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魔法

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魔法

文章を書くことは「魔法」ではない。

あまのさんが文章について魔法を感じないのは単にあまのさんが「魔法のような文章」を書く必要がない、書こうとしていないから、に過ぎないのではないかと思いますけど。

_もちろん単純に意志を伝えるための文章なら魔法みたいなものなんてこれっぽちも使う必要がないしむしろ使わない方がよいわけですが、しかし確かに魔法のような文章というのは存在すると思います。

やまぐうさんに置いておかれてしまった詩なんかがまさしくそうですが、普遍性や知識をベースとしていながら、いやむしろ、普遍性や知識をベースとしているからこそ、ときに魔法としかいいようのない力で読むひとの心に響くことがある。そしてそういうものを書くとき、書けるときというのはやはり本人にもわからない魔法のような何かが動いているのではないでしょうか。それすらも言語化できるもっとすげえ人というのも世の中には存在しそうな気もしますけど、その人はさらに上の境界線ですげえ(言語化ではない)文章生成を行うんじゃないかなー。

_あるいは、魔法を信じるものだけが、魔法を使うことができるのです、というお話。

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やまぐう : Whiteさんのこの主張はその通り(だからこそ「詩を置いておいた」^^)ですが、絵描きに「ずるい」と言わせる文章書きがそれほどいないとか単純に意志を伝える絵がほとんど存在しないとか非対称な部分があるのではないかなあと言い訳。

White : すげえ文章書きは「ずるい」とは言わないんじゃないかと思うですけどね、究極的には(笑 「ならば俺もやってやる!」というのが真の魔法使いの魂というものでせう。

やまぐう : 話の流れに乗らなかったので触れなかったのですが、あまのさんのあの文章で、文章書きが絵を描く能力を「ずるい」って言うのがよくわからなかったです。挿絵描きを探すのにひいひい言っているのに自分できるなんて「ずるい」ってことなのかもしれないけど、挿絵描きを探している時点で「文章書き」から編集者(?)になっている気が。

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