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戦う司書と恋する爆弾[山形石雄、集英社スーパーダッシュ文庫]読了。
他のラノベレーベルからじゃ出ねえだろうなあ、という意味で実にスーパーダッシュらしい新人賞大賞受賞作。おそらくはミヒャエル・エンデの「はてしない物語」のミンロウド抗のくだりから着想したのであろう、「本」というギミックを最大限に活かしたファンタジー。だが決して本歌に見劣りしない(と言うのは流石に褒めすぎか)物語であった。こういうのがときどきひょっこり出てくるからスーパーダッシュは侮れない。
_ほんとうはこういう作品はファンタジーノベル大賞が拾い上げるべきだったんだよなあ、という微妙な感も抱いてしまうのだけれども。