Whiteのふりーとーく

2009年8月後半

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8.25

@SFのFが取れたら現実だった

アニサマに行ってきた。裏街道ロックフェスとか日本文学に対する日本SFに対するラノベの立ち位置のことを彷彿としたりとかそういうサブカル的イヤな読みがいろいろできるなあと思ったりもしたけれど。そんなこととはあんまり関係なく普通に楽しかった。

_しかし断固一点書いておくべきなのは「初音ミク」の「出演」の部分のことだろう。

(歌う)人がステージに立ってないのにアーティストが出演している、という超現実っぷり。シャロン・アップル in マクロスプラスが現実に! なんてもうあっちこっちで言及されてることだろうけど。

しかし目の当たりにしたインパクトはあまりに強かった。皆がステージを見ていて、でもそこにはスポットライトを浴びるボーカルの姿がないという図。ボーカルという特権的存在を脱臼したその先にあったのは、他の演奏者の復権ではなく、逆に音楽の成立における人の関与という特権がそのまま奪われるのかもしれないというパースペクティブを突然感じて、あまりのSFっぷりにすごくクラクラした。あまりにも批評的な現実がそこにはあり、音楽イベントでこれやっちゃうのっていいのか、と本気で思った。

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8.30

@岡ゲーマー的選挙視

総選挙の投票行ってきた。

_ということで本当は数日前に思いついたんだが気づくと今日になってしまったネタを書いておく。今回の総選挙での各党の選挙戦略を眺めてみての感想。

「戦略」として見たときにちゃんと頭使ってるなあ、と思えるのは共産党と幸福実現党。

共産党は言ってる内容は相変わらずの大きな地方政府指向なんだが、国会の中でどんなプレゼンスを目指すのかが明解で、「現状は変えたいけど民主党を大勝ちさせたくない」層にターゲッティングしているのだろうなというのがよくわかる。

幸福実現党はある意味今回もっとも「政党」らしい主張を展開していてとてもくっきりとした小さな政府指向を打ち出して、期待されているがどの既存政党も唱えてくれない「主張の空白地帯」にどっかり座り込んでしまおうという雰囲気だ。しかし透けて見える背景組織ゆえいったいまじめに政治やるつもりがあるのかが怪しいあたりが微妙。

下手とかそういう問題ではないのが社民党と国民新党。前回(4年前)と言ってることが変わらなさすぎる。為政者たろうとするのにその情勢をまったく見据えない姿勢ってなんなの? そもそも「選挙」ってゲームにまじめに参加してるの? 馬鹿なの? 死(ry

みんなの党は、たぶんすごくまじめなんだけどそのまじめさの空振りっぷりが辛い。リバタリアンの心をがっちり掴もうと思ってるならまずその政党名がないよなー、と思う。

新党日本は主張そのものはまとまっているし個人的には共感できる部分も多いのだが、「比例区なんて人気者投票」という本質にあまりに忠実な鉄板ぶりはあまりにマチ・ハメゲー臭。

民主党はなんつうか原則チートだよな今回については、という。そもそもこの不況って自民党の失政のせいじゃないだろ? 詰め腹切らせる相手がいるとすればグリーンスパンかバーナンキかとかじゃねえの? という意味でゲームをあまりにゆがめまくるプロパガンダ強い。この国においてはそれこそが政治だ、という話はあるがそんなんで国家システムを運営して欲しくはない。

だからって自民党はその状況にあまりにガチで組み合った真っ向ネガティブキャンペーンですよ。まああたえられた環境の中で最適っぽい戦術を取っているとは言えるけど、それはある意味この1年の政権運営の姿そのまんまだよな。今の内閣の仕事は本当に悲哀に満ちたインテリの仕事すぎる。

なんというか安定した基盤の上に実績唱えて訴える公明党の姿があるべき姿に見えてこまる。いや実際、ターゲッティングも明確だしゲームに望む姿勢としては間違ってないとは思うのだが。実際結果も残してきてるわけだしなー。

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