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2006FIFA W杯 グループC アルゼンチンvsコートジボアール

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2006FIFA W杯 グループC アルゼンチンvsコートジボアール

試合はどう見てもコートジボアールのペースで、それを粘り強いアルゼンチンのディフェンスがなんとか1点に押さえ込んだ。そんな展開だった。もちろんアルゼンチンも攻めていたが、いまいち迫力には欠けていた。リケルメがボールを持ったときさえ除けば。

リケルメは本当にひどい選手だ。守備の局面はおろか絶好のカウンターチャンスでも走らないし少しはボールを持てという場面でも平気で適当にボールを戻す。しかも持つときは実にわがままに延々ボールを持っている。チームプレイなどどこ吹く風だ。TV画面でもわかりやすいし、会場でもきっとわかりやすかろう。なんの意図もなさそうになにやらふらふらしている奴がいたらそれがリケルメだ。

思うにアルゼンチンという国でなければこんな選手は使われまい。格の問題ではない。歴史の問題だ。かの国にはマラドーナという前例があり、彼のためにチームを作った歴史があった。だからリケルメのためにチームを作れる。

そのリケルメが、なんにも言えなくなるような決定的な仕事をする。90分間で活躍する場面は片手で数えるほど、しかしそのいちいちが決定的。そのために残りの10人はひたすら走り、リケルメにボールを送り届ける。リケルメが決定的なパスを出し、FWなりがそれを叩き込む。それが2回。

まったくひどい話だ。確かに凄いが絶対に優勝して欲しくない、今回のアルゼンチンはそんなチームだ。

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