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丁度一月前に、恋人が死んだ。
サイクリングに行きたい、温泉行きたい、いつか一緒に住もう、結婚しよう、そういう諸々の約束は全て嘘になった。
そのくせ彼女は僕のあげた大したこともないプレゼントを大切なものだから捨てないで、と言い残して去った。それを最初に聞いたとき、僕はひどく救われた気持ちになった。
あなたを一番にはできないから、やっぱりあの人が好きだから、それだとあなたに悪いから、別れようと何度も言われた。僕はそのたびにそれを拒んだ。そんなことは最初から承知していたし、三年だか五年だか十年だかもあれば、そんなのどこかに吹きとぶと思っていた。ただ、彼女が「私のために」と言えば、僕は素直に別れていたかもしれない。でも彼女は、いつでも「僕のため」としか言わなかった。
ぼくの大したことのないプレゼントを、彼女は何故大切だと言ったのだろう。
「僕のため」だったのかもしれないと、思ったりもする。それで僕が救われるであろうことまで知っていて、だから彼女は旅立ちの立合いにそれらを持っていったのかもしれない。
_別れるなら、彼女が勝手に決めるのがいいと思っていた。半ばぐらいはそのために僕は彼女と恋人になるのだと思っていた。いつか僕が彼女の恋人でなくなったときに、彼女が先を見つめていられればと。そうでなければ、一生彼女の傍にいるのだと。
果たして、彼女は勝手に決めた。だが、最後まで僕の恋人のままだった。僕はまた誰かと恋をするかもしれないが、彼女はもう恋をしない。
もっと傍にいたかった。もっと笑って欲しかった。もっと、もっと。
_まるで救われたような、穏やかな気持ちが、もどかしい。こうやって癒されていくのだと知っているが、もっと激情したいという気持ちがくすぶっている。
だから僕はこうやって、静かに、静かに、激情する。たくさんの嘘をついた僕と、たくさんの嘘をついた彼女を共に踏みにじるように、激情する。
悪童日記[ISBN:4-15-120002-9]、ふたりの証拠[ISBN:4-15-120012-6]、第三の嘘[ISBN:4-15-120016-9](アゴタ・クリストフ著)読了。
生きるということの醜悪さをそのまま本にしたような三部作。第一作だけでも普通に衝撃的な作品だが、続く2作が全てを破壊していく様は衝撃を越えて快感でもあった。あるいは、「書く」という行為そのものの醜悪さの現われなのかもしれないが。
こういう三部作の書き方もあるのだなあ、という驚きも含めて、「読んでおけ」と言いたいレベルの作品。
ANUBIS -zone of the enders-[2003,KCEJ,PS2]クリア。前作は少し触っただけなのだが、「映画的」ゲームとしては格段に進歩しているな、と感じる。やってることはメタルギア・ソリッドとそう変わっているわけではないが、いろいろとしちめんどくさいメタルギアシリーズと違って力任せの快感が気持ちいい。
バーチャロンが「進化」の過程でなくしたシンプルな爽快感のDNAも重要なのかなあ。そのへん、夏までにあれこれ遊んでGameDeepのネタにしてもいいかもしれない。
前々から構想だけは持っていた、微妙なもののリライトを始める。
面白いとか良い作品だとか、そういうことはどうでもいいと思いながら、ゆっくりと書く。彼らになりながら言葉を紡いで、あるいは手を止めて、そうしている一瞬一瞬が楽しい。そうして知らないなにかが明らかになっていくのが楽しい。
こういう感覚は、久しぶりだ。
他人の書いたPHPスクリプトいじり。
以前自分が書いたクラスが流用されていて、それがまた自分でいうのもなんだがよくできている(=もう触りたくない)シロモノで、問題はその上に他人が書いた部分。
バッチ処理という意味ではわりかし綺麗なコード。ただし、実際の処理内容は「元データ群を分類する→分類された小データ群をHTML化する」であるのに対して、そのコードでは処理をDBから出てきた順番でバッチ処理している。ということで、そのコードを見るとデータの流れとしてはわかりにくくなっている。
一回限りのバッチとしては非常に「アリ」なコードなのだが、年次で作業が行われる(しかも毎年少しずつ作業内容が変わりそう)ことを考えると、データの流れに沿ったコードにしておきたい。ということでゴリゴリと書き直し作業に入るつもり。
お仕事の続き。
インチキなスクリプトを書いて仕事が更に楽になるようにしてみたりとか。あまりにインチキ過ぎてセキュリティ的にはもにょもにょなので、テスト&作業の後はせめて実行パーミッションを落としておくことにする。実行パーミッションを変えることのできる輩は同等のものを作って設置して動かすことが出来るはずなのでこれで十分。
そんなこんなでレシピの準備はばっちり(なはず)なので、後は材料が届くの待ちか。
サッカーライフ!、プレイ中。正直サカつくのあまりの面倒くささ(好きなんだけど、そんな時間かけてられねぇYO!)に辟易していた我が身には丁度よい規模のサッカー気分を味わえるゲーム。
やってることはひたすら作業なので、後はそれが楽しいかどうか。ってことは要するにサッカーが好きかどうかに全てがかかってくるわけで、でもってそれを楽しめるぐらいには俺はサッカーが好きらしい。
進化の方向としては、データ量よりは質のゲームになって欲しいかなあ。どんどん太る攻略本がこの手のゲームの悪い点だと思うので。あ、とりあえず操作性アップは必須だけどなー。と、つらつら書いてきて気がついた。俺が欲しいのって、パワプロのサクセスモードのサッカー版なのか。
世界にはれっきとした温度差がある。
彼女が30000余のうちの1に過ぎないことを知っていても、その1は僕には重すぎる。だが、30000という数字を見ても僕はなんらかの重さを感じたりはしない。
_ブラウン管の向こう側で必死に奏でられるその騒ぎだって、距離と画面とその他諸々を隔てているから、正直僕には関係ない世界の出来事だ。だから、たかが3のために、1億3000万の乗った船のプライドを捨てるなんてありえないなんて言える。
でも、たかが3としてではなく、かけがえのない1だけしか見えない人にとっては、違う。彼らは温度差の向こうにいる。その1はひどく近しく熱を持ち、だから彼らはその喪失を是が非でも避けたいと思うだろう。彼らにとっては、それが世界だから。
_今から彼女を30000余の中から引きずり出せるなら、僕はなんだって売り渡すと思う。そういう温度差が、世界には、ある。
悪趣味イベント無事完了。第二回はあるのか?
終了後にAsoBitCityの最期を看取りに行って、なぜか合流したくわね氏と謎クローン作成のためには、という微妙なテーマでちょこっとだけPinky話とか。
なにはともあれ皆様、お疲れさまでした。
これで動くだろー、と思ってたかをくくっていたら、search.cgiがバイナリなのを忘れていた。バイナリなのに構わず置換なんかかけたらそりゃあcore吐いて落ちますがな orz
Grand Asian Campaignを日本で。戦国時代で勃発しまくる反乱に対処仕切れなくなって国が数度転覆したところでギブアップ。
税吏官すら立てないで、反乱確率を可能な限り抑えるべきなのだろうか。インフラ上げて芸術学校がいいのか、はたまた陸軍技術を上げておくのがいいのか。どっちにしろ金貸しで資金を作っておくのは重要。あと、ある程度は諦めが肝心という気もする。
つつがなく大した仕事がなかったので早めに会社を出てC.F氏と今日開店の新AsoBitCity1番館へ。
駅から裏口の近さにまず驚く。次に中に入ってから狭さに驚く。1Fの本屋はかなりありえない狭さだった。地方の駅前の狭い本屋並の密度感。上の方のフロアはましというか、なんとなく普通に感じる狭さ。
その後旧T-ZONE AKIBA PLACEの5,6Fに出来ていた新古書店へ。こちらは、まるで在りし日のAsoBitCityのようなありえない広さだった。っていうか、空いてたらここに移転してたんだろうなあ>ABC