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「民族」についての問題

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「民族」についての問題

江洲さんの終了の後段に対する反応。

_私が主につっこみたかったのは、議論を混亂させるだけの要素を持ち出すことに対してではなく、この二つが別民族といふ見解が歴史的政治的に問題となつたことはなかつた筈という見解についてです。政治的にはともかく、歴史学ではそれこそが問題とならねばならないのは言うまでもないことでしょう。私が問題としたい引用部を敢えて正しく言い替えるなら「この二つが別民族という見解が政治のための歴史の解釈として問題となったことはなかった筈」となるのではないでしょうか。

_さて、上段で指摘した事実をもって江洲さんが歴史と政治の話を混同させるためにある種のレトリックを駆使している、などと勝手な断定をしてもいいのですが、それは不毛ですしたぶんそんな意図もないと思いますのでやりません。むしろ問題は、'nation'と'ethnic group'が共に「民族」と訳されてしまっている現代日本語の罠にそのまんまはまって混乱していることだと思うのですが如何でしょう。(参考:WikiPediaの「民族」の項)

'nation'と'ethnic group'の区別がついていたのなら、今回の話は「琉球民族はethnic group」「日本人はnation」と言ってしまえばそれでかなりの部分がすっきりすると思うのですが(*1)。しかし実際の対話の中身を見るに、江洲さん、Vidさん共に(ついでに私も)両者の区別を欠いていたように見えます。

_江洲さんの望む文脈にのっとって議論を進めることを考えるのであれば、Vidさんの指摘は確かに議論を混乱させるまぜっかえしであるかもしれません。しかしそれ以前に、議論をするための土俵にすら乗っていないのであっては、議論を混乱させるもなにもないのではないでしょうか?

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