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初心者向けボードゲーム考

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初心者向けボードゲーム考

結婚して引っ越してから奥様の友人が何度か遊びに来ることがあって、するってえと幸か不幸か初心者にボードゲームを教える機会が増えている。

もちろん好きなゲームとかやりたいゲームとかはあるのだが、しかしそれと初心者向きのゲームとは違う。今のところ、カルカソンヌ、ブラフ、トランスアメリカ、コロレット→ズーロレット、というチョイスをしていてそれなりに好評な感じなのが幸いか。

_今後もこういう機会はあるだろうから、この際どういうゲームが初心者に向いているのか考えてみた。私思うに、以下の要件が重要ではあるまいか。

1つめはおそらく最重要。ゲームの終わりが見えない初心者が、それでもゲームを終わらせるには「行動すればゲームが進む」構造が不可欠だ。最近だとストーンエイジとか誰にもオススメなどと思っていたが、あれは「得点を取りに行こう」「ゲームを終わらせよう」という意志がないとゲームがそもそも終了しないのでこの点で不向きであると考えを改めた。2つめ。せっかくマルチプレイヤーズゲームするんだから、インタラクションはそれなりに強くないといけない。ソロプレイするならビデオゲームの方が面白いのだから、ボードゲームの面白さを教えるためにはやはり他人と絡まないと。「みんなで遊んでる」気分になるのはとても大事だしな。

3つめと4つめは同じ話の表裏か。ゲーム中に出てくる決断の局面は、単純でありながら、それなりに重要度が高くあるべきだと思う。細かい選択肢を幾重にも積み重ねて行くようなゲームだと、そもそも選択の意味が理解できないまま終わってしまう。そんなタイプのゲームだとプエルトリコとかサンファンとかが好きなんだが、どちらも初心者向きではない。

_という基準をもって眺めると、かつてボードゲームを教え込むときの王道的地位にあったカタンは意外に初心者向きでないのだとも気付く。終わらせ方は微妙にわからないし、インタラクションをガン無視してもゲームは進めてしまえるし、細かい選択肢の積み重ねを競う構造だし。そのあたりの、最初の壁を抜けた後の展望の広がりは圧倒的で、ボードゲームに必要ななにもかもが詰まってるとも思うのだが、やはり初心者を中級者に育てるためのゲームではあっても初心者向けのゲームではない。

カルカソンヌは比較的よいチョイスだ。ブラフもまあ悪くない。トランスアメリカはいまいちな気もするが、鉄道系ゲームへの布石としてはアリだろう。コロレットはおよそ完璧なチョイスで、しかも中級者への入口となるであろうズーロレット/アクアレットの導入がしやすくなるというおまけまでついてくる。

そして最近だともっとホイップを!が圧倒的に初心者向けであろう。おまけにこのデザインは数学的にも美しい。これは久々にコロレット並みに完璧なデザインのゲーム。入手できるようになったら是非買いたいところ。

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