Whiteのふりーとーく

1999年10月後半

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_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)


10.17_04:26検索はじめました

_ ふりーとーく用全文検索、置いてみる。ただし、現時点では今年分のみ対応。

結構快適。つーか、リンクリスト撤廃決定。後日そのようにしてしまおう。

_ 次の予定作業は日記システムとしての組み上げ。今使ってる日記更新スクリプトも、いろいろ機能追加してみる予定。今月中に検索機能付き日記システムとして公開する勢い。

MLのアーカイブ検索用のつもりが、いつの間にやら大迷走を始めているような気もするが、当初設計目的である「お手軽に全文検索機能を組み込む」はほぼ達成できているのでよしとしよう。

ま、なんにしたって便利になるのはいいことだとでも、思っておこう。


10.19_01:42本日の作業とか

_ ところで先日の悪企みIRCのあと、やっぱりつくばに住んでる某氏と鉢合わせしてしまいました――ってワシ以外でも2人いるじゃん(^^;。えーっと、Nさんのほう。

_ 全文検索システムのパフォーマンス改良&バグ取り作業。

ついでに日記システムの変更。これまで最新版ファイル名の実体は、最新ログファイルへのシンボリックリンクだったのですが、これを別生成ファイルへと変更しました。

ログファイル切り替え時の処理を実装してないので、まだ実用段階ではないですが、さしあたりシステム入れ替え。今月いっぱいモニターしてみると同時に、ログファイル切り替え時の処理を実装の予定。

_ そういえば、お部屋でサカつく2が流行ってみる。近頃たまり場としての威力発揮してたところに、やり始めたのが原因であろう。なんにせよ、遊び相手が増えるのはよいことだ。

_ 体育で適度に疲れたので、今日は気持ち良く眠れそうな気分。


10.19_14:23教育問題

_ 教育の質が悪くなるのに「教育に回る人間の質が相対的に低い」ってのも要因じゃないですかね。

たとえば高度成長期を支えた人間を教育したのは、戦前に教育を受けた人間なわけで。でもって、戦前の教育システムにおいて「先生」ってのはそれなりのエリートコース。

今は違いますよね。「先生」になることは決して出世の道ではない。これを統括する文部省にしたって、官庁の中で数えると……なわけですし。

_ 結局、モノ優先社会を支えてるのが実は人という、ねじれ構造に問題があるのかな、とか思ってみたり。

_ 質が足りなきゃ数で補うのが一般的なやりかたですが、先生の数は減少傾向にあるようで、これもできない。

_ あとは、「人によって必要な教育は違う」ってのもありますか。ドイツほど極端なシステムに、とは言いませんけど、もうちょっと職能学校があってもいいよねとは思います。工業高校とか商業高校とかは、形骸化しちゃってますしね。


10.21_16:59暴言を吐いてみる

_ ところで近頃のアメリカ経済はどうか。なんちうか、ブラックマンデー目指してまっしぐらな気がする。

つっても、アメリカという国にそれ以外の発展モデルが取れるかというと、疑問が残る。開闢以来、ひたすら突っ走る以外のやりかたをしてないからだ。と言っても、それで有史以来最強の国家の一つにまでのし上がったのであるし、なによりあんな人種のるつぼがまとまってるのだから。

ま、倒れたところで腐っても鯛、十数年もすりゃ復興するのではないだろうか。国民感情高揚のために戦争されると困るけど。

_ それ以上に問題に思うのはそこに追従(共生?寄生?)状態の日本である。

日本は、これまで「欧米」という軸に追随することで高度な発展を行なってきた。そして今、世界有数の経済大国の地位にある。だがしかし。そんな日本が国際社会の軸の一つになってるかと言えば、そんなことはない。欧米基軸にくっついてるだけ、という状況である。

ところが、その欧米の方はというと、欧州の米国離れが進行中だ。ドルに負けない通貨も作った。んではおそらく第三の通貨を持つ日本は――相変わらずアメリカにひっついている。

_ 別にアメリカ経済が磐石でドルが決して暴落しないってんならそれでいいのだ。安定していて、便利なんだから。だがアメリカの経済は磐石とは言い難い。倒れるかどうかは時の運と言ってもよい。

しかも近くに目を向ければ、安い人件費と大量の人口を背景にしたアジア諸国がそこにある。

攻めるにせよ守るにせよ、国際社会の中で日本はアジアのリーダーとして立つべき状況にあるのではないか。日本にできること、日本にしか出来ないことを果たすことが、今求められていることなのではないだろうか。

_ っても、東海村の事故の話を内閣改造でうやむやにするような国であり政府である。そんなことではいつまでもどーにもならん気もする。


10.21_18:51TeX信者のたわごと

_ TeXって、そんなダサいですかねぇ? あれって非常によくできたシロモノだと思うのですが。

もともとTeXって、一般ユーザーが使うものというよりは、組版知識のある人間が、活字を手で箱に詰めるかわりに使うものだと思うのです。TeXのプリミティブなコマンド群は、そういう指向で構成されてるように感じます。

問題は、LaTeXがやっぱり「多少使いやすくしたTeX」でしかないことだと思うのです。「自分で出力をいじれる」というTeXの利点を残したければ、そうするしかないのですけど。

エンドユーザーが使うためには、もっともっとブラックボックス化が必要でしょうね。ただ、そういうのはワープロソフトの領分であって組版ソフトの領分ではない気がします。

_ 日記更新時に、検索インデックスに記事を自動登録するように。次はTipsページへの対応であろうか。

  1. 日記更新用のベースファイルにインラインで記述しておいて、自動的にTipsを吐かせる
  2. 日記内に記述しておいて、CGIでTipsを抽出させる
  3. 日記内に注釈を組み込み、リンクだけ自動処理させる

あたりが候補。

staticな文書の生成にさほど問題のないものをCGIで処理するのは嫌い、という理由で2は却下。

1と3の比較であるが、Tipsがときどき外部からリンクされている例があるから、変更は望ましくない。ということで1の方がよいのではないか。

_ こうやって、公開しなくてもいいことをぐちゃぐちゃと書くと、いい感じに考えがまとまる。人に向けて発言するって重要だと改めて気付いてみたり。


10.24_01:42昨日〜本日の顛末。

_ T-ruth氏が秋葉原のアニメイトで予約したという劇場版ナデシコのLDを受け取りにいくのに車を出す。

私の本日の購入品は

といったところ。

一瞬"TeXブック"を買おうかと思ったが、あまりの使いにくさ(と値段)に辟易して意思撤回。

_ T-ruth氏が書泉ブックタワーにて大量のゲームノベライズ本を買い込むのを見て、ゲーム評論本のことを思い出す。をを、俺様自分の原稿手ぇつけてないや。さっさと書こう。目標今月中。つーか、〆切は11月10日に設定してますね>自分。

_ さしあたり、ゲーム評論本に関する記述を抜き出しておくかのう、と決意。

とかなんとかと作業をしていたら、誤って過去日記消す。普段は書き込み禁止にしてるのだが、たまたま作業のために書き込み許可した隙の出来事。

ブラウザ上で確認作業のためにキャッシュできていた9月以降の分は救出。8月以前、今年分がオシャカ。バックアップはしてないような気がする(^^;

えーと、こういうときって技官さんにお願いすれば復旧可能でしたっけ?>JKSの識者の方。

ちなみに、結果的にフェイルセーフとして機能してしまったゲーム評論についての抜粋。

_ 新システムが順調に回れば、直接ファイルをいじることもなくなるから安全になるはずなのだけど。不幸な事故でした。合掌。


10.26_13:57復旧

_ なんとか過去日記を復帰。再び間違って1月分を消してみたりしたが面倒なので看過。

_ 元はと言えば検索システムのバグ取りの作業中の事故だったわけで、そっちも無事修復。今月中には日記システムとしてアーカイブしたいなとか思う。

_ ThinkPad220にはPlamo Linuxを突っ込んでみた。つーても、デスクトップにHDDつけてインストール後移植という荒業でだけど(^^; でも、動かないのでネットで検索。pcmcia回りの設定を変更する必要があるそうな。今日帰ったら作業しよっと。

_ ところで先日、ジャーナリズムの本質について非常に簡単に説明できる言葉を思い付いてみたり。曰く、「長いものには巻かれない

どんなことが起ころうとも、自分の視点、自分の立場というものを堅持した上で、(自分の見た)事実を報道するというのが、ジャーナリズムなのではないかと思うわけで。

この言葉で説明すれば、なんで日本には真のジャーナリズムがないとか言われるのかも、非常にわかりやすくできそうな気がする。

ま、いつぞやマイメディアで触れたことなので事更に蒸し返す気はないですが。


10.27_21:04検索システムで遊ぶ

_ 220へのPlamo Linux1.4.4のインストールは無事成功。PCカードの認識回りの設定をすればOK。参照したのはPlamo Linux動作確認リストThinkPad220の部分。

_ 某内輪な企画用MLのアーカイブ検索システムの話。

rootな権限でもあればnamazuでも放り込んでサクッとシステム構築してしまえばいいのだけど、所詮しがない1ユーザーの身……ってことで、自前で簡単な全文検索システム作ったってのがこれまでの顛末

本日の作業は、これにML化される以前のメール対応を行なうこと。

これまでのメールは、単一のファイルにまとまっている。(丁度mail形式のように、複数のメールが特定の区切り行を伴って連続している)。ということで、これを切り出してhtml化した後、検索用インデックスに統合してしまえばよい。

そのように作業。ちうことで、そんな感じになりました>関係者の方々

動作が随分遅くなったのは、どうしようか。動作確認のためにデータファイルをテキストで吐かせているのを、dbmopenあたりに置き換えれば早くなる気もするけど。

_ ときに、「これまでの顛末」を抜き出そうとして「検索システムにキー放り込むURLを書けばいいじゃん」と思い立つ。やってみる。いい感じ。「今後の顛末」も出てしまうのが難点ではあるが、とりあえず気にしないことにする。

_ そういえばこのページの書く時って、emacsのsgml-modeに依存してるなぁ、と気付いてみる。っても、リンク張るぐらいしか利用してないけど。でも、そのせいで日記用スクリプトにはリンク用の項目を実装してないわけで。むむむ。

_ そんなこんなで日記スクリプトのパッケージング関連作業はナシ。

そうそう、Web日記システムdevメーリングリストに入ってみましたです、はい。


10.27_21:27ツッコむふりして考える

_ さて、いつぞやのツッコミお返事(10.26参照)が来ていますので、がりがりと再返答。

_ 非常に馬鹿にした言い方に聞こえるのですが、たとえば宮崎駿はどこまで行っても共産主義押井守はどこまでいっても学生運動、などのように、人の思考の根元には、その産まれ育った時代背景というものが反映するわけです。

そして、(名作or傑作だったかではなく)人生を踏み外すインパクトとしてのエヴァンゲリオンの威力は、それはもう絶大なものだったと思います。

なお、そもそも「囚われる」というのは、側から見れば理不尽なものです。「なんでそうしないんだろ」ができないことこそが、「囚われてる」ってことですから(^^;

_ 慣習だろうとなんだろうと、その言葉がまかり通るのならそれは言葉なのです。――とは「ゲーム」という言葉について。ゲーム評論本の私の原稿のネタなのですが、日本における「ゲーム」という言葉の用法を以下の4つに分ける、という話を展開する予定です。

  1. ゲーム理論の定義に基づいた「ゲーム理論のゲーム
  2. ルールの元に選択性と勝敗を伴う、競技としての「競技ゲーム
  3. 選択性、あるいは勝敗の一方だけを持った、遊技対象物としての「遊技ゲーム
  4. コンピュータを使った各種表現の総称としての「ゲーム表現

わかってる人ならこの4つを提示すればなんとなく理解して貰えると思います。ところが残念なことに、世の大半の人はそうじゃなかったり。

ところで「ゲーム理論」ってのは、数学の理論で経済学とか生物学とかで重宝されるアレです、あしからず。

本当は、「ゲーム」について論じるなら、この定義はやっておかなきゃいけない話だと思うのですが、やってる例をあんまり見ないんですよね。ということで、以後のために書いておく、と。

_ さて、話戻して――確かに「ADVとはゲームである」とは言ってませんね(^^; んでは、ここで言っておきましょうか。上記の「ゲーム」の用法に基づいて考えるなら、ADVは「ゲーム表現」であり、かつ大半のものは「遊技ゲーム」です。稀に「競技ゲーム」と呼べなくもないものも存在するかもしれません。

ついでにいうなら、TRPGは「競技ゲーム」に近い「遊技ゲーム」だと思います。

_ 『あゆが「帰還」した意味』における提示を、一つの提示と捉えていたのは御指摘の通りです。だからこその「別案提示」なわけですが。

ていうか、こういう「改善案」というのは考えた人の数だけあるもんだと思うのです。でもって勢い余っちゃった人は二次創作に走ったりするわけで。結局、物語物語の要求の間に起こるねじれを解消さえしてやればそれで済むものですから、多くのやりかたが考え出せて当然だと思います。


10.29_23:40公開返事とか

_ ところでメールの返答を忘れてましたが呑みに行く話はOKです、と言っておく。

_ ゲームのシナリオ読み、むしろやりたいです。つーか、最近ダメ人間全開で暇なので、なんかやることください。

_ ということで、簡易検索システムの高速化のための洗い出し……はちっとも進行せず。なんかよけいなことをぐちゃぐちゃやるだけで時間が過ぎる。むむ、効率悪い。

_ とりあえずこの週末にゲーム評論本の原稿の初版を書き上げてしまおうかと決意。せめて概略ぐらいは考えようっと。


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