Whiteのふりーとーく

冬の街の陽

About this Page |過去分一覧

近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS

< 弁解と認識と回想と惚気、もしくは告白 | ちかごろ。 >

 

冬の街の陽

久々に自転車通勤したのは引越先侯補の昼の姿を見てみたかったということなのではあるが。走ってみての印象は、冬の北向きとかあまりに辛いなあ、というものだった。

東西方向の道で、道に迫って高い建物が立っていると、その影となる部分が本当に寒い。これが南北方向になると多少はマシになるが、都心あたりで斜線規制ぎりぎりの中高層の建物が並んでいると、これもやっぱり寒い。父の実家が山に挟まれていて冬場などは午後3時過ぎには日が稜線に沈むかというところなのだが、それとまったく同様の構図だと思う。

人の生活には日照が必要で、高密度化を保ちつつ共有部分にはきちんと日照をもたらしたい、とかそんな設計思想はどこにも感じない。容積率を考えて空間を空けていればいいってものではないはずなのだ。より大きなデザインの中に、目的を持ってデザインを埋めこんでいく。そういうあたりまえがないまま事が進むとこうなるのだな、と思い、それは自分の目先の仕事でも同じか、と思い至った。

TrackBack ping url:

名前

TrackBack:


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp