近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS
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GD#で原稿にすべきかもなー、と思いつつ鮮度のために今書き散らす感じ。もしくは下書きとも。
_コヨーテラグタイムショー
動くこと、見ている間の映像快楽、という点では夏期もっとも強力な作品だった。しかしシナリオはぶっちゃけぐだぐだ。演出もキャラ立てることより動く快感に走りがち。つーことで、おいしい設定を発揮しきれずに終わってしまった感じ。それでも気持ちいいんだけどさ。気持ちいいからこそ文句が出る系だな、たぶん。
_ゼーガペイン
今期一番楽しみに見てた作品。とにかくきっちり計算され、化けるべくして化けたシリーズでありました。しかし序盤からずっと感じてきたメカの格好悪さがようやく解消されたのがラスト3話とかなのが悲しいところ。やっぱり3DCGメカに芝居をさせるには、シリーズ半年ぐらいは続けないといかんのだろうかやっぱり…とか。技術は進歩しているけれど、2Dのアニメが持っていたウソの快楽を取り込む手法は未成熟なのかな、と改めて感じてしまった。シナリオとかシリーズ構成がすばらしかっただけに。
あと個人的にはあれだ、普段はまあ話を眺めてる&技術面を見てる系なのに、ゼーガに限っては「だがカミナギは俺のものだ」とか言いたい俺がいるのとか重要かも。
_「僕等がいた」をへろりと見てみた
継続視聴はしてないんだけどへろりと観てみたら、面白い画面の作り方をしてるなー、と思ったので。かなり意識的に画面を白くしている。最前面は外側に行くほど白く、あるいは画面の奥に行くほどオブジェクトが白くぼけていく。――少女漫画の画面が持ってる「白さ」感をアニメに持ってくるための処理なのかなあ、と思った。アニメだとどうしても色がついてしまって、漫画の印象に対してカラフルになっちゃう。それを抑えて原作の持ってる色感に近づけるための工夫。おそらく通常工程のあと、デジタル加工で白くしてるんだと思うけど。ぐりぐり動くとかそういうことはなくて、むしろ漫符とか頻繁に使われててかなり紙芝居的だけど。でもこういうデジタル制作の使い方もあるんだな、と感心。