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_ 掲示板:YaPW 旧掲示板 SMIL Boston日本語訳(頓座)
半分冗談、半分本気でセネガルが勝つと予想してみたら、あれれという結果に。
徹底したカウンター狙いは見事。愚直なまでに型を繰り返す戦い方。監督への信頼が伺い知れます。GKの思いきりの良さと、DFの組織も見事。GKが「もうひとりのDF」として機能していたのは印象的。あと、DFの17番コリーがかなり良い選手に思えました。
フランスはツキに見放されていた感も。ただ、終盤驚くほどパワープレイができない。なんというか、勝負強さで決まった試合、なのかも。
昼過ぎぐらいに家を出て、いつものように京葉道路を走って都心部方向へ。
昭和通りで北に折れ、秋葉原界隈の裏道を散策しつつ御徒町のウエノクラシック。ライディングパンツやらSPDシューズとか物色しつつ、ここでは買わない。結局、BD-1用ハードスプリング、SCHWALBEの18x1.50なタイヤ、を購入。
そこから少し走って神田界隈のL-Breathでライディングパンツを購入。レインウェアの物色だけしてから、Victoriaへ。自転車関連の売り場が拡充されていてびっくり。98,000円の値のついた(多分型落ちの)BikeEに心惹かれつつも、トレーニング用の小物、サプリメント食品なんかを購入。
で、秋葉原で漫画の類を少々購入――しようと思って止まったところで見つけたやけに格好いいTransit Compact[写真]。というか頭おかしい。ハンドルがドロップ風だったりトゥクリップがついてたりサドルがスポーツ風だったり。サドルバッグとか。つーか、私にください<無理
で、帰路。なーんかほどよく疲れてて、気持ちよくお昼寝、というか夕方寝などしてしまいました。
アルゼンチン - ナイジェリア:先発バティは、相手がフィジカルで押してくるからか。紙一重の殴り合いな好ゲームでした。ナイジェリアGKショルンムは素晴らしかった。
イングランド - スウェーデン:地力はイングランドが上だと思うのだけど、スウェーデンの守備が良かったのか。スピードを使わせず、サイドアタックに終始させたような感。
スペイン - スロベニア:何故アルゼンチン - イングランド戦の放映はTBSなんでしょうか、と嘆息。わりかしよい試合だったと思うけど、PKの判定で壊れちゃったかなぁ。いろいろと残念。
信じずに後悔するぐらいなら、信じて裏切られようと思った。その方がずっとずっと幸せでいられると思った。「信じない」という積極的な選択から逃げているだけかもしれない。それで私は信じようと、それゆえの後悔ぐらい、受け容れようと思った。裏切られてもいいと思った。それは私の決意の結果で、裏切ったあの人にはひとかけの責任もありはしないのだ。
彼はそれを馬鹿だと言ったが、応援するとも言ってくれた。私は、信じ、裏切られたが、ほんとうには裏切られなかった。
あれは子供じみた選択だったが、よかったと思っている。
今でも、思う。信じずに後悔するぐらいなら、信じて裏切られたほうがいい。子供じみているが、そう、思う。
暑い。久々に部屋の窓を開けて、空気を入れ換える。散髪に行こうと思っていたのだけれど、起き出したのが遅かった。ガレージ代わりのベランダに出て、自転車のタイヤを付け替える。手と服とを汚しながらも、組み上がりにはご満悦。それから久々に部屋を掃除し、綺麗になった姿に悦。
でもやっぱり今日は暑くて、扇風機なんか取り出してみる。うちわなんかも持ち出してみて、夏を感じる一日で。去年も感じた、なんだか新鮮ないつもの気分。
散髪は来週にとっておこう。そうすればまた、新しくなれる。心もちょっぴり入れ換えたみたいな、そんな悠然なおやすみの日。
CPUアーキテクチャが異なる機種間でのメッセージ送信は面倒くさい、というプログラミングをしていたら唐突にMISXについての野放図な思索。
基本形はNetNewsだかDNSだか?
push的だかpop的だかは知らないが、データのフォーマットだけ決めて自律的に動くこと期待してデータをじゃかすか流しましょーというそのデータのフォーマットのところだけ考えているわけで。
基本的なトポロジーは「誰かが持ってるデータをバケツリレー」。バケツリレーの起動がpushであるかpopであるかは本質的な差ではない。
pushで流れてきたデータに反応してpopする(でもってデータを手元に残さない)だけのエージェントがあってもいい。
流通系は網を構成し、利用系は(流通系の適当なノードと)1対1でやりとりする、ことになるのであろう、おそらく。
今週も実験。
でま、ちょっと人間様が処理したくない量のデータなぞがゴリっと吐かれて、あまつさえそいつの類似度なんかを確認しなきゃいけないわけで、これがもうえらい不毛だ。
つーか、こんだけの量のデータなぞExcelとかで処理してられるか! といういつも通りのお決まりの結論でgnuplot大活躍の図。本当に学生時代とやってることが変わらねぇ。
イタリア - エクアドル戦。イタリア強ぇ。圧倒的な守備力をベースに、守って守って突如攻める。実にイタリアらしい、しかも完璧な試合展開。なんっつっても、スピードが違うよなぁ、と惚れ惚れ。
最も強靭な生き方とは、意味も理由も価値も求めず、それでも構わず生きていくことではないかと思う。
それは、ひどく苛烈な生き方だ。己が生きるということを、悩みもしない。ただ生きているというその事実を受け入れ、殊更に向かい合うこともなく、けれど正面切って生きていく。
退路はない。転針もない。ともかく、生きるのだ。悩むこともない。いいや、悩もうなどとも思わないだろう。
_それはまるで獣のようであるかもしれない。では、獣でない人間とはなにかを得たものなのか。逡巡、躊躇、苦悩、迷走。ただ歩くにも理由を求める、弱さともとれる心性ばかりだ。強靭に生きるのであれば、獣であればいい。なすがまま、思うがままに、生きるのだ。意味も理由も価値もなく、ただ生きているというその事実をもって、生きるのだ。
あちらこちらの「今日は全力帰宅」とか「早退当然」な記述を読んでいると、我らが社長様の判断がとても正しいものに思えてくる罠。
日本 - ベルギー戦。前半は、まあ好ゲームだったと思います。互いにレベルの低いとこで勝負してるような感じでしたが。で、明らかに抑えていたベルギーが後半になって牙を剥き、ってあたりから打ち合いになるかと思ったんですが、ゲームメーカーぶりを炸裂させたのは審判でありました。終盤、日本が不要な交代でダイナミズムを失ったとはいえ、勝ててる試合だったのになぁ。
2002/06/05追記:とはいえ、あの試合で一番緊張してたのは審判かも、とは思います。開催国チームの試合だし、前日のPK誤審の件もあるし。ただ、終盤の柳沢の突破2回、うちせめて1回は前回(フランス大会)ならファールだよなぁ、とも。そういうとこの笛は抑え目というか、萎縮しちゃってた感が。ま、柳沢についてはシミュレーション取られなかっただけ幸せに思え、という意見も。
_ところで我が家では録画しそこねて(仕事で見られなかった)同居人と一触即発状態です。イヒ。ちうか、わりと本気で救援希望かも。
ドイツ - アイルランド戦。互いに守備意識の高いチームが、しのぎを削る好ゲーム。ドイツGKカーンの奮戦もあって紙一重の勝利か、と思われたロスタイムに。苦しいゲームのこの引き分けは、不安のあったチームを強くしそうな気も。アイルランド、注目かも。
帰り道に雨に降られる。会社を出たときから、雷の気配がずっとあって、危ないかなとは思っていたけど。適当に様子を見て雨宿りしようか、という目論見は、あっと言う間の土砂降りでくじけた。適当な場所が手近になかったこともあるけど。
痛いぐらいの大粒だけど、体の熱がきれいに落ちる。雨に打たれながら、ちょっと慎重に速度を落として、でも詩と音楽をひねりだしつつ歌い、ともかくペダルを踏み込む。これはこれで楽しい道ゆき。
あるいはAIRは畸型であるか否か。エロゲーという枠から見ればとんでもない畸型でしょう。つっても、もとよりエロゲーであることなんて放棄してましたけど。目指したものに素直にたどり着いた、という意味では正常進化だろうけど。
ただ、GPMと比較してしまう(*1)と、AIRは袋小路に入り込んでいるなぁ、と感じてしまいます。GPMもGPMで、相当な畸型であることは間違いないのですが。
_というか、私はNCP2nd最終回からは「僕は大塚にはなれないんだ」という憧憬にして憎悪を感じるがためにはっきりいって更科萌え!なのであります。そこで萌えとかいっちゃうような世界だから氏はひねくれてしまう(あるいはそう演技している)のだと思うけど。
(*1)そもそもそんな比較をするあたりが歪んでいるというツッコミはなしで希望。
そーいやキャラ名晒してなかったな。ちうことでフォーマットに従って、Iris鯖にて「ugah : Magician : 25/19 : 地下水道B3 : 深夜(0:00-3:00)、朝(8:00-9:00)」でやっております。赤髪で今はゴーグル付き。ちなみに♂で主属性は雷(*1)です。
_ということで昨夜はFVさんのLv上げのお手伝いとかしてました。おんなのこは華やかでええのうとか発言しつつ。
(*1)Magician的には超重要。特に序盤。レベルより属性の方がよほど大事。ちなみに雷系は最も虐げられてると思う(涙)
某所の議論を読みつつ、そもそも人間がツリー型では思考していないのだから、ツリー型で構造を起こすのが無茶なのだ、とか思ってみる。
んじゃあネットワーク型の構成が人間の思考を正しく表しているかと言うとこれも微妙。ただ、以下の点を考えるとツリー型よりは少ない欠損で人間の思考を記述しうるであろうとは思う。
_とはいえ、論理的思考をネットワーク型で把握できてしまうような人間は「紙一重」扱いされるんではなかろうか、とも思う。というか、天才性の一つはもともとそういうものなのだろう。見ている構造そのものが違うから、常人には見えない(でもそこにある)ものが見える、と。
_文章で書くより図にするとわかりやすいのも、ツリーとネットワークの問題かもしれない。文書というグラフは大抵一次元、頑張っても二次元的にしか物事を表現できないが、図は二次元から始まって頑張ると三次元的にものを表現できるのかもとか。
ハイパーリンクの革命性の一端も、この部分にあるのか。それは高々ツリーしか表現できなかった文書に、「他の文書」という別の次元を拡張し、しかも容易な閲覧を可能にする。
_とはいえハイパーリンクそのものは、「参考文献中の位置提示」という形で既存の実装が存在した。これが革命的なのは、その参照コストが劇的に低下したからであろう。活版印刷の登場以前にも書物が存在していたが如く。
_しかし相変わらず私はぐちゃぐちゃな思考をしているが、結局一次元的な構造から逃れられてはいない。こんなことをしていては、人間の思考がネットワーク型とはとても言えないように思うが、一方でこんなぐちゃぐちゃな飛躍はそれがネットワーク型であることを直観させる一因でもある。
どっちが正しいのかは、私にはわからない。私はそこまで明確に自身の思考というものを知覚できないようであるから。
ネットワーク負荷試験をしているはずが、何故かLinuxカーネルのソフトリアルタイム性能評価へと雪崩込み。
文脈の違いによるものですが。
_私もAIRを畸型・変異形だとは思いません。至極まっとうに物語表現であろうとして、至極まっとうに物語表現として完成したもの、ですから。発展元の文脈は逸脱しまくっているにせよ。
ただ、AIRの場合、結果として到達したものが「まっとう」なんですよね。妥当な進化の証明か、はたまた壁を突破できなかったできそこないか。そこんとこ、微妙。
_対して、GPMは最初から変異形狙いというか、ふまともでいいから壁だけは越えようじゃん?という狙いがあったような感じ。ということはGPMもまた設計通りなわけですが、だったら畸型・変異形(あるいはそのできそこない)だと言って指さしてやるべき。
_ところで、稀有なゲーム
って言い方は逆に綺麗過ぎやしませんか、と。確かに「畸型」って言葉のダーティーな印象は問題ですけど、更科氏の言いたかった本質にはより近いように思うですよ。むしろ偉ぶって「畸型」なんて言っちゃうあたりが萌え。
_結局のところを要約するとこういうことです:「更科氏萌え」(違
ということで、「そもそもADVだのCRPGだのが原型からすれば畸型じゃよー」という頭の腐ったオールドゲーマー的発言をもってオチに代えさせて頂きます。オチてないけど。
フランス - ウルグアイ戦。前半終了間際から。
前半は荒れ試合。見始めてからわずか数分の間にカードが乱れ飛ぶ。聞けばアンリが一発退場したとか。
だが後半は、別の試合のようだった。うって変わって綺麗な試合が、素晴らしいスペクタクルが、繰り広げられる。フランスが、攻める、攻める、攻める。時折ウルグアイがカウンターを見せるが、決まらない。フランスが圧倒する。ウルグアイがときおりうめく。だが、攻めきれない。
笛が鳴る。試合が終わる。スコアレスドロー。
アルゼンチン - イングランド戦。激しい攻め合いが展開される。つないで攻撃をビルドアップしていくアルゼンチン、ロングボールで一気に前線を狙うイングランド。前半終了間際、前線での乱戦からオーウェンが倒れてPK。若干物議になりそう判定だが、アドバンテージを見ていたのを加えてであるか。
これをベッカムが、決める。
後半は、一方的だった。ただ、アルゼンチンが攻めた。けれどイングランドはそれをことごとくしのぎ切る。集中力、気迫が、アルゼンチンの怒涛を阻み、ついには試合終了の笛が鳴った。
復讐劇というには綺麗すぎる、名試合だった。あの苦しい時間を耐えたイングランドは、強い。
_ところで今日は社長がノリノリだったので会社にて観戦であった。プロジェクターが欲しくなる。
_んが、USBが動かんのである。プリンタとしてUSB接続でHL-1240を使用しているのだが、これが動かない。ちなみにHL-1240はHP LaserJet 4のドライバを使うと上手く動くのであるが、そもそもそこまで行っていない。
そもそも、認識しやがらないのである。dmesgで出てくるあれこれを読むと、おそらくはUHCIドライバ(USBのドライバ)が悪い。こう言うときには検索である。Googleでもって調べてみると、どうもVIAのマザーのUSB周りが腐っており、カーネルにパッチを当てないといかんらしい。当然パッチを探して当てて――となるのだが、その前に面倒なのでVineSeedから最新のカーネルパッケージを取ってきて突っ込んでみた。
ビンゴ。
きっちり問題のパッチが当たっていたようだ。再起動するとあっさり認識、USBプリンタ用のモジュールもprobeされ、無事動作。
_ところでサーバ周辺の気温を若干高く感じるのが、季節の移り変わりのせいであるといいのだが。本気で体感音頭が1〜2度違う。対応BIOSはあるようなので、性能が低いことを覚悟しつつM/Bを元に戻すことを検討中。あるいはVIA C3を試すという手もあるが。
いや、まじめな話、世間的には無印で「ゲーム理論」と言っちゃうと、数学の一理論、複数プレイヤーの参加する利得局面における最適行動の話になってしまうので。主に経済学とか生物学からの要求によるものですが。
ちなみにそういう意味でのゲーム理論がゲームの製作の役に立つかと言うとあんまり役に立ちません。プレイヤーの快楽とかそういう衝動的なものとは(実に数学らしく)無縁なので。
_クロアチア - イタリア戦。
堪能した。
クロアチアが、上手い。ビデオで見た昔のブラジルを思い出す。テクニックをベースに、少しでも隙があれば局面を打破してくる。イタリアは時折綺麗な攻撃を見せるが、クロアチアは攻撃を綺麗にしてしまう。飛び出しの意識も強い。しかも、イタリアは対人で守備をしてしまう。あっさりと飛び出しが決まり、何度もゴールが脅かされる。
正直、匂いが違うのだ。ペナルティエリア周辺でボールが回る時の、雰囲気が。どこか笛を待ちわびるイタリアと、笛など待たぬ覚悟を決めたクロアチア。もちろん、イタリアは幾度となく対戦相手のその覚悟を潰してきた国である。しかし女神は移り気で、Calcioのため女神ではい続けてくれない。そして、今日もそうだった。運がなかったのは事実だろうが――私が女神なら、どちらに微笑みたくなるかは、明瞭に思える試合だった。
_ブラジル - 中国戦。
いい試合だった。先制点が入るまでは。中国の、守り、カウンターする意識。怒涛しながら、脅かされもするブラジル。紙一重の勝負になるかという気配もあった。だが先制は鮮やかで、そしてゲームは崩れていった。
気が付いてみれば、格好のスパーリングとなった。やはりまだ、壁は厚い。
ただ、まあ、なんちゅうか、あれだ。近頃雪駄さんとこの掲示板とかでもやってたんですが、ゲームのことを論じるときのよくある罠にハマりつつあるかなぁ、と思っただけで。
むしろ話は続けて欲しかったな―とか思いつつ、しかしそのへんの話はたいてー泥沼化するのがオチなのでオススメはしませんです、はい。
日本 - ロシア戦。
日本、攻撃的。
ヒデが明らかに下がり目に動いて、ロシアの組織を間延びさせる。そこに、松田が、明神が、稲本が上がっていく。今の日本代表は、飛び出しがあるときには、強い。
しかし明神が効いている。きっちり人を見て、危機の目をよく潰す。試合前には、楢崎・宮本あたりを不安要素に感じていたが、明神や稲本が守備に加わることで、最終ラインが安定する。ここしばらくにはなかったほどに、守備組織の崩壊が少ない。
そしてそれ以上に、稲本が動く。先制弾――はオフサイド臭いか。まあよい、ホームアドバンテージだと思っておこう。
後半の交代は明らかに「変えないための交代」だった。チームはよく機能していた。
最小点差ではあるが、勝った。これでたとえば柳沢にもう少しばかりのボディバランスがあれば――と願うのは贅沢だろうか。
ポルトガル - ポーランド戦、前半終了間際から。
短期決戦では、一試合の重みが大きい。ましてや、互いに敗退のかかった試合となれば。
前半終了時点では、ハードな試合であると思えた。後半、ポーランドがどう盛り返すか、という期待もいくらかあった。実際、2点目が入るまでは幾度かポルトガルを脅かしもした。
けれども勝つしかないポーランドは自然と前がかる。スペースが生まれる。
ポルトガルは、上手い。互いに切りつけ合う激しい展開の中、そのスペースをシンプルに使う力がある。一度、フットボールというには綺麗過ぎる動きが展開され、結果、ポーランドから一切のダイナミズムが失われた。
あとはもう、ルーティンワークだ。ポルトガル、完勝。
サッカーの日本代表で大いに盛り上がっているようで。
ゲーム原理主義者的には「お前らこれっぽっちもゲームの話なんてしちゃいないんだよ!」とか叫びたくもあるが、まったくもってゲームでないものも含めてやっぱりゲームなんである。ファミ通-浜村ラインとかはそのへんをわかった上で敢えて忘れているようなフシがあったりなかったり。となればマイナーなカウンターメディアが逆にそのへんを明確にしていくべきなのであるが、ゲーム批評はまったくそのような役にたっておらず、むしろ反原理主義的思想に満ち満ちたCONTINUEの方がよっぽどゲーム原理主義に対して自覚的なのはどうか。
_要するになにが言いたいって、ゲーム批評買うのやめようかなぁ、ということだ。それでも買ってしまうのだろうけれど。
_CRPGでないRPG(*1)のプレイヤーとしては、「ロールプレイはゲームではない」と考える。経験でものを言ってしまうことになるのだが、RPGにおける「ロールプレイヤー」と「ゲーマー」は明らかに行動が違う。前者はゲームのことなどどうでもいいと思っていて、後者はロールプレイのことなどどうでもいいと思っている。このへんがあれこれとスタイル論争を巻き起こしたりするのであるが、それはRPGの世界の内ゲバであるのでこの際無視。
_トイとゲームの差については、それこそコスティキャンのゲーム論を読んで頂くとして。
_私はいわゆる萌えゲーは四コマ漫画なのではないかと思っている。「笑える」代わりに「萌える」ことがひたすら描いてあって、並べ方次第ではストーリーを語ることもできる。しかし基本は個々のシチュエーションが「萌える」ことにある。
(*1)おとなしくTRPGと書かないのは、趣味の問題。
_ふつーにクロスコンパイルっぽくオプションを指定すると:
$ ../sqlite/configure --host=sh3-linux --build=i586-linux (snip) configure: error: unable to find a compiler for building build tools
でまあ、仕方ないので普通にローカル用にconfigureしてからMakefileを書き換えてみたが、libtoolがなにやら文句を言う。libtoolを開いてそれっぽいところを書き換えたが、結果は次の通りでダメ。
$ ../sqlite/configure $ vi Makefile $ vi libtool $ make (snip) ./libtool sh3-linux-gcc -I/usr/sh3-linux/ -DOS_UNIX=1 -DOS_WIN=0 -DHAVE_USLEEP=1 -I. -I../sqlite/src -o libsqlite.la btree.lo build.lo delete.lo expr.lo func.lo hash.lo insert.lo main.lo os.lo pager.lo parse.lo printf.lo random.lo select.lo table.lo tokenize.lo update.lo util.lo vdbe.lo where.lo -rpath /usr/sh3-linux/lib libtool: link: cannot find the library `'
で、しばらくlibtoolの中身とにらめっこをしていたが、わかるはずもない。しょうがないのでもう一度クロスコンパイルオプションを付けてconfigure、当然失敗するのだが、よく見るとlibtoolが更新されている。
となれば、試してみるほかあるまい。
$ ../sqlite/configure (snip) $ ../sqlite/configure --host=sh3-linux --build=i586-linux (snip) configure: error: unable to find a compiler for building build tools $ vi Makefile # コンパイラ指定書き換えのため $ make
で、make成功。
ポイントはconfigureを2回走らせるところ。一回目のconfigureでMakefileを生成させ、2回めのconfigureで、configureは失敗するも適切なlibtoolを生成させる。あとはMakefileの中のコンパイラ指定を変更してmake。
_はてさて、GNU Autoconfやらのことを知っていれば、もう少しエレガントな解決法があったのであろうか。ともかく今回の所はここまで。
今日から、いよいよ一次リーグ最終節。
_ドイツ - カメルーン戦。
前半の流れは、むしろカメルーンに向いていた。だがこれをカーンがしのぎ、そうして試合が荒れていく。カードが両軍合わせて16枚。確かに激しい試合だったが、枚数ほど汚い試合とは思えなかった。審判の厳しい笛も一因、というか、カードを出しすぎたゆえに荒れた感もある。
だがこれは、ドイツお得意の流れだ。決して圧倒的ではなく、けれども荒れた試合の中、いつのまにかドイツが点を取っていて、勝つ。
ゴツゴツしたぶつかり合い、戦争と見紛うような削り合い、そうした荒っぽい男の戦いの遺伝子は、アソシエーション・フットボールにも確かに流れている。その重みが、最後の一重になったのだろうか。
_観戦はしていないのだが、Aグループ。フランスが最下位で敗退。予選免除というハンディキャップ、フットボール・バブルに端を発する過密日程、ボスマン判決以降の欧州フットボールのボーダーレス化、ジダン不在の形を築けなかったこと、様々に要因はあるだろうが。これからの4年のフットボールの行方に、一石を投じる結果なのかもしれない。
ところでトップページとかのデザイン変えました。つっても、ふりーとーくのスタイルをほぼそのまんま持っていっただけですが。
ってなあたりにツッコミなど。
Whiteさんのページがだんだんお茶目になっていく…。
うぃ。コンセプトは「騒々しくて無責任」なので、うまく転べばお茶目なのかもですですー。
昨日は暑い日であった。
_近頃は自転車通勤をしている。片道16Kmというと、大概変な顔をされるが、トレーニングとしてはこのぐらいがぎりぎり下限と言うべき距離だ。こんなに意識して体を動かすのは、生涯で初めてのことかもしれない。体を動かしていると、人間というのがいかに体にその基を置いているかがわかる。動くことで養われる感覚がある。たとえば、その日の調子であるとか。
_あるいは、肌に触れる感覚など。
昨日は暑い日であった。ペダルを踏み始めてすぐにわかる。じとりとまとわりつく、湿気。気温は一昨日とそう変わらないのに、出てきた汗がちっとも退かない。
夏が来たのだなと、嫌でも感じる。肌で、暑気を吸い込んだ肺で、汗をぬぐった手の甲で。これほどに感じたのは始めてのことで、その感覚に眩暈すらする。
_こんなに簡単なことで、識ることができるのだと、驚き、呆れ、動かされる。
肌を伝わる夜気が告げる。今日も暑い日になる。
スペイン - 南アフリカ戦。いくらカマーチョ監督が現実路線と言われても、スペインやはりスペインだった。まともにものを考えれば、引き分けるべき試合である。お互い勝ち点1、これで双方ベスト16、でいいはずなのだ。
しかしスペインはあまりに大人げないチームだった。引き分けなど負けも同然とでも言うのか。容赦がないとか、そういうことではあるまい。彼らはこれ以外のフットボールを知らないのだ。極めて自然に、息でもするように、まったく自然に攻めたてる。
おまけに裏ではパラグアイがおそろしい粘りを見せて、先行されながら後半で3点を挙げスロベニアを下した。
まともにものを考えていれば、引き分けて両者通過――だが、スペインは大人げない、あまりに大人げないチームだった。こんなチームが優勝できるほどW杯は甘くなかろう。であるが、その子供っぽさを、できる限り見たいとも、思うのである。
メキシコ - イタリア戦。
半ば偶然にも思える形で、メキシコが先制する――まではよかった。だが、イタリアの攻めが、あまりに弱い。
後半早々のエクアドル先制の報のせい? それにしたって、あんまりだ。確かに、攻めはするのである。だが、迫力がない。時折思い出したようにトッティが鮮烈なパスを見舞うが、どんな華麗なパスであれフットボールに芸術点はない。あまつさえ、そのトッティがデルピエロに交代とは、およそ最低の采配だ。
だが、そのデルピエロがヘッドを決める。素晴らしい動き出しが導いたゴールだ。これだからフットボールは面白いのだ、と普段ならば思うであろう。だが、ちっともそんな気にならない。見ていてまったくおもしろくない。
同点になった試合は、急速にゲームでなくなる。クロアチア - エクアドル戦に動きはない。ただの時間潰しが延々と続き、審判が諦めたように笛を吹く。終了前に決したグループリーグ突破を祝う輪が広がる。いったいなにが嬉しいのかと、吐き捨てるようにテレビを消す。
まったくつまらない、イタリアの現実主義が最低の形で噴出した試合だった。かくもつまらぬことをするなら、もっとどうしようもなく強くなくてはなるまいと、ただ苛ついて、不貞寝した。
残酷に、あるいは無情に、構わず時は進んでいく。立ち止まるそのそばを、世界が流れ離れていく。不安に今日も心を痛め、それでも進めないでいる。
だけれども。
少しだけ耳を傾ければ、きっと君を想う歌がある。轟音の中にかもしれないけれど、もしよく聞こえないなら、僕が重ねて歌ってみる。その目をゆっくりと開いてみれば、君を包む光がある。まぶしさの中にかもしれないけれど、もしよく見えないなら、僕が代わりに歌ってみる。君は喉にでも手を触れて、僕の体から感じればいい。
敗けようと、倒れようと、悔しさに包まれようと。残酷なぐらいに世界はそのままで、そうして君にも笑いかけてる。だから、歌い返すのだ。足りないのなら、僕も一緒に歌い返そう。
そうして僕は、君にも告げる。世界が今日も笑っていると。まるで、君に奇跡でも告げるように。
ところで我が社では今日も今日とてプロジェクターの稼動が決まっているので別段憂いなく出社できるのである。っていうか、でなかったら休むね、俺様。
取引先の営業さん来社。用件:W杯観戦
_日本 - チュニジア戦。そりゃあホームなんだしこれまでの勝ち点見ても地力の差はあるんだし基本的に日本が優勢なんではある。優勢なんではあるが、チュニジアが尻上がりに調子を上げていることも良くわかる。ジャジリがたびたび良い動きを見せ、これはがっぷりと組んだ良いゲームになるかと、思えたのだ。
流れが変わったのは、後半開始早々だった。柳沢に代わった森島が、これまでの日本の前線にない動きを見せる。ぽっかりと空いたスペースに、この男は入り込む。まさしくそういうシュートで、日本先制。これで、決まったようなものだった。チュニジアがすばらしく意地を見せた時間もあった(すばらしい意地だった)が、時間の経過と共にモチベーションは奪われた。やがて中田英が追加点を叩きこみ、チュニジアは手強い相手ではなくなった。
なにはともあれ、日本、ベスト16進出である。
_韓国 - ポルトガル戦。決死の覚悟で臨んだのはポルトガルだ。グループリーグを勝ち抜くには、最低引き分け。しかし、審判の笛は、ポルトガルに試練を下した。前半で1枚、後半で1枚の、レッドカード。
当然交代を交えた守備固めをするポルトガル。アメリカが負けているとの報もある。引き分けならば丸く収まる。だが韓国は、大人げなく、あるいは野心にあふれていた。あまりに鮮やかな先制劇が展開された。
そしてポルトガルのテンポが変わった。ヌーノ・ゴメスが投入され、狂ったように攻め始めた。9対11、明らかにフィールドを支配される中、それでも攻めた。ハーフラインでオフサイドを取り、GKの飛び出し以外で危機を凌ぎ、駆け上がり、パスを通し、ボールを奪った。シュートも打った。惜しい場面もいくつもあった。
いくらか長めのロスタイム。必死のラッシュ。智将のあまりにえげつない選手交代。じりじりと過ぎる時間。無情に跳ね返されるコーナーキック。そして笛が鳴る。ポルトガルはよく守り、あるいはよく攻めた。けれど、ゴールは守りきれず、ゴールを奪うこともなかった。それだけのことなのであるが、それでも、審判の下した運命は、いったいこの試合を面白くしたのかつまらなくしたのか、できることならそれが知りたいのである。
おそらく勝負を分けたのは、監督の采配にあったのだろう。DFを変えたが、その上がりにより攻撃的にシフトしたドイツ。前の方の選手を変えたものの、むしろ守備的になったパラグアイ。じりじりと時間が過ぎる。疲労が動きを蝕む中。延長かと思われた寸前、ドイツがサイドアタックから鮮烈な一撃。
惜しむらくは、パラグアイの采配か。ドイツの変化を、まともに受け止めようとしてしまった。押しこまれていたからこそ、たとえばクエバスを投入して攻めのポイントを作るという采配もあったろう。あるいは、知らずにドイツの土俵に吸い込まれてしまったのか。不思議に強いドイツが、帰ってきたのかもしれない。
ベッカムの差だ、と思った。
攻めていたのはデンマークだった。面白いのもデンマークだった。だがイングランドは抜け目なく、相手のミスを悉く得点に変えた。ここぞというときに完璧なプレーをして、ボールをゴールに叩きこんだ。
デンマークは攻めていた。ボールの支配率も高かった。けれどその攻めは単調で、あるいは正確性に欠けていた。シンプルで力強い攻めと言えば聞こえはいいが、シンプルな攻めはシンプルに守れる。そしてシンプルに守れる限り、イングランドは果てしなく強い。
点差ほどの差はなかった。けれどその差は、点差ほどに埋難かった。攻撃的と守備的の差ではない。単調さを崩す創造性と、それを実現する技術。両者を隔てていたのは、まさしくベッカムに象徴される部分であるように、思えた。