Whiteのふりーとーく

実験作がなぜ売れないのか。

About this Page |過去分一覧

近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS

< 週末の予定 | 週末強行軍の報告 >

 

実験作がなぜ売れないのか。

エロゲの実験作が失敗する理由ってそもそも「実験作は失敗しやすい」という前提を忘れてるんじゃねえのかと思う。個々の作品について原因を分析するのは有用かもしれないけど、総論的にくくるにはそもそも設定した枠に無理がありすぎるような。

_実験作とは名が現す通り本質的に実験的なもの。何に対する実験かというと既に確立された方法論のある安全な道に対する別の道を模索するところ。というわけで、それは「実験する!」と決めた最初の選択からしてギャンブルなのであって「ギャンブルが外れる」のに理由もクソもない。「ギャンブルとは外れるもの」なんだから。

もちろん純然としたギャンブルではなくテクニックの絡むギャンブルだから、やってみて外した後で「何が良くなかったか」を論じることはできるだろう。で、適当なフィードバックをかけることもできるだろう。

しかし作る段階から危険要素を排除していくとそれは実験作でなくなってしまう。だってそもそも「実験要素」=「危険要素」なわけだから。

_まあ確かに実験要素というか作者の趣味に肩入れしすぎてジャンル本来のコアであるエロ/萌え要素をなげやりにするのは実験としてもやりすぎ…というか商売っ気なさすぎだという点には同感ですが。既にあるマーケットをある程度アテにしてやりたいことをやる以上、方便として使うマーケットまで無視しくさるには相応のブランドバリューが必要なはずだから。

TrackBack ping url:

名前

TrackBack:


御意見・御感想の宛先white@niu.ne.jp