Whiteのふりーとーく

2001年11月後半

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_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)



11.16

@急がば回れ

他人がやらざるを得なかった建増しと、自分がやってしまった突貫作業と、諸々の帳尻合わせに四苦八苦。元々帳尻合わせに向かない建て方をしたのも相俟って、遅々としか進まぬ状況。ますますもって気力減退。それでも昨日よりかは幾分ましで、早々に退散した価値はあったかと思う。少々無理して片付けてしまおうかと思っていたが、むしろ存分に休んだ方がよいかもしれない。

得てして、気力とは空回りするものだ。いくら気力に満ち満ちていようと、空回りさせないためには冷静さが必要になる。気力のために休むのではない。気力を空回りさせないためにこそ、休みが必要になる。

無闇と急ぐほどならば、いくらかの回り道を。言葉とはかくも含蓄に満ちている。あるいは人の言葉の連綿とは、かくも哲人なり。

@

ともかく冷静になって、コードを書かずにコメントを書く。やることの手順を先にコメントで起こしていく。詰まっているときには整理して整頓して遠回りでもバカバカしいほど考えること。シンプルに、けで十分なコメントを書いて、書いたものを見渡す、俯瞰してまとめて考える。過不足がないと判断したら、そこのコメントを書くのをやめる。

次の機能、次のコメント。コードは全てを物語るが、物語るコードを書くには物語が必要である。コメントを書き付ける。物語を書き付ける。データが、メモリと演算の海を、どう泳ぐか、その物語を、書き付ける。


11.17

@物理・論理

個人的には、単純に白色にしたいというのなら、<span style=''color:white'>とした方が、論理的にも美しいように思います。まあ、多分に好みの問題ですが、多分私ならstyleで指定しちゃう。

あるいは今回の場合なら、<span class='silver'>とした上で、CSS上では白を指定、とかね。


11.19

@How to Know.

仕様書を読むというよりは、ああいう仕様書の読み方を憶えておくのがいいと思います。必要な事項の探し方とか、BNF風の記法とか。目次だけに目を通す/訳しておくこともかなり有用です。「全く知らない」のと「それっぽい情報がここにはある(かもしれない)」とでは大違いですから。

@

風邪でもひいたのか、体調が悪いので頑張って仕事する。普段より能率がよいようなのは何故だ、とか思っていると、そのうちぐぐんと低下する。やっぱ無理らしい。それでもいちおう今日のノルマは果たしたので早めに引ける。帰ってゆっくり休むつもり。

@統計的

意識改革せんとなー、な話を読んでつらつらと。思考はへろへろなんで支離滅裂風味。

_なによりまさしくマネジメント的な部分が足りない私が言うのもなんですが、世界はあらかた統計で動いている(*1)と割り切ってしまえば、わりとすんなり行くんでないかと思います。

ところで世の中(=主に現代日本)で事務屋さんになる人に、いわゆる「文系」の人が多いのはどうかと思います。いわゆる文系の人ってのは早い段階で己の数理能力に見切りをつけた人なわけで、ところが世の中統計で動いているので世の中統計で考えた方が楽なのですが、いわゆる文系の人は数理にまとめて統計学ごと見切りをつけてしまった人なわけで。でも事務屋さん。

もっとも、統計的に眺めてだなんて仕事をする人は、事務屋さんじゃなくて経営者と呼ばれることになるんでしょうけどね。


(*1)実際には、世界の動きを記述しようとして生まれたのが統計学なのだろうが。


11.21

@

微妙に体がお疲れな上に、冬場になって会社には暖房が入ったのでさらにへろへろ。かなり仕事になりません。その上暖房で無理矢理体温上がるんでいきなり鼻血を出したりもして。能率低下ぶりだけは絶好調。

@体調不良。

というわけで、それっぽい部署の人らしく、MST2001などに行ってきたのですが、そしたらみごとの体調悪化。

会社戻って最低限コーディングしてきて、とっとと退散してきたんですが、世界が凄い勢いで回ってます。かなりピンチ。ちうことで、寝ます。徹底的に寝ます。


11.22

@今日も短縮

風邪でぐるぐる世界を回転させながら、それでも微妙にお仕事。

こんな体調でcronで自動起動するアレを完全にセッティングしてしまうと、およそ間違いなくポカをやると確信できるので、準備&テストで留める。アカウント作って設定して見つけたエラーをちょこちょこ取って。連休の間放置する前提でcrontabにちょこちょこっとテスト書いて。

だいたいの準備が終わったあたりで本日abort。後は帰って寝る。


11.26

@お休み

連休はスパロボα外伝のコントローラを手にひたすら布団の中。水分のヘビーローテーションでだいたい風邪っぽい症状を放逐したのだけど、まだ若干残ってる雰囲気。ちうか、放逐するのに体力使い過ぎてへろへろな感じなので養生のために本日お休み。

@情報情報

更新時刻取得ページからTitleを取得する話を読んで(風邪で)へろへろした頭でふにふに。

_META要素を他の文書のメタ情報を提示するために使うのは、用法が違うでしょう。META要素ってのは、その文書のメタ情報を提供するためのものだと思うので。

META要素のlinkプロパティのtitle属性の方が(論理的には)スマートに感じますが、むしろ素直にDI相当の情報をコンテンツとして配るべきなような気もします。

@状況

ところで体調はかなり危険風味。気管支とか肺にきているような感触も。とりあえず近所の病院行ってきます。今週いっぱいブッ倒れとかも予想される勢い。

@

Empty talkよりデータの整合性を読んで。とりあえず、アンテナの実用上とかの問題はさっくり無視してメタ情報伝達プロトコルとしての側面ばかりを見ております、と己の立場を明確にした上で。

_更新時刻情報を信じるのなら、Titleなどの更新時刻以外のメタ情報が必要になるのは、更新が確認されたときだけです。更新されていないことが確かなら、対象文書のTitleなどが変化していることもないですから。

ちうことで、手続き的に正しい挙動は、

となるでしょう。

_頻繁に更新するページで「そんな頻度でGETするなやー!」というときは、それこそMETAタグで「メタ情報(Titleなど)の有効期間」を提供するべき。実際にやるなら、優先順位とかを明確に定めてやる必要がありそうです。

とはいえ、文書のメタ情報を得る上で、絶対的に信用できる唯一の情報源はGETで得られる元文書。そんなわけで、「毎回完全なメタ情報を得たいAgent」の動作を抑止することは、基本的にあきらめましょう、というのが自分の考え。つーか、静的生成でいいじゃんとか思ってみたり。

_ところでHTTP的には、動的生成であってもHEADリクエストにはLast-Modifiedを返す方が幸せかと思います。ちうか、それができればわざわざ別に更新時刻情報ページを用意する必要はないのよねん。

_といったあたりで世界の回転(病因性)の激しさに負けて沈没。


11.27

@

久々に昔の2chのリンクからのRefererを捕捉。ついでなんで過去の遺物のほうを若干修正。今更時効だと思うんで、関係者には了承なぞとりません。そんな感じでよろしく。


11.28

@

体調は相変わらず悪し。それでも会社。遅れてるぶんの作業のうち、最低限のことだけ仕込む。あれこれエラーを頂戴しつつも、Fixして仕込み完了。明日は無事どうさしていることを確認して、動作ログ回りを整備の予定。

_ともかく体調が良くならないようなら、一部を誰かにやってもらわなければならない。時間がなくて間に合わせであれこれした汚いソースとか設計とかを見せるのは仕方ないとして、どの部分なら他人でも触れるか、どの部分は自分でやらねばならないかの見極めが必要。

_今のところの分割案を簡単にまとめて、今日も今日とて早めにお帰りの予定。

@思考発散。

結局のとこ、問題点ってのは「元文書」「メタ情報」の系において、「更新時刻提供ページ」の位置付けが定まっていないあたりにあるのかな、と思うわけで。

――ということで、文書メタ情報と取得エージェント(いわゆるアンテナ)のあれこれ、について思索をどこに向けてというわけでもなく。なんかもう単純に思考実験と化し、独自用語の嵐となってしまったので、無指向性ということにしときます。あしからず。

まずはちょっと自分の頭で整理。Web上の文書とそれにまつわるメタ情報の系について、存在するものをあれこれ列挙。

_元文書
読んで字の如く、元となる文書。
_メタ情報(Meta-info)
元文書に関する情報。文書が書かれた時点で問答無用で決まっている。
_メタ情報スナップショット(Snapshot Meta-info)
ある時点での、(主にGET/200の結果から得る)メタ情報(を記述したもの)。
_最終更新情報
HEAD / 更新時刻提供ページから得られる情報。メタ情報の一種。

で、あれこれ思索。

_スナップショット抽出問題
元文書をGETで取ってくればメタ情報スナップショットが取れるわけではない。世の中の文書(HTML)は完全なマークアップがされているわけではなく、けれど人間の頭は文脈を読みとってしまえる。従ってコンピュータの賢くない分は人間が補うようになるのだが、そうすると単一のスナップショットの中に鮮度の異なる複数の情報が存在してしまう。
これをスナップショット交換系解決方法の一つに「鮮度の違う情報は流さない」があるが、逆に言えば鮮度の違いさえわかるなら、異なる鮮度の情報が混じったスナップショットであっても有用ではある(ただし、hina-diやDIは、これを可能とする形式ではない、と記憶している)。
_最終更新時刻の力
手元にあるスナップショット(最終更新時刻を含む)と、別の手段で取得した(最新の)最終更新情報があったとき、これをどう捉えるか。
最終更新情報は、少なくともスナップショットとメタ情報とのverifierとしては機能する。
「最終更新情報」を、その時点でのメタ情報のサブセットと考えるなら、このことは次のことを意味する:手元のスナップショットの示すメタ情報と、現在のメタ情報は違う(これは「鮮度の違いの問題」に帰結する)。
_伝搬問題
ともかくスナップショットを流通させると、同じURIについての複数のスナップショットがどこかのAgent上で衝突することがある。このとき果たしてどうするか。
片方まるごと信用するのは一つの手。
フィールドごとに鮮度が判明するなら、鮮度の高い方を組み合わせた新しい推定スナップショットを作ってもよいのではないかと思う。

……といったところで、思索中座。スルーパスというよりはデッドボール気味にさらしあげておきます。ちうかこれ、Wikiかなんかに書き散らした方がいいような(--;


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