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JASRAC、2005年度業績説明会を開催。ネット配信が停滞−著作権保護期間の延長不要論は「バカげている」
船村会長の以下の発言がステキすぎ。
「我々作家は一曲一曲魂を込めて、一生懸命作っている。これが命の綱。それをどんどん短くしろと言う。そんなバカな話はあるか?」
駆け出しの作曲家が同じこと言うんならまあ納得できるけどね、JASRACの会長とかいういかにも他人の著作権踏んでも握りつぶせそうな人が言うとまったく信用できない発言になるわけで。
_ところで旋律として認められる最小単位(4小節だか8小節だかだっけ?)の中で、一般的な12音階の下で発生可能な全てのパターンを網羅した楽曲というのを考えてみると面白い。実際には音符を無限に小さくできるので無理だけど、まあ64分音符ぐらいまででやればなんとかなるか。あと三連符と付点音符と複付点音符、休符ぐらいまでは網羅しよう。
という理論の下に出来るのは(音符&休符の列)×(音階の列)というマトリックスを展開しただけの楽曲。現代音楽としてはアリなんじゃないだろうか。'Matrix of all melody : 64'とかいうタイトルが付くとそれっぽい。
さてここでアイデアを開陳したけどこのアイデアはどこまで展開したら曲として認められるのか。曲として認められたとして、たぶん既存の楽曲の旋律をそのまま使ってる部分があるのでそのへんはどうなるのか。じゃあ法的に訴えられたらそこ削るよ、という曲にした場合にそれ以上(誰かが)楽曲を作ることってのは可能になるのか。もちろん音符は無限に小さくできるし7連符とか13連符とか作ればそっち方向でも無限に展開できるけどね。でもこいつを避けようと思ったら酷く不自然な歪んだ音楽の世界ができ上がることは間違いない。法律でその曲だけを禁止する? だったら分割するよ、適当なサイズ毎に。
…まあやらないけどね、誰かやってみると面白いんじゃない?