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< アニメ観録 | なにかがおかしな概算 >
日曜日は薬抑え目で過ごしてみる日、ということでやや頭痛を感じながら家でごろごろと「雲のむこう、約束の場所」「∀ガンダム I 地球光」「∀ガンダム II 地球光」となんとなく流す。
_雲のむこう、約束の場所は映画館で観たときにこれは映画じゃあないというひどい感想を書いたのだけど、やっぱり映画じゃあないという思いを強くした。3DCGで作ったオブジェクトの中で気持ちいい画面を作るために極端なカメラ位置を意識しているな、というのが今回見てのの発見。そうやって作ったエキゾチックな映像が、ひたすら並んでいる。映像快楽のキメラ、という印象。
で、スタッフロールを改めて見ると撮影(キャラ絵と背景の合成、という工程なんだろうけど)と音響監督も新海氏の名前になっているのね。トップダウンで指示(=コンテ)を下ろした後、工程の最後でも再び画面の見え方の最終調整を行ってるって事だろう。監督が作画監督兼ねるよりももっと強く映像の仕上がりに監督が関与できるという点で、アニメーション映画の作り方にはマッチしたやりかたなのかもしれない。
押井守がイノセンスでやっていた、上がってきたアニメ映像を最後にデジタル加工で自分の映画のための部品にしてしまう、というのと似ているような気もする。
_∀ガンダムはまあ、頭おかしいよ! としか。なんでこの密度で話が成立すんのかなあ。すげいよ、ほんと。