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< 出撃 | 今更…すらできないの事 >
郵政民営化について。
_この話については、何故郵政民営化が必要かというロジックがおそろしいほど説明されていない。大雑把に説明してしまえば簡単で、
とまあ、要するにそれだけの話なんだが。このロジックには反論できないから(反論すると「政官財癒着を続けたいんだ」と表明するも同然)、この大きなロジックの前には無視すべき枝葉末節(地方郵便局ネットワークの保持とか)を建前に反論になってない反論を、という構図だったのだと思う。
ところがその構図の根っこのところの上記のようなロジックがちっとも報道されていない(説明されているのかも怪しいが、説明されんでも推測できることを伝えないのも報道の態度としては問題があると思う)。その一方でろくでもない反論の方もやっぱり中味がろくに報道されていない。
_ところで小泉総理としては公約を建前に踏み絵を敢行したんじゃないか、と見ることもできそうだ。しかしなんと言っても頭が悪いのは民主党であることは疑いようがなかろう。もし本当に郵政改革(を鏑矢とした政府改革)を実行しようと思うなら、自民党の票計算が足りないところにつけこんで賛成して実を取れば良かったように思う。これはたとえば共産党とかでも一緒だが、共産党その他にそういう「政治」を期待するだけ無駄だろう。
_なんにせよ、自民党らしくないやり方で信の機会は国民に投げられた。これにどう応えるかは国民の義務、ってやつだろう。どう応じたかに関わらず、自民党が自民党らしい寝技の連発で元の鞘を作り上げるだけかもしれないが。