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正直微妙かなー、と思っていたゼーガペインが第六話で一気に設定を開陳して急に面白くなってきた。超ぶっちゃけると「伊東岳彦人脈で作るエヴァ」なのだけれど、その計算ずくっぷりが大変にすばらしい。
ラーゼフォン=出渕やらアクエリオン=河森とかそんな感じで年に一作ぐらいはエヴァの再生産的プロダクトは発生しているのだけれど、ゼーガペインはついにエヴァと同じ平日18時台という時間帯を確保しているのが特徴的だと思う。ちなみに昨日導入したばかりのRDシリーズのおすすめサービスで総合16位、アニメに限ると5位。春新番アニメでゼーガペインより上位につけているのはNANAのみなので、このデータを鵜呑みにするなら今期開始のオリジナルアニメ作品としてはNo.1の人気を確保しているということになる。
あるいは(エヴァから)10年経過という絶妙な間の空き方とか。この10年の流行りものを絶妙に取り込みつつ、でも話の中心にはちゃんと伊東岳彦っぽいモチーフを据えている。宇宙英雄物語を追いかけていた身としてはワンポケット作家ぶりが垣間見えて面白い。だが同じものと感じさせまいとする手口の変え方は見事。
ということで、後からじわじわと人気が出てくる可能性は高いと思う。エヴァほど爆発するかってーと微妙なとこだけど。あと、プロジェクトとして再視聴環境を用意してないのはいまいち現代的でない。エウレカセブンの激しい再利用ぶりとかをもう少し見習って、深夜再放送枠を確保するとかすれば化ける…かな?
white : 補足。RDシリーズのランキングはあくまで番組枠の予約数ランキングなのでUHF局系放映の番組(ハルヒとかな)はどう頑張っても浮き上がってこない。というあたりでもすでに鵜呑みにするのは危険。