予告ページ:「夕闇はただ茜色」

「しかし学園エヴァって多いねえ」
「Qを筆頭に3桁は下らんわな、そいで?」
「いや、なんか俺の求める学園物と違うなーと」
「ふーん、ま人には好みってもんがあるのは解るけどな。それでお前の求める学園物ってどんなのだよ」
「そうだな、基本はやっぱり『うる星やつら』とか『さすがの猿飛』だよな。それに『ねらわれた学園』に『時をかける少女』、『暁はただ銀色』、『幻のペンフレンド』もぜひ押さえておきたいな」
「『時をかける少女』の代わりに『タイム・リープ』ってわけにはいかんのか?」
「あ、あれは悔しいからダメ。こんなんアリか!ってのと、やられた!!ってのがな」
「ふーん、ま、いいけどさ。よーするにヤングアダルトじゃなくて、ジュブナイルが好みなわけね」
「そそそ、そーゆーこと」
「でもさ、読者の年齢層のことを考えたことがあるか?」
「…ああっ!」
「『ああっ』ぢゃねーだろよ」