互い操られている、は言い得て妙かも。お互いに、議論中で自分が立脚すべき立場を敢えて演じている側面があると思うので。で、今回の問題は、私がいきなり(一方的に)使用する極論を切り替えたこと。そりゃ困惑もするし議論も破綻するでしょー。そのわりに有益な話になったので、安堵している側面もあります。えらく勝手な話ですけどね。

_ついでに認識やら記述やらについてもあれこれ思案したのですが、いいかげんテツガク脳なモードでは仕事にならんので中断。


(*1) 無論、ここで言う「記述」は、極めて広い意味を持ちます。たとえば、目前の光景に感動して歓声を上げることも、おそらく「記述」に含まれます。

@

コメントアウトな部分に突っ込むのもどうかと思いますが、そーいうのこそが「正しい」オマージュなんじゃないでしょうか、とか言ってみるテスト。

それはそれとして、「ほしのこえ」は気になってるんだよなぁ。観に行ってみるかぁ。


2.6

@

久々更新のたつやさんの日記から自分の日記の一部に飛び、ついでに検索機能を使ってこんなん切り出してみる。便利便利と自画自賛。

……で、第5回を書いてないことを思い出す。むむぅ。


2.8

@発散的

全面書き直し版huginn、というかMISX(仮称)なんてもののアイデアをあれこれ練りながら、XML周辺規格があれこれ破綻しかけているように思えることを考えたり。

……要するに、無軌道に思考しているだけなんだが。

とはいえSAXの存在はXMLの無理ぶりを如実に表しているのだが、でもでも富豪的にでもせんことには新しい発想は生まれてこないよな、要するになんもかんもXMLだXMLだと騒ぐのが悪くって、ところで結局Javaってあんなものが実用で動く世界ならサーバ・クライアントモデルでわりといいじゃんという矛盾を抱えていて、しかしながら冗長性を上げて扱いやすくしようという発想自体はそう悪くもないはずなのだが、ところでやっぱり非ノイマン型っすよこれからはとか思い、とはいえ皆がアレでは困るわけだとか常識的なことを思ったりする。

かと思えば部屋を満たす雑音に体を委ねて強暴なリズムに体を揺らし、そんなふうに自分の感性を無理矢理高めてみたりするといきなりぐりんと睡魔が襲ってくる。いかによさげな思考が続いていたにせよたいてい睡魔には勝てないし、勝たないことにしている。寝る。

@最終形

閉塞感だとか恋愛の最終形だとか、そのへんを乗り越えてあれこれ考察した果てに、やっぱりいちゃいちゃごろごろに戻ってくる(ように仕向けられている)あたりが、KtFのKtFらしいところだと思うのですが。

まさしく身も蓋もないエロゲー。あんな大パースペクティブの大立ち回りをやっておいて、それでも身も蓋もないエロゲー。

@馬鹿会話

「……って仕様になってるらしくって、MySQLってやっぱ使いたくないよと思う」

「いやしかし、MySQLは単純なクエリなら通常の3倍の速度でこなしますよ!」

「でも赤くないしなぁ」

「それなら赤いマシンに載せればいいんです。『折角だから俺はこの赤いマザーボードを選ぶぜ!』とか」

ということで、MySQLのイメージカラー(日本国内限定)は赤に大決定。

@職業。

極論してしまえば、久美沙織は何書いても男性受けしない少女小説テイストになるのではないかと。むしろ久美テイストと呼ぶべきか。たとえば久美氏がその昔書いたMOTHERのノベライズはむしろクミカライズと呼ぶべきほどに久美色に染まっていたし。で、なんでハヤカワかっていったら久美だから、としか言いようがない。どっちかってーと「職業:久美沙織」な人だから。島本和彦とかと似たような意味で。

@

お店の情報のところの「金土は要予約」が微妙に気になるんですが>とくそんさん

それはともかく参入希望、とは言っておこう。むしろ\返り討ちに合いそうな気もするけど。


2.9

@ほしのこえ

ということで、Tollywoodまでほしのこえを観にいってきました。

空間の切りだしかたとか、空気の感じさせかたとか、声の大事さとか、いろんなことをわかって詰めこんだ良作、でした。たとえば声。今回の上映自主製作バージョンなので、声はありていに言って素人丸出しですが、でも大切なところをわかってて効果的に使っているような、そういう筋の通り方が随所にあって。

この作風だと、むしろ彼女と彼女の猫の方が気になるかも、しれませんけど。

ともかく、25分間堪能してきました。これで600円なら安い!でしょう。

それはそれとして、Tollywoodは結構よさげな場所かも。月イチくらいのペースで通ってもいいかしらん。


2.11

@「文法」

ごうさんのところから、文法というタームの適用範囲の話。

_野暮な指摘をするのなら、「○○の文法」というときの「文法」は比喩的な表現でしょう。その意味するところは「構成則」とかになるんじゃないかと思います。

_で、「文脈」というのは言語(=文法)とは基本的に独立なんじゃないでしょうか。文法に則って記述された文があって、文がそれぞれの意味を持つ。で、その意味に着目したときに、並んでいる意味(=文)がちゃんと連続になっているか、というお話。

_「文法」と「文脈」の境界は、構成則の有無あたりが臭いかと思います。たとえば、「理系論文の文法」と言うときには「理系論文とはこう書くものだ」という規範(=構成則)を思い浮かべている、はず。

_一般語で「○○の文法」の「文法」に相当する語だと――お約束、常識、一般的手法、基本形、ってところでしょうか。どれもこれも微妙に迂遠な言い回しで、おとなしく「文法」と言っていたほうがよさげですが。

_ところでごうさんの最後の混乱――立ち絵の扱いかた、とかの話ですけど。それはレイヤの切り分けの問題かと。この場合は、「ノベルゲームの文法」のお話。でま、ノベルゲームの文法に則って作られたシーンを組み合わせて、「ギャルゲー」なり「ホラー」なり「ミステリー」なり作る、となるんではないかと。もちろん実際にはそんなきっちり分かれるものでもないでしょうけど、ね。


2.12

@

GRANDIA Xtremeとりあえずクリア。ストーリーゲームとしてはクソ。というかこれならおとなしくWizardryでもやってればよかったのに、というぐらいストーリーは蛇足。とはいえ、並ちょっと下ぐらいだけど。

ともかく、戦闘ゲームとして面白いので、思う存分GRANDIAの戦闘システムで戦いたい人はどうぞ。というか、ストーリーモードが終わったここからが本編ですじゃよ?、って感じです。ええそりゃあもう。

@派生文法

比喩としての「文法」の話しゅがいさんも仰ってるように、既に比喩から派生した一般的表現になってるとは思います。ということはすなわち、そもそもあんまり厳密性を求めるべき用法ではない、のでしょう(^^;

@技術反映

文章の精度の話。商品版どころか体験版もやってないけど。ここだけは口を出せるし出したいので。

誤字や単純な文法の間違いがあるのは、よく考えて文章を書いていないから――要するに、下手だから、だと思います。多分に確率的ではあるけれど、肝心の確率自体は、文章に向き合ったときの態度とか技術に比例するのではないでしょうか。

もちろん、下手でぐちゃぐちゃでもとりあえず量書こうー!、って書き方もあるでしょう。後で直す時に苦労するだけで。とはいえ、お客さんを掴む大切な機会にそーゆもん出すのは商売人的に微妙に失格、かも。


2.13

@詭弁論理

コミュニケーションにおいて注目すべきは、まさしくノイズの混入であろう。もちろんこれは意志の疎通ということを第一におけば、問題以外のなにものでもないが、そもそもコミュニケーションの意義が意志の疎通であるとは限らないのである。

_外部からの情報は、思考体を活性に導く可能性を持っている。たとえば「考えずにおれない人」というのは、まさしくこの活性を求めて他者とコミュニケートする側面を持っている。そこで重要なのは外部からの刺激情報であって、もはや誤読も正読も関係ない。端的な話、それによって思考が活性されれば構わない。

_むしろ時には意図的にnoisyを選ぶべき場合などもある。対話がぎりぎり可能な範疇で互いにノイズを混入し合い、なにがなんだかわからない泡沫の中から、まったく予期しない刺激が発生することを意図するのである。

そしてこのような状況において、互いの言語の定義を改めて確認することはむしろ無用と言える。それはまさしく適切なノイズであり、しかもノイズが新たなノイズを産む理想的な環境を形成してくれるものなのであるから。

@

早々にツッコミが。

「詭弁論理」の項、『未来にキスを』の悠歌さんエンドを連想してしまいました。

ああ確かにと納得しつつ、単に少々やりすぎなブレーンストーミング状態を想定していた私にとってはまったく予期していなかった返答であり、まさしく適切なノイズだなどと思ったり。

ただ、悠歌さんの場合相手を見た上で断絶を願う――特定の相手に対し、もっとドキドキしたいから、目を閉じる――のですが、「詭弁論理」の段の語った場合ではそもそも相手を気にもかけていない。そこには知的かつ自分とは別プロセスで思考するなにかがありさえすればよいので、この構図はむしろGENESISの方がより近しいかもしれません。

そもそも知的である必要もありませんがその場合受けとる側の支払う手間が大きくなるでしょう。音の中にありもしない音を聞くとか、かなーり電波入った状態になるはず。


2.15

@今週のNumber

なにげに毎号買っているNumberSPORTS Yeah!の感想など取ってみようと思い立ち。

_Number543号「救世主たち」。チームスポーツにおける「チーム」というものの重要さにスポットを当てた特集。失礼な言い方をすれば、日光アイスバックスは(スポーツノンフィクション的に)あまりに面白い。切っても切ってもよだれの出るようなネタが出てきそう。川淵×宿沢対談は、あれこれ読みどころ満載。むしろ個人的には、こういう方々に政治をやってもらいたい。

@お手軽Last-Modified対応CGI。

ログを見ると「CGI 負荷軽減 書き方」なんて検索が来ていた。

_ところで、CGIでLast-Modifiedヘッダを返すのは存外有効である。最近のブラウザは直接GETリクエストを出す前にHEADリクエストを出して更新の有無を確認したりしてくれる。従って、ちゃんとIf-Modified-Sinceに対応してなくてもLast-Modifiedを返すだけでわりとよきに計らってくれたりする。

もちろんHTTP的に「正しい」のはIf-Modified-Sinceに対応することであるが、面倒なのである。If-Modified-Sinceだと時刻情報を見て正しく挙動を分けねばならないが、Last-Modifiedだったら自分のやることはいつも一定で済む。

ということで、Last-Modifiedヘッダ返すようにする時のポイント

_実際、じゃかすかファイルを開いたり読んだり書き込んだりするようなCGIの場合、存外にシステム全体の負荷は減る。しかも更新機会が少ないならなおさら有効だ。そんなに難しい改造でもない。たとえばPerlだったら、以下のようなコードをどこか適当な場所に突っ込めばそれで終わりだ。

if($ENV{REQUEST_METHOD} eq "HEAD"){
    print httpHead($target_datafile);
    exit(0);
}
sub httpHead{
    my($filename) = @_;
    my($resurt);
    $result .= "Content-type: text/html;\r\n";
    if($filename ne ''){
        $time = (stat($filename))[9];
        ($sec,$min,$hour,$day,$mon,$year,$wday,$yday,$stim) = gmtime($time);
        $wday = ("Sun","Mon","Tue","Wed","Thu","Fri","Sat")[$wday];
        $mon  = ("Jan","Feb","Mar","Apr","May","Jun"
                 ,"Jul","Aug","Sep","Oct","Nov","Dec")[$mon];
        $year += 1900;
        $result .= 
            sprintf("Last-Modified: %s, %02d %s %04d %02d:%02d:%02d GMT\r\n"
                    ,$wday,$day,$mon,$year,$hour,$min,$sec);
    }
    $result .= "\r\n";
    return $result;
}

_ところで、適当な場所もわからないようなら、諦めて勉強するべきである。負荷軽減のためにはどこが負荷かをわかっていなければならないし、負荷となっている場所がわかるには動作の流れがある程度わかっていないといけない。従ってそれらがわからないのであれば、そもそも負荷軽減など考えられる階梯まで至っていない、はずである。

@思案中。

ということで、MISXなるものをあれこれ思案してます。以前ちょろっと書いた異鮮度情報合成型なメタ情報エージェントのモデル化の話。しばらくかけてへれへれと考えていく模様。


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp