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金曜日の会社帰りに地元の店でへろっとFinal Fantasy XII購入。
当初買うつもりはぜんぜんなかったのですが、初期プロデューサーが松野氏、エグゼクティブプロデューサーと称する事実上の後任プロデューサーが河津氏なのをインタビュー記事見て思い出して急遽購入の方針に。どこまでもゲームな手触りのものを作る河津氏がFFを作るとどうなるか、というあたりに興味があったので。
_全然ダメで空中分解しているか、あるいはきちんとゲームをしているか。どちらかだろうと思っていたのですが、想像以上にFFかつゲームでありました。ムービーはきちんと映像作品としての情報量を持ち、ゲーム部分は基本的にストレスフリーでありながら頭を使う部分をきっちり残している。特に7以降のFFが目指してきた「映画を操作できるようなゲーム」をこれまでのシリーズとは一段違う完成度で成立させている、というのが10時間強遊んだ時点での感想。
_シナリオはいかにも松野であり、かつゲームとしての手触りはとことん河津。今までの河津ゲーと予算規模が違うなあという笑いと、予算規模に応じてやってることの精度・密度が上がってるだけで基本的なやりくちはそう変わってないという驚き。細かいところのストレス感のなさ(開始直後のコンフィグ画面とか、アイテム並べ替え操作とかは特に!)も実に良い感じ。
これは久々に手放しで人に勧められるFFかも。躊躇している方は、是非。