近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS
< 見たものとか | 2006FIFA W杯 準決勝 フランスvsポルトガル >
ゴールドベルグ変奏曲{五代ゆう、HJ文庫}読了。デビュー作前に書いた長篇を成文無調整でお送りというおよそありえない形式での出版でありながら、存外完成度の高い一冊でありました。中味はSFっぽいフレーバーが入っているだけで「骨牌使い〜」までの五代ゆうそのものですが! 言い替えればこの時点で第一期としては完成していて「骨牌使い〜」までは惰性に近かった(スケール感は増して行くんですが)んだなあ、というのを再確認。改めて、五代ゆうが日本ファンタジーノベル大賞に応募できていれば今頃どうなっていたのか、と考えさせられてしまったのでありました。
ということで、五代ゆう作品が好きな人ならまあ買えと。あとはネザーワールドシリーズ{東 佐紀 ,集英社スーパーダッシュ文庫}とか、戦う司書と恋する爆弾{山形 石雄,集英社スーパーダッシュ文庫}が好きな人とかにもオススメ。