Whiteのふりーとーく

2006FIFA W杯 グループH スペインvsウクライナ

About this Page |過去分一覧

近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS

< 2006FIFA W杯 グループG フランスvsスイス | 2006FIFA W杯 グループB イングランドvsトリニダード・トバゴ >

 

2006FIFA W杯 グループH スペインvsウクライナ

前半20分にもならないうちにスペインがセットプレーから2点。しかしウクライナも苦しいながらなんとかペースを掴もうと足掻いているうちに前半終了。夜の試合ならいざ知らず、昼間の試合ではウクライナは苦しいなあ、と思っていたら後半開始早々、47分にゴール前の飛び出しを服を引っ張って妨害した…ということでウクライナDFワシュクにレッドカードが。故意の得点機妨害であるからカードが出るのは理解できるが、PKになるしそんなに酷いファールでもないしイエローが妥当に思えたのだが……ひょっとして今回のFIFA様推奨の厳罰事項だったりしますか?

ということでただでさえ厳しかったのに10人になりPKは実にさっくり決められて3-0。人数が減ったことで囲んで奪ってカウンター、というウクライナのゲームプランはほぼ完全に破綻した。こりゃもうスペインの圧勝に見えたし実際スコアはその通りだったのだが、ある意味スペインの本領発揮はここからだった。

確かに今回のスペインは強い。自慢の攻撃もそうだが守備的な選手のレベルもなかなか向上していると思う。

しかしながら、このチームには試合運びという概念が致命的に欠けている。少しは省エネに入ればいいのにちっともそんな気配がない。選手を下げて温存を図るのが精一杯で、華麗な攻撃を繰り返す。確かに81分の流れからのF・トーレスの得点は見事だったがその直後、カウンターを食らいDFがいなくてGKカシージャスが慌てて飛び出したがかわされた――ところをプジョルがなんとか体を入れて阻止、という一連の展開が実になんともスペインだった。負けてるならいざ知らず、勝っててもこれをやってしまう、そのへんのメンタリティがスペインの勝負弱さの根幹にあると思うのだがなあ。

楽なグループだし一位突破はすると思うのだが、勝負強さを持ったチームと当たったとたんに大撃破されそうな予感が漂ってくる試合であった。

TrackBack ping url:

名前

TrackBack:


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp