Whiteのふりーとーく

2002年11月後半

About this Page |過去分一覧

原則匿名で公開・個人情報は送られません。必要に応じ御署名/非公開希望をお書き添え下さい。


_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)


11.19

@永遠の愛情

あるいは一緒にいられるうちに気持ちいいことはいっぱいしておけ、という話。

とりあえずは入江さんの記述にから、提示された問いに答えてみる。

_命題――と呼ぶにはあまりに即物的であると思うが、ともかくその種の問題としては、「人間そっくり」という条項が邪魔だと思う。彼女が人間でないからこそ、その種の問題は際立つものなのではないか。

_――という意地悪はともかくとして。

必要であれば、泣くことだ。幸い、彼女には人間そっくりの肉体があり、涙を流すことができる。人間そっくりの精神があるから、泣くことで傷を癒すこともできる。そして誰か別の、違った愛をくれる人を、見つけることもできるだろう。

どうしたらいいかと問われれば、心のままにと言うべきだろう。しかし当然のことながら、状況はしばしば行動を強いる。彼女は人と同様であるのだから、なんら人と変わらない、そのはずだ。

いずれにせよ、忘れてはならないことがある。それが彼女の選択であるということだ。強いられるにせよ、選ぶにせよ。滅ぶためにせよ、生きるためにせよ。それは彼女がなんらかの形で選び取るべきことであって、彼女でない我らが決められるような、決めるべき話ではあるまい。

_ということで横槍でんぱの更なる奇形化を図る。

_揚げ足取りをするならば、彼女は「ものすごく愛した人と死に別れた」のだから、愛の主体でないことはありえまい。その現出が極めて受動的な態度であったとしても、彼女は間違いなくその愛の主体であろう。

_仮に私の話をするなら、私はきっと泣くだろう。泣いて、喚いて、世界の終わりを実感したあと、まったく世界は大して変わらず回っているという(いつもの)事実に気がつくだろう。そして私は何処にもいない(という形式でもって確かに存在している)あの人に「どうしてそう私を混乱させるのか」と問いかけるだろう。無論答えはなく、だから答えは常にあり、そして私はその混乱をもって彼を愛していることを知り続けると思うのだ。

@

だからどうしてそう僕を混乱させるのか。


11.20

@同人活動

_冬コミ関連。あの手この手を使えばまだ10日ぐらい稼げるけど、サークル代表の人とも相談の上,

今回はオリジナル小説の新刊は見送り、ってことになりました。とりあえず書くほうはこのまま継続させて、1月か3月あたりに適当にイベントに出るっちうことなので、それに合わせてになる予定。

ということで、冬に向けての私はGameDeep vol.7 と GD# vol.2に注力、の予定。

_そのジャンク・ヤードですが、「ほしのこえ」オンリーイベント「おぼえていますか」に参加します。新刊は、ジャンク・ヤード/progressveな面子としては久々の二次創作企画「ほしたちのこえ」です。

私も久しぶり(1年半ぶり?)に参加しました。その間プロットまとめ切れなくて噸座したり、GameDeepに夢中になったり、あれこれ寄り道してましたけども、今回の掲載作は物語を綴る楽しさを久々に感じさせてくれた、かなりお気に入りの出来に仕上がりました。ということで、お手に取っていただければ幸いです。

@

永遠の愛情の捕捉というかなんというか。触発されたしそのネタで短篇か掌篇か書くかねー、とか思ったのだけど今の気分的には「ほしたちのこえ」掲載の拙作「されど続く我らの日々」で良いのか、と気づいてみた。相手がいない、遠い、見えない、もう逢えない、という意味では星の距離も死もさしたる代わりがなくて、それでも愛することを辛いと思うか嬉しいと思うか、ってことなんだと思う。

_ところでロボット=高い再生可能性を設定されてしまった時点で彼/彼女の精神は人間とは異なるものになってしまうだろう、というのはSF的発想か。或いは人間的精神という制約を突破していくロボットの物語、という方向もありそうだ。それって書き方をアレにするとルーディー・ラッカーの「ソフトウェア」になるんだけども。

_ちうか「そういうお題の本を作りたい、と言ったら乗ってくる人いますかね?」とか言い出すのはありですか?

@YaPw

InterWikiというかRemoteWikiLinksというか、ともかくそんな感じでよそのサイトへのリンク機能を付加。特定のページに「対応一覧」を載せるのはなんとなく嫌だったので、ZWikiのRemoteWikiLinksみたいな分散管理型にしてみました。

@TreeStore.pm

YaPwのバージョンアップに伴ってこっちもあれこれ改良中。といいつつ既に結構ガタがきてたり。当初考えてたインターフェスだとやっぱり若干無理があるとか、インターフェースをtieしたhashにしたいかもとか、あれこれ思案はしてるのですけど。


11.21

@Tracker Think

報告を強制できるようなシステム――いわゆるトラッキングシステムってことになるんでしょうけど。今の仕事ではIssueTrackerとか使用してたり。ただ、むしろ必要なのはワークフロー管理、ですかね。

ごうさんの想定しているケースの場合、共同作業と言っても職分が明確に分かれてるわけでありまして、そうなると「タスク(仕事)の人への割り当てと状況調査」が重要になると思います。「誰でも使える」のためにはWebベースがよろしくて、できればバージョン管理と共同して動いて、とか考えてくと、確かにSourceForgeは有効かなぁ。

このへんは近頃のオープンソース的にはHotな領域であちこちでいろんな実装をしているみたいな状態だと思います。イコール、決定的なプロダクトが存在しない、なんですけど。需要はあってもイマイチ標準が確立してないだけに、一旗上げられる領域、かも。


11.22

@

手を上げられてみたので企画ページを立ててみた。まだ何も決まってませんが。

@Tracker Think (2)

プロジェクトを進める以上、結局誰かはごうさんの挙げてるような諸々(情報伝達、状況把握、成果物とりまとめ、etc)の作業をしなきゃいけないわけで、それをみんなで分担して共有しましょう、ってのが話の肝だと思うんですよね。

バージョン管理ツールに関しては、WebDAVのsubversion拡張がブレイクしていくんじゃないかとか思います。

その他の部分については、QuickML + Webベースとかが、なにげにイケるんじゃないかなぁ。メールによる追記インタフェース付きのWikiと組み合わせるというアレゲなアイデアもあったりなかったり。


11.24

@世界視

罪はそこにあったのか? 誰がそれを罰だと定めた? それが罪だと、罰だと思っているのは、まず第一に己であろう。

罪や罰と思うこと、それは汝を豊かにもしよう。けれどもそれは、汝の翼を縛ってはいまいか。汝の足に鎖が如く絡みついてはいまいか。

捨てぬことは勇気であるが、捨てることも勇気であろう。いずれかを選ぶことも(選ばぬことも)また勇気。汝の心のままに、汝の絞れる勇気のままに。

@あてつけ? 自慢?

不満がないでもないけれど、なんだかんだではしゃいでいるとは思いますよ、やっぱり。これだけいろいろ良く回ると、ね。――とかなんとか言ってると、怒られるかもしれないけど。


11.26

@メモ

YaPwに、要するにWikiに画像ファイル等のマネジメント機能を、とか考え出すとどんどんCMS(Contents Management System)じみていってしまうのは宿業か。Wikiのシンプルなモデルとメディアファイルマネジメントというのがそもそもそんなに相性良くないんだよな。

そもそもWiki的な画像ページということを考えれば「編集」を押すとペイント/ドローツールが立ち上がるのが正しい! とか思うわけであって、根本的にブラウザベースのWikiでは画像を扱うべきでないのではなかろうか。

それよりはもっと単純に、アップローダーを外に用意してそいつとInterWikiで結ぶのがよいのではないだろうか。アップローダとWikiのデュアルモードなCGIを作る、ってのも悪くない。これならWikiの名前空間もモデルもさほど侵さずこれらを両立させられそうだ。

@適当手法

アジャイル的なスタイルだったら、Wikiがなにげに便利ですよーとか布教してみる。IRCなりメールなりメッセンジャーなりで相談して、WikiにToDoやノウハウをメモ、ってのは案外上手く回ります。掲示板でも単に最近の更新が取れればよいのでしょうけど。

要は「即時性があるけど残らない」「残るけど即時性が低い」などのメディアをどう組み合わせるか、なんじゃないでしょか。単一で万能なのはメールだけど、これだと埋もれるのはご存知の通り。

ということで、メールインタフェース付きのWikiってのは結構アリだと思うのだけど。subjectをページ名にするか、メールアドレスをページ名にするか、はたまたメール本文からのフィルタリングで書き込むか、ってあたりに工夫の余地はありそうだけど。

@近頃

ときどき、馬鹿馬鹿しいほどガキみたいなそんなんで世の中回れば誰も苦労しねぇんだよってなことを言ったりしますが、そういうとき、たいがい俺は本気です。

っていうかそういうの、大好きです。Love & Peaceなんてもうサイコー。1人がやるこたぁただの1つ、あの馬鹿馬鹿しいぐらいに単純なお題目を本気で信じて唱えることときたもんだ。

「万事適当」だなんて俺の座右の銘もそうだよな。大変ふざけた言葉ひとつで、俺の行動原理のほぼ全てを内包させられるあたりがもう素敵。

ということで、俺が愛だのなんだの語るときは、だいたい決まって本気です。本気だからこそ忙がば回れ、急いては事をし損じる、ってなもんで焦らず上手に末永く、俺は俺の理想なんか追求しちゃったりするつもり。

@謎BBS。

何故かぼつぼつと上下から迫るBBSがリンクされたりしているのに気を良くして微妙に考えた結果上下に伸びるBBSという応用が可能なことに気が付いた。こっちの方が少しだけ使いではあるか。どっちにしろ謎だけど。

@仕事。

与えられた話を少々検討してみると「先生、それはLispの仕事ですよ!」とかいう結論に至ってみた。同意はされたが「それはどうよ」とも。

まあ、CあたりでTrieでも使って実現するってあたりかね。パターン設計書と称した高級言語仕様からTrieを吐き出す部分と、Trieに従って動くインタプリタ的なものと、そいつにくっつけるインタフェースと。さてどこから作ったもんか。

@隙間

asahi.comから非原付電動スクーターの話など読んで。Segway HTやら一定グレード以上の自転車とかにも通じる話になるのだけど、このクラスの中速シティコミューターについては、もう少し積極的に設備とか法制度の整備を考えるべきなんじゃないだろうか。もちろん議論は必要で、そもそも道交法だけで対処できる話じゃない(都市デザインとかにも直結してくる)のだけど、いわゆる大都市圏では真剣に考えてみるべき話じゃないかと思う。

そもそもこういうコミューターが出てきて一定の支持を受けるって事実は、都市のデザインの欠点の現出(自動車は使いにくい、徒歩で済ますには歩かされすぎ)であり、ライフスタイルの進化の緒端でもあるんじゃないか。その芽を「今までとは違う」という理由で潰すのは一面の正しさしか有していないんじゃないか、なんて思うわけだ。

目先の「違法行為」として問題を捉えるんじゃなく、それが示唆する事実、意味するところを感じとった上で、今なにが必要なのかを考え実現していく。そういうインテリジェンスを発揮することこそが、重要なのかも、しれない。


11.27

@仕事。

昨日の話はあれこれ検討してたら全体設計すら見直しチック?みたいな話になってお流れ。ということで本日はSQLiteのベンチマーク結果とか整理してました。


11.28

@

シスプリRePure Bパート。先週の大地丙太郎スクランブル(?)体制からいつもの絵コンテ・演出・作画監督が一人というスタイルに戻る。で、平松禎史。いままでのシリーズの例に違わず、とりあえず「お前誰や?」と言いたくなるような原案無視のキャラクター顔。もちろん中身はすばらしく「らしい」画が満載。鳥居の下のよろり、傘を開く過剰な動作、あたりが特徴的か。それでいて着物着るところとか、落ち着いた画もイケるんだよなぁ。流石はガイナの現エース、と言うべきで、すっかり堪能いたしました。

_とかなんとか、アニメータしか見てない歪んだ見方はいい加減どうかと思うが、実際にそんな見方しかしてないのだから仕方ない。とりあえず俺的結論としては、Bパート始まった瞬間に「お前誰や?」と思うほど面白いということで。

@愛を唱える

見るとか想うとか感じるとか考えるとか、そういうひどく受動的な形でだって愛ってものは体現できる。だけどもこうも思うのだ。そのものに触らずにそのものを動かすのはひどく難しいことだ。自分の手が直接触れないにしたって、それはきっと形を変えた手で触れるほかないだろう。

きっとそういうことなのだ。誰かに、何かに届けるためには、ぼくらは絶望的なぐらいに動くほかない。指先で触れる、目を合わせる、手紙を送る、胸に抱く、言葉を届ける、キスをする、etc.。そうやって誰かに届けたはずの愛が、別の愛を引き起こすこともある。その愛を恐れず唱えれば、愛はいつまでも広がってく。拡大連鎖スパイラル――なんてうまくはいかないかもしれないけど、でも僕は少なくともそのきっかけのひとつ、連鎖の中の確たるひとつになりたいと、思うのだ。

めいっぱい、可能な限り、僕は愛を唱えたい。それがぼくらの愛になれば、世界はきっと幸せになる。

@

ぼくも混乱させられているのなら、嬉しいのだけれど。


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp