近頃版/another blog@hatena/Wiki/BBS
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至福。たいへん満喫。
堅守のチェルシーが、対バルセロナにはこれしかないというカウンターを立て続けに決める、3-0になるまでの立ち上り。ワンサイドになるかと思われたがそこでバルセロナがややラッキーなPKを得て3-1。
そしてロナウジーニョの「ありえない」シュート。ディフェンスは完全にコースを消していた。空いているほうはGKがケアしていた。ところがそれを嘲笑うように、ないはずのコースをロナウジーニョの蹴ったボールがすり抜け、決まる。3-2。ゲームに勝っているのはチェルシーだが、本当に勝っているのはバルセロナ。前節2-1だったことが――アウェーゴールが俄然重要度を満してくる。
_後半。点を取らねばならないチェルシーと、点を取る以外のフィロソフィーを持たないバルセロナ。ペースを取り戻したバルセロナが例の如く高いボールポゼッションで攻めるも、チェルシーも鋭いカウンターを中心に打ち返す。点は動かないが前半以上に激しい打ち合いを動かしたのは、セットプレー。ジョン・テリーの打点の高いヘッドで4-2。再び権利はチェルシーに。
当然ゲームの様相は変わる。点を取らねばならないバルセロナと、点を取られなければいいチェルシー。攻めるバルセロナと、守るチェルシー。そして今度こそチェルシーは、残りの時間を守りきった。
_フットボールというものが世界にあることは幸福なことだ。改めてそう思わせてくれるだろうと予測したゲームは、果してその通りのゲームだった。