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1.SMIL Bostonについて

編纂者
Aaron Cohen (aaron.m.cohen@intel.com) ,Intel
Thierry Michel (tmichel@w3.org) ,W3C

目次

1.1 はじめに

この文書は 同期マルチメディア統合言語 (Synchronized Multimedia Integration Language:SMIL,"smile"と発音する) の"Boston" バージョンを規定する。 SMIL Bostonは次の2点を目標としてデザインされている。

SMIL Boston はマークアップモジュールのセットとして定義される。 これは、SMILの機能を表現するためのXML構文を規定する。 すべてのモジュールはDocument Object Model(DOM)に基づいている。

SMIL Boston では、DOMへの準拠性の低いSMIL1.0構文を非推奨とする。 最も顕著な例としては、 ハイフン付きの属性名をハイフンなしの属性名に変更したことが挙げられる。 たとえば、属性名clipBeginは属性名clip-beginより望ましいとされる。 SMIL Boston モジュールは(アプリケーション統合の阻害とならないよう) SMIL1.0属性に対するサポートを要求しない。 application/smil文書の再生機能(あるいはなんらかのSMIL文書の処理・表示機能) を持つアプリケーションであるSMIL文書プレイヤーは、 推奨されないSMIL1.0属性名を、 SMIL Bostonでの新たな属性名として扱うことを求められる。

この仕様書は各モジュールを解説した以下のセクションによって構成される。

また、この仕様書では、上記の各SMILモジュールから、3つのプロファイルを定義する:

最後に、この仕様書では多くのSMILプレーヤーにサポートされるべきである、基本的メディアフォーマットを定義する:

1.2 謝辞

このドキュメントは Synchronized Multimedia Working Group (SYMM - WG)によって作成された。 WG は次のメンバーによって構成される。


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