Whiteのふりーとーく

2002年9月前半

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_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)


9.1

@次号。

やる。だから書け。

@解説。或いは釈明。

真面目な反応がありましたので、いいかげん真面目に反応したいと思います。

_問題になっている記述、すなわち同じことを大塚英志氏が言ったら、これは多分みんな黙るにおける、「みんな黙る」は誇張的表現のつもりでした。実際にまったく反論が上がらないかと言えば、そんなことはないでしょう。

ただ、大塚氏が同様の言説を行った場合、以下の点から受け入れられてしまう可能性が高くなる、と考えます。

ですので、私は、大塚氏が動ポモの示した論と同様の論について論述を行った場合、少なくとも「門外漢への拒否反応」としての反論は、その勢いを減らすことになるであろうと推察します。

ただし、このような意図を含む上での表現としては「同じこと」という記述は曖昧過ぎる表現であったと思います。

_ところでこれは学術というよりは政治の話、真理の追究からは外れた話です。しかしながら、「話者に依存して無理としてあるモデル・論が真らしいとして受け入れられてしまう」ことは現実にあることだと思います。

その現実を鑑みた上で私は「ある意見が受け入れられることと、それが真理であることとは、独立した事象である」と考えています。すなわち、「話者に依存して、真でない論が受け入れられることがある」あるいは「話者に依存して、真である論が受け入れられないことがある」と考えています。

そして、問題の文においては(東氏に対して)大塚氏を引き合いに出すことで、その状況、すなわち「話者に依存して、真である論が受け入れられないことがある」という事象が発生しているのではないか、ということを示唆したつもりでした。

_整理します。

以下の点について、私の記述に失敗を認めます。

また、以下の点について江洲さんの主張を認めます。

しかし同時に、以下のことを主張します。

そして同時に、以下の2点について、言及したいと思います。

_それから冷静になったところで、蒸し返しの上に横槍になりますがもう一点。「殘りの書き逃げしてゐる文章に關しては、單にこちらの氣分を惡くするのが目的と解釋して放置。」は、あまりに悪意に満ちた解釈・記述であると感じます。鏡に映った己の悪意をもって一方的に相手を罵倒するような態度は慎むべきかと。(*3)


(*1)この記述は、C.Fさんの「むしろ、江洲さんの様な立場であれば、誰が黙ろうと反論しようと真理は真理と、Whiteさんの記述は切って捨てるべきかと思います。話者が云々は不要。」という記述を、私なりに言い換えたものです。

(*2)このように言及してはいますが、私自身が同じ罠から自由であるとは思っていません。むしろ自由でないからこそ、今回のような齟齬が発生するのだと思っています。

(*3)というこの一文にも、当然私の悪意が入っています。問題の文が罵倒であると解釈すること自体が、私の悪意の顕れでありますから。(*4)

(*4)そしてこれは「真偽」と「私にとっての真偽」の問題と同種の問題の現出でもあると、考えます。

@RO

卑怯で無責任だと知りつつも、ようやくハエの羽で逃げるのを試してみる。かなりポーションの消費量が減る。当然、継戦時間も長くなる。パーティプレイだったら不要だけど、ソロのINT-DEX Mage/Wizardには必須かも。ラグとかアクティブ原因のときに限ってなら、アリかなぁ。しばらく費用対効果も含めて検討してみるつもり。

なんにせよ、回りに迷惑なのことは確かなので、せめて人には親切にせんとね、とは思う。


9.2

@仕事状況。

当然のことながらテストを書いているとザクザクとバグが顕在化。ということで、テスト書いてるんだかバグ取ってるんだがテストツール作ってるんだかよくわからない超場当たり的状況が継続中。


9.3

@変更中。

ちょっとだけスタイルを変えてみたらIRCで「白い人のページがますますオレンジ色に」とか言われた。

仕方ないので再度スタイルをちろちろいじり、オレンジ感をやや薄めに。ついでに自作な検索回りの内部構造をちょっぴりスマートにしてみたりも。


9.5

@

モネール横浜FC入団。素晴らしすぎる獲得。観客数倍増チャンス?

@仕事状況。

既存のソースに対するテストのプロトタイプを作るという、微妙に本末転倒かもしれないスクリプトを書いてみたり。で、楽なところからザクザクとテストを書いてはぶん回す。入出力やらの条件があんまり楽じゃなくなるあたりで本日終了。この 'test not defined' が消えるのはいつの日か。


9.6

@主観問題

江洲さんへの反応。本来の話題からは、もう完全にずれた話になっていますので、私の方はここらあたりで終わりにしたいと思っています(反応があれば、責任を感じる範囲では応じます)。

_事実に基づいていることは、検討の客観性を保証しません。たとえば実際のデータに基づいているからといって、統計の結果がすべて信用できるわけではありません。

逆に、固定観念や分析モデルが認識に際して強く影響し、情報の取捨選択を発生させてしまうことは非常によく見られることです。たとえば、動ポモにおける東氏の言説は、まさしくその例にあてはまるものであるでしょう。しかしながら、それに対する「事実誤認」や「間違い」という江洲さんの判断もまた同じ例に該当する、判断者の主観に強く依存するものであると思います。

_私は江洲さんの判断が主観的であると考えます。

そして、(皮肉めいたもの言いになってしまいますが)、江洲さんの反論そのものが、「江洲さんの議論・論述においては「真偽」と「私にとっての真偽」の区別が曖昧である」ことの裏付けになっているように思えます(この点の判断については、読者に委ねます)。とはいえ、同時に江洲さんの主張の中には多くの見るべき点・納得できる点が含まれているとも思います。

_その他、結局まとまらなかったので書き殴り。断定的に書いてますが、基本的には「私にとっての真偽・真理」の話です。

_最後に。むしろ私にとってはこれが本筋かもしれませんが。以下、「私にとっての真偽」でしかないうえ、私の悪意を衆人に晒していることも承知の上で、それでも敢えて。この段については、返答をまったく期待しません。挑発でもなんでもなく、本当に期待しません。

_あなたがそこに悪意を見るのは、あなたに悪意があるからです。そもそも、あなたの中に悪意という概念がなければ、あなたは決して悪意など見ることがないでしょう。

_哲学に向かう人間にとっては「真理を追求していないかもしれない」は常につきまとうテーゼであると思われます。であれば、哲学に向かう人間がそのことを思い、記述するのはむしろ当然の態度です(確かにその言葉は、いくばくかの悪意にも基づいていたかもしれませんが)。それとも「哲学など思う人間は悪だ」と言いたいのですか?

_私はあなたに重ねて言います(私自身に向けてでもありますが)。鏡に映った己の悪意をもって一方的に相手を罵倒するような態度は慎むべきだ、と。

_あなたは、あなたの感じた悪意を信じるがゆえに、彼の言葉を歪めてしまってはいませんか? あなたの信じるところを貫くがために、あるがままを曲げているのではありませんか? あなたは本当に、あなたの悪意と彼の言説とを区別できているのですか?

もちろん、私自身も同じ罠から自由ではありません。ですが、それゆえに、私はあなたに重ねて言うのです。鏡に映った己の悪意をもって一方的に相手を罵倒するような態度は慎むべきだ、と。

@

会社デスクトップのRedHat Linux7.3のlessで日本語が表示できない。RedHatなBugzilla調べると、修正済とのこと。RawHideからless-358-28.i386.rpmをダウンロード&インストールして問題解決。

@画策中。

ディレクトリにmp3ファイルを放りこんでおくと勝手に低レートなmp3ファイルを生成しておくようなものを画策中。

変換そのものはさほど難しくなさげ。'mpg123 --s target.mp3 | lame -h - output.mp3'でOK? 簡単なものならfind + シェルスクリプト少々でほぼいけるか。ID3タグの移植まで手を出すかどうか、ってあたりが問題。


9.7

@画策完了?

あれこれ検討した結果、シェルスクリプトでは少々都合が悪いことがわかったので結局perlにて。以下のようなものを書いた。

#!/usr/bin/perl
my $srcdir   = "/var/pub/MP3";
my $dstdir   = "/var/pub/mobileMP3";
my $user     = $ENV{USER};
my $lockfile = "/tmp/reduce_mp3_$user.lock";

my $lame_bin = "/usr/local/bin/lame";
my @lame_opt = ("-h","-b96","--resample44.1","--mp3input");

exit if (-e $lockfile);
mkdir($lockfile);

open(LIST,"find $srcdir -name '*.mp3' |");
my @LIST = ;
close(LIST);

my $target;
foreach $target (@LIST){
    chomp($target);
    my $output = $target;
    $output =~ s{$srcdir}{$dstdir};
    $output =~ m{^(/.*/)};
    my $outdir = $1;

    next if not -e $target;
    next if ( -e $output && (-M _) < (-M $target));

    system("mkdir","-p",$outdir) if(!-e $outdir);
    @args = ($lame_bin,@lame_opt,$target,$output);
    system(@args);
}
unlink($tmpfile);
rmdir($lockfile);

lameが直でMP3 to MP3の再エンコードに対応しているのでそれに依存。ID3タグまで持っていってくれることをこっそり期待したのだけど、そこまでは対応してない模様。ということでID3タグはとりあえずケアせず。

@

著作財産権に課税というアイデア。無理なアイデアだとは思うけど、やりたい方向はなんとなくわかる。方向性自体には賛成したい。

しかしながら、そもそも著作財産権が(主に複製権から)崩壊しつつある現状では、著作財産権の運用の流動化を図っても結果として徒労に終る可能性がある。確かに、著作権保護技術の強化と著作財産権の流動化はワンセットで行うべき話だが、そもそも著作権保護技術の強化をしたって従来著作権モデルの延命が図れるだけはないだろうか。

そして、無修正エロ画像やらの流布の状況を見ていると、一旦下がってしまった複製・流通コストを再び押し上げることは無理だろうと思えてくる。

現実に複製・翻案を抑制することは日に日に不可能になっていくわけで、それならむしろ「著作者は著作財産権を手放せない」とかやるのがいいのかも。流動するもしないも著作者次第。どっかの企業が権利専有しようにも、著作者にそっぽ向かれたらどうにもならない、と。

なんにせよ、モデルの再構築が必要なのは確かだろう。

ところでグッズ商売はあんまり再構築に関わりなく生き残りそうな気がする。してみると、あれは存外正しい方向なのかもしれない。


9.8

@主観問題・2

この項について、「すべからく」という語が適切でないという指摘を頂き、これを受けて訂正しました。

はい。私の発言は、私の判断に基づくものです。私は自分の言葉が私の主観に依存していることを認めていますし、私の下す判断もすべて私の主観に基づくものだと思っています。

私は、完全客観などというものはないと思っています。認識とは、すべからくなべて主観です。従って、判断というものもすべからくなべて主観に基づくものです。

私は、江洲さんの言う「檢討してゐるときに見付けた事實」を江洲さんの認識の結果であると考えます。ですから、私はそれを「江洲さんの主観に基づく判断」だと考えます。

_これは、不真面目な遊びではありません。認識し、思考し、論述する場合において、論者が必ず直面してしまう問題です(*1)。私は次のように考えます。ある認識・思考・論述はすべからくなべて主観です。ゆえに、論述を行おうとするならば、それが主観であることを前提に、その過程に現れる認識・思考・論述が「どの程度客観的であるか」について気を配るべきです。

_私は前回の記述において、「主観的判断を主観的判断で信じることは可能」と書きました。(*2)

対する今回の江洲さんの反応は、その記述を見落としてしまった、ないしは無視した上での読解に基づいたものであると感じました。

私は、人間にできる検討などその程度でしかないのだと考えます。人間は見落としはしますし、見たはずのものを忘れますし、そもそも認識するときに枠付けを行ってしまいます。

ただ、そのようにいいかげんな人間の脳というデバイスを思考に用いるのならば、その点について常に鋭敏でいるべきだと思います。たとえば私は議論の相手として「『主観的判断を主観的判断で信じることは可能』という一文を明らかに見落としているのではないか」と指摘するべきであると思います。

ですから私は「『主観的判断を主観的判断で信じることは可能』という一文を明らかに見落としているのではないか」と指摘します。

_私は東氏の論に対して江洲さんの行った「事實誤認」「間違ひ」という判断に反対していません。むしろその点については(断言こそしていませんが)一貫して同意しているつもりです。

ですから私は、『大體、「事實誤認」「間違ひ」を否定したければ、』という言及、あるいはその基となっている江洲さんの認識が、強く主観的なものになっているのではないかと指摘します。

_私は、「江洲さんが、適用例の不備をもってモデル自体を否定した」点(*3)について以下のことを考えます。

ですので私は、江洲さんの行った判定、すなわち「東氏の提示したモデルそのものが疑わしい」という判定の過程が短絡的に過ぎると考えます(*4)

そして、以上の思考から、私は次のことを問いかけたいと思います。

私が「江洲さんが、適用例の不備をもってモデル自体を否定した」と判定した原因は以下のいずれであるのか。あるいは、これらのうちいずれの組み合わせであるのか。もしくは、これ以外の原因があるのか。

  • 私の、江洲さんの記述についての読解が間違っている
  • 江洲さんの記述が実際の判定過程を正しく反映していない
  • 江洲さんの判定過程が不備を有している
  • 私の「モデル」「モデルの適用」「モデルの適用結果」の関連についての理解が間違っている

(*1)ただし、将来、この点について、なんらかの解決が得られるかもしれません。それが哲学から得られるのか、社会工学から得られるのか、そのへんはわかりませんが。

(*2)また、「同時に江洲さんの主張の中には多くの見るべき点・納得できる点が含まれているとも思います。」という一文によって、部分的にせよ信じている点があることをも示唆していることを補足しておきます

(*3)より正確を期すなら、「江洲さんが、適用例の不備をもってモデル自体を否定した、ように私には読めた」点

(*4)なお、判定そのものの正しさについては、検討不足により判定不能であると考えます。

@悪意云々。

私は悪意云々の件から(私が)読み取れる江洲さんの態度が、主観問題・2で私が論じたことと同種の問題を抱えているのではないかと考えています。

まあ、「大目に見ろ」とは言いたいです。すなわち、「惡意があるやうにしか讀めない」という先入観を捨て、もう少し冷静になって、その内容を子細に検討するべきではないかと感じます。「悪意がある」という枠組みに固執するのは、危険ですよ(*8)(*9)


(*1)これは私の主観です

(*2)これも私の主観

(*3)もちろん、これも私の主観。

(*4)やっぱりこれも私の主観。

(*5)当然これも私の主観

(*6)枠組みに当てはめるための、枠付けによる無理のあると感じられる補正。

(*7)しつこいようですが、これも私の主観

(*8)これもやっぱり私の主観

(*9)で、こんな主観ばっかりの文章のどこまでを信じるかは、読者の主観の問題。

@

ところで「私の判断が主観である」ことを疑って「私の判断が客観である恐れはないだろうか」という疑念に至るというのは面白くないか、と同居人に話してみたら「神林?」と言われた。

@敗北中。

イリヤの空、UFOの夏 その3[秋山瑞人,電撃文庫]読了。

もう少し引っ張るかと思ってたんだけど。ほんとうにやる気を微妙なことにさせてくれる。どうしようもないぐらいのファンタジーだからこそ、恋は圧倒的にリアル。あんな気持ちで恋してたのだとか、すごく背中が遠いとか、今日はいったいなにをしてたんだろうとか、いろいろ思う。今言いたいことの全部が書いてあって、すごく悔しい。

_それでもぼくはぼくのロックンロールをかき鳴らしたいとか思うのは、無謀なのか救いなのか。


9.9

@雑想ぐるぐる

昨日唯一の食事をしに午後9時前後に同居人とファミレスへ。で、深夜まで粘る。前半は同居人が物書き、私は読み残していたSFマガジン。

日が変わったあたりから雑談モード。アシモフとクラークの違いとか、秋山瑞人は戦争好きだなぁとか、織田家臣団はプチ信長だらけ説とか、ゴダールvs現代哲学史上最大の決戦とか、ウォーハンマーみたいなMMORPGはどうよとか。

なんか大学生みたいなことしてるなあ、と思うけど、実際今の状況って敢えて大学時代の延長に留めているのも事実なわけで。だからこそ、たまにはアリかな、とは思う。


9.10

@準備。

オンボードサウンドデバイスが付いてるはずだ、ということでなんとなく会社マシンでsndconfigを実行。/proc/pciを見てCM8738だとはわかっていたけど、さっくり認識、設定終了。

試しに家からMP3ファイルとか引っ張って来て動作を確認。ちなみに設定行為自体がH-IIAストリーミング対策なのは公然の秘密。


9.11

@結局。

フォームからツッコミとか。

で結局、H2Aのストリーミングは見られたんでしょうか。

私は映像が切れ切れで気持ち的にもキレギレ。

いや、これがさっぱり見られなかったんですな。超重力的な接続不能にみまわれてサヨウナラ、でございました。しょんぼり。どーせ見れても切れ切れだろうとは思ってたんで、わりとあきらめはついてるのですが。

というか、こういうライブストリーミングこそP2P技術でガツンとすんごい実装してくんねぇかなぁ、とか思ってみたりしたのでありましたとさ。しょんぼり。

@すべてのムスリムが悪であるとは限らない。

はい。いわゆるCDNを、自己組織化エージェント群で動的に自律構築できないか、って話です。ストリームが流れる系を生成し、適切な接続点を勝手に見つけて、可能なら自分自身も接続点になる、という感じ。

話としてはマルチキャストの解決をネットワーク層でやるかアプリケーション層でやるか、ということかと思います。下層(ネットワーク層)でやった方が、システム全体への負荷がぐっと軽くなるでしょうが、そのためにネットワーク層にインテリジェント性を求めるのもどうよ、と思うわけでもありまして。

P2P技術が提示した自己組織化エージェント群の秘めた可能性を考えれば、P2P=悪とするのは勿体ないと思います。その基礎的モデルや、要素技術は決して悪ではないでしょう。もちろん、お行儀の悪い応用例は悪ですけど。いろんな意味で無配慮なファイル共有エージェントなんかね、もう(以下略

ただ、自分らがお行儀悪くなりやすいんだってことは意識した上で、他人の迷惑を考えた実装ができるなら(+法とか権利とかのことを考えてくれるなら)、むしろ賛成すべきなんじゃないかな、とは思ってます。

@

ああ、ごめんなさい。もちろんそちらの言うマルチキャストがIPマルチキャストだというのは理解していて、その上で同様の1対多伝送をどのレイヤでどう解決するか、という話のつもりでした。それに「マルチキャスト」という語を使ったのは私のミスです。

_ネットワークがまったくインテリジェント化するな、とは思ってません(*1)。ある程度のインテリジェント化は必要だと思います。実際、ストリーミングなんてIPマルチキャストでやった方がずっと低負荷でよいこともわかります。

が、ネットワークがインテリジェント化するには経路上の各機器の対応が必要、となれば既存のネットワークの上にそのまま乗るものではないです。あるいは、各ネットワークの管理方針による影響も受けてしまうでしょう。だから、「今」1対多伝送を実現しようとするのであれば、あるいは高い透過性が欲しいとのであれば、上位層で実装するべきだろう、と思うのです(*2)。もちろん、上位層での実現は「無理矢理」なわけではありますが。

_で、移動エージェントプラットホームってのは「土台」の話で、自己組織化エージェント群ってのは「土台」の上で何ができるかって話、だと思います。まあ、今回の話の場合はまさしくGridコンピューティングの話、でしょう。あんまり「計算」しませんけども。


(*1)なお、先のネットワーク層にインテリジェント性云々という記述には、多分に私の趣味が入っています。シンプルなものをそれなりにエレガントな方法で、でも結局は力ずくでぶん回す、という。

(*2)このへん、思考がアナーキー的に寄っているとは思う。


9.12

@恋文・II

_なにがあったというわけでもなく、何故か思う夜がある。そんな日が、あったりする。

_ほんとうは手紙でも電話でもしてみたいと思う気持ちもあるのだけれど、そいつらはきっととんでもなく無力だから、なにもできないままでいる。今またなにか話せるとしたら、きっとぼくは驚くほどなにも話せなくて、結局君が好きだとしか言えないで終わって、それを君はどう思うだろうかと考える。

あのころの君なら、そんなぼくを笑って愛おしんでくれたんじゃないか。それとも別のあのころの君なら、そんな隙すら与えず一方的に話しつづけてくれたんじゃないか、なんてことを思い、クスリと笑い、それからちょっぴり胸を痛める。

この胸の痛みも恋の結果で、こんなささやかにしか残らないことを悔しく思ったり、それで昂ぶるぼくはずいぶん元気をなくしてなかったかいなんて問いかけたりして、いつまでもくすぶってる恋の残り火に、次の薪をくべたいとも、思うのだ。――できれば君をこそ、この火に巻き込めればと思うのだけれど(もちろんそんな力、ぼくは持ち合わせちゃいない)。

_けれども。そうやって気付くのは、ぼくがほんとうはなにも見ちゃいなかったんだってこと。恋してるあいだは盲目で、そう、盲目のぼくはもちろん君のことだって見ていない。声だとか、まなざしだとか、感触だとかをぼくは憶えているようでいて、ほんとうはなにも憶えていないのだ。少なくとも、今ここでこうしているぼくのリアルほどには、ぼくはなにひとつ憶えていない。たとえ君のことだって。

_結局ぼくは、なにに恋しているのだろう。なにを見て、なにを感じ、なにと混ざりたいと切望しているのだろう。

どうしようもなくぼくのことを見てくれない君だからこそ、ぼくは恋するのかもしれない。お互い錯覚だとわかったまま、ちっとも見詰めあいもせず、それでも互いの在処を知り尽くせるような、そんな君に会いたいのだと、そんな馬鹿な願いにふと気付いて、そして君に触れたいと思う。

_なにがあったというわけでもなく、何故か思う夜がある。そんな日が、あったりする。

@

捕捉アンテナリストを整理。表には一次捕捉先のみを表示するようにしました。その他捕捉を確認しているアンテナはAboutページに一覧を移動。ついでに追加をサボっていたいくつかのアンテナ名を追記。

で、何の気まぐれか、俺様huginnのマスターDBファイルとか晒してみたり。

_ついでに一次取得レコード分とか作るようにしてみました。なんか想定外っぽいレコードも出たりしてますが、とりあえず無視(ぉ。毎時18分にcronで生成の模様。


9.13

@迷走状況

なんとも仕事する気が起きないので微妙に仕事でないプログラミングとかで気分転換。一応は勉強を兼ねて。もちろん時間的に余裕がなければできないことではあるけれど、本当に余裕があるのかと言われると返答に詰まる。ともかく、ここしばらくはテスト書いて回してテスト書いて回して……、を延々繰り返していたので妙に新鮮な気分になる。

やる気がないわけではないのだが、どうにも仕事の方向に向いてくれない――というこの状態は問題がある。とは思うも、根本的に気分屋の私にはどうしようもない、とも思う。経験からすれば、ここで無理に踏みとどまるよりは、開きなおって気分転換してしまう方が、トータルでの幸福度は高くなる。モチベーションなぞに影響されずコンスタントに仕事ができるようになるべきなのかもしれないが、おそらく私はそういう人間ではない。

そういう部分で、どう折り合いをつけていくか。生きるというのはそこのところの学習であり修正でもある。もう少しエレガントにやりたいと思いながら、仕事は本来の方向にはまったく進まず、一日はほぼ無為に潰れた。

もちろんこんなことではよくないのだが、ともかく今日はよいことにする。

とはいえ、あんまりこんな感じが続くのも良くない。上司様に話して大目標には合致する現実逃避の許可を取り付ける。あとは万事適当に、折り合いつけてやるとしよう。


9.15

@

昨日、たっちゃんが遊びに来た。

こないだ船戸明里商業単行本一式として貸し忘れた「若草一家で行こう」を貸そうと思ったら行方が不明だった。捜索するも発見できず。

しかたないので遊休していたテレビとDCを取り出してきてDC版P17nを与えてみた。見事にハメることに成功。「圧倒的にゲームじゃないですか」とか言ってるところに、「いや、それをゲームにしてるのはこちら側なんで」とかわけわからんちんなことを言って幻惑させる。

焼肉食べ放題は店選ばないと危険だと学ぶ。そこで何故か著作権談義。たっちゃんはもう少し自分の論を宣伝すべきだと焚きつけてみた。

で、帰ると丁度ProgressiveのIRC会議が始まった。近頃活性上昇中だ。ちょっぴりだけ充実した一日、だったかも。まだ会議、続いてるけど。

@何故

日がな一日あれこれやった結果

@また破損

ところで自転車のスポークが久々に折れた。修理に出さねば。


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp